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テーマ:コミック一気読み(14)
カテゴリ:読書
コミックの「キングダム」を読走中である。
(読走なんて単語はないでしょうが、走り読みに近いかな) 「キングダム」は知ってはいたが、コミックにはさほど興味がなく、昨年まではどんな漫画なのかもよく知らなかった。 しかし、昨年長男の家でその本を目にして、パラパラと斜め読み。 面白そうだったので、「まだ持ってるの?」と聞くと、五巻までしかないという。 とりあえずそれを借りてきて読み終え、お正月に来た時に「続きが読みたいけど何巻まであるの?」と聞くと、70巻近くあるはずだという。 ヒェーッ! そんな長編なのだとビックリして、レンタルで借りるにしても大変だなあと話すと、 次男が「BOOKOFFで60巻セットで売ってたよ。買えば?」という。 もう本を増やしたくない私は、「私は買わないよ。もし続きを買った時には見せてよ」と頼んだ。 すると、息子たちはみな読みたかったらしくて、早速お正月のBOOKOFFの割引の日に60巻を買ってきてしまった。(私の言葉が背中を押したらしい) ビックリしたけれど、「読み終わったら貸してね」と頼んでおいた。 (次男はネットである程度読んでいたらしいし、長男とお嫁さんは農閑期に読まなくちゃと大車輪で読んだらしい) ということで、先月から私たち夫婦は日々「キングダム」を読み続けている。 夫はもともと三国志など古代中国を舞台にした小説を読んでいたので、それまでキングダムのことは知らなかったけれど馴染みやすい漫画だったようだ。 しかし私は、ずいぶん昔に「三国志」(吉川英治)があまり面白いとは思わなかったので、中国古代史についてはまったく疎い。 それでも、「キングダム」は始皇帝の少年時代からの青春群像の成長譚のような側面があり、なかなか面白く読み続けている。 現在50巻まできたのであと何日かで手持ちの本は読み終えるだろう。 それにしても、漫画家というものはすごいものだ。 基本的には史実を「史記」など記されていることをもとにしているようで、時々(「史記」にはこう記されている)という注釈があるのだが、あの数行でこのような物語を紡ぐとはと驚くばかりだ。 どの国の歴史の事実は誰も知らない。 後世に残された歴史書は、勝ち残った者の立場で書かれているものがほとんどだ。 そうだとしても、中国の歴史はこのような殺戮と侵略と謀略の歴史だったんだとあらためて思う。 それが今の中国の国と国民のアイデンティティなのかもしれない。 それにしても登場人物が多いので、途中で休むと誰が誰だかわからなくなりそうなので、早くキングダムをやっつけたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年03月07日 09時09分48秒
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