カテゴリ:映画
最近多忙ですが、合間を縫って映画館に行きました。
映画館は水曜日は女性が多いし、1日は男性が多い。当たり前か。 見た映画は井筒和幸監督『パッチギ』。『サマリア』の予定も同行の友人が行かれず予定変更。 観客は意外と20代の男性が多かった。何に惹かれて来たのだろう? 感想は面白かった。ただただ単純にスクリーンに引き付けられる。 それは韓国映画の佳作のようなシンプルな面白さ。 舞台は1967年の京都。 日本が成長していると実感があり、日本人に「匂い」があった時代。 日本人の高校生と朝鮮高校の女学生の恋愛を軸にストーリーが進行する。 物語の中に恋、友情、性、喧嘩、自由、人生がちりばめられている。 そのそれぞれがバランス良く紡ぎ合わさりながら作品が作られている。 この微妙な配合を行った井筒監督には感心。小うるさいだけのおっさんではない。 作品の中で何度も歌われる「イムジン河」のタイムリーな使われ方や、 60年代の時代考証を完璧に表現したセットや衣装にも感心。 これを「在日韓国人の物語」と取るのは簡単だけど、自分はシンプルに青春映画として解釈。 エンディングロールが流れても席を立たなかった20代の若者達もそう見ているでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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