「HBC北海道文化塾」第一回 和田 秀樹先生のお話
今年は「HBC北海道文化塾」の受講を申し込んだ。会場の札幌までは電車を利用するし、講座料金も10回で23,000円。それほど高額でもないけれど安くもないという感じなのだが、今回はお話を聞いてみたい人が多かったので申し込んだ。費用や開校日(日曜日)であることが、友人を誘うのもちょっと遠慮して、私一人の受講だ。さて第一回目のこの日、30分ほど前に会場に行くと、もうかなりの人が席に座っている。講演が始まる頃には空席は見た目ではわからず、会場係がパネルで指示しているが、その係の人もなかなか空席を見つけられない状態。ざっと見たところ、今日の講演内容のせいなのかほとんど高齢者でそれも女性が多い。最近はこのような講座に参加する機会がなかったので、久しぶりのことで少しワクワク。さて、この日は和田 秀樹氏の「老いの正体」というテーマ。この方のことについては以前から知っていたけれど、お話を聞くのは初めてであった。今までの経歴のお話の中で、若い頃から浴風会病院で勤務されていたと知った。浴風会は関東大震災後に見寄りを失ったお年寄りのために、日本で初めての病院併設の養老院としてスタートしたため、最後までお世話して亡くなった後は解剖させていただくということで、高齢者の病理についての研究実績は蓄積されているという。そのことは初めて知ったのだが、そのような研究の結果でのお話は、説得力があると感じた。なるほどと思ったことは沢山あるのだけれど、全部を書くのには記憶も時間も足りないので、自分にとって関係あると思ってメモしたことだけ書いておこう。・現在の「臓器別診療」→薬の量が増える。薬を五種類以上服用すると副作用が出てきやすい。・高コレステロールや糖尿傾向で数値を下げると問題も出てくる。 コレステロールは免疫細胞の健康に重要。低血糖も低コレステロールも良くない。 高齢者の自動車の暴走は、薬による意識障害の可能性も高い。 糖尿の人はボケない。・85歳以上の人にはほとんど癌がある。検診で発見し手術や放射線治療が良いかどうかは?・感情の老化→前頭葉の委縮、セロトニンの減少、男性ホルモンの減少。・老いを遅らせるためにできることは沢山ある。 できることはやめない。 高齢者の自動車事故はそれほど多くはない。ニュースに取り上げられるから多く見える。 服薬の影響による意識障害が多く、本人が死ぬことが多い。(低血糖、低ナトリウム) (他を巻き込むのは高齢者ではない)・引退しないで働く→身体と頭を使う。・栄養をバランスよくとる。光を浴びる。バランスの良い運動→散歩が良い。動ける間は積極的に脳機能や運動機能を使い続け、好奇心を持ち、やりたいことをやり、ストレスのかかる付き合いはせず、インプットよりアウトプットを大切にした方が良いようだ。ということで、私も昨日インプットしたことをブログでアウトプットして、少しでも健康に老いていきたいと思う。ただし、記憶能力は落ちているし、久しぶりにメモを取ったら字がグチャグチャ。だから、ここに書かれていることを鵜呑みにしないで下さいね。あくまでも私のメモです。