ソフトの不正コピー
昨日のニュースによりますと、O大学とN大学で(どちらも国立大学法人)、一太郎ソフトを違法コピーして使用していたそうで、相当の額の賠償額を支払う可能性があるそうです。2004年5月にビジネス・ソフトウェア・アライアンス(BSA)より指摘を受けていたそうですので、対応や認識の甘さから、調査も相当な日数を要したのだと思います。最近のコンピュータにはOfficeシリーズの選択はありますが、一太郎モデルは、相当前になくなってしまいました。必要ならば、単品で買わなくてはならなかった訳です。ジャストシステムさんも、松下電器産業さんと著作権でもめてましたので、なかなか対応の手が回らなかったのかもしれませんが。ただし、大学ですからアカデミック価格がありますので、一般企業に比べれば安価に導入できたはずです。しかも、教育機関ですから指導する立場だと思うのですが、逆に大学等は不正コピーの温床とされています。中国地方の大学は昨年の9月には証拠保全の手続きまでとられていたそうです。しかし、国別で違法コピー率の順番をつけると、ベトナム、ウクライナ、中国、ジンバブエが90%を超えているそうです。逆に日本は、28%で下位10カ国に入っているようです。それでも、賠償額から行くと上位10カ国に入ってしまうとうい皮肉な結果です。日本の違法コピー率が10%低下した場合、2006年から2009年までの4年間における国内IT市場規模は1,240億ドルに達すると報告されています。また他にも、3万5,000人近くのハイテク関連の新たな雇用を創出するとともに、約240億ドルのGDP浮揚効果、さらには40億ドル近くの追加税収を生み出す可能性があるとまとめられています。今回の出来事は、セキュリティポリシーの遵守など、警鐘を鳴らしているものと思います。【家電10%還元祭】ジャストシステム【税込】一太郎2006&花子2006 スペシャルパック