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テーマ:絵が好きな人!?(4301)
カテゴリ:*** 旅行・美術館・博物館 ***
にほんブログ村 洋画家 北川民次とバッタについて書きましょう。 民次の作品には、しばしばバッタが登場します。 先の記事では、バッタが人の様に見えるとのコメントもありました。 そのご指摘は正解です。 バッタは、しばしば民次自身を象徴しているとも言われます。 バッタは、民次の長いメキシコ生活に由来します。 メキシコのある種族が、祖先の象徴として祀ったのがバッタでした。 民次は「バッタの哲学」で、次の考えを述べています。 「東洋的な社会では、幼児と老人に自由を与え、壮年者からは自由を奪う。 欧米的な社会では、壮年者には自由を与え、幼児と老人からは奪う。 つまり、東洋的な社会では、性的な活動が活発なものを危険とみなし、 抑圧するのである。 欧米的な社会を知るバッタ(民次)は、 東洋的な社会が如何にも人間性の否定であると感じられ、 嘆きが止まらない。」 極端な見方ですが、民次の作品に込められた思想でもあります。 そのため、民次は裸婦を描き、バッタを描きました。 巨大な裸婦とバッタが描かれた、CBC会館壁画。 この壁画で、民次は何を伝えようとしたのでしょうか? ●【モザイク壁画】 「CBC会館 壁画」 【 楽天リンクにも バッタが描かれた北川民次のリトグラフがありました 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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