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カテゴリ:アンチエイジングの敵
みなさん、こんにちは。
THE猛暑ですね。 うちはクーラー使わない派なのですが、さすがに昨夜あまりにも空気が重たくて、めちゃめちゃ寝苦しかったです。 氷水をファシーの湯たんぽに入れて、頭上のあたりにかかるようにちょっと置いて寝ました。 若干マシでしたね。 ファシーの湯たんぽは冬も夏も重宝します。 さて、今発売しています雑誌「からだにいいこと」に久しぶりに登場しています。 たるみを防止するために、夏に気をつけていることというテーマです。 ところで、うちの畑では、こないだ種取りしたルッコラの種を植えて、早くも芽が出ています。 自分で種取りした、初の自家採種の発芽です!! わーい!感動!!二代目ですよ! 今後続々と、二代目の発芽が見られると思います。 これを続けていければ、本当にうちの畑仕様の在来種となります。 10年取り続ければ在来種、50年取り続ければ家宝種と呼ばれます。 家宝種、、、ステキな響きですね。 工藤夕貴さんは、今はダイヤモンドより種が欲しいと言い切っていましたが、その気持ちが分かる気がします。 種は命の源です。 しかし、この春ひどいニュースを読売新聞で見ました。 http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/cop10/cop100521_1.htm 国内では栽培されていないはずの、遺伝子組み換えナタネ(GMナタネ)が、愛知県知多市から三重県松阪市にかけて、伊勢湾を取り囲むように自生していることが、調査で分かったそうです。 名古屋、四日市港に輸入され、トラックで運ばれる途中にこぼれ落ちて発芽したようで、在来種との交雑種も見つかっていて、交雑によって生態系がかく乱される危険性が高いようです。 財務省貿易統計によると、昨年、植物油の原料として輸入されたナタネは約207万トン。 名古屋、四日市港には計33万トンが運びこまれています。 これを運んでいる最中のトラックからのこぼれ種でも、こんなことになるんですね!! GMナタネは除草剤に耐性があります。ナタネと同じアブラナ科のカラシナやブロッコリーなどとの交雑種も見つかっていて、津市内では家庭菜園のブロッコリーにナタネのような黄色い花が咲き、遺伝子検査でGMナタネと同じ除草剤耐性を持つことが分かったそう。 河川敷などに繁殖しているセイヨウカラシナとの交雑もすでに愛知県で見つかっていて、GMナタネを調査、研究している四日市大非常勤講師の河田昌東(まさはる)さんは、「生命力の強いセイヨウカラシナが交雑で除草剤耐性を持てば、一気に広がって在来の植物を駆逐してしまう。GMナタネの抜き取りなど、行政が対策を取る必要がある」と指摘しているそうです。 家庭菜園にまで遺伝子汚染が!もう、やめてくれよーーー! こうやって一生懸命、種取りして、在来種を育んでも、 遺伝子汚染された種と交雑するなんて、考えただけでぞっとします。 しかもね、カナダなんかでは、こうやってこぼれ種で交雑してしまった被害者であるはずの農家が、逆に「勝手に遺伝子組み換え種(GM種)を栽培している」とGMメーカーから訴えられて敗訴してしまう例も多く出ています。 そのため、ノンGMで頑張っていた農家まで、もうあきらめの境地でGM種を買って遺伝子組み換え栽培に切り替えているありさまです。 被害を受けた上に、訴えられるとか、もう考えられないよ~ 日本だけでも、なんとか守れないものなのか。 こうした原料の輸入もやめてもらわないと、今後水面下でどんどん交雑は広がっていくかもしれませんね。 この問題は、もっとみんなで監視しておかないと、このままでは力でねじ伏せられてしまいます。 遺伝子組み換え問題に詳しい安田節子さんのサイト しかもね、除草剤耐性を持ち、除草剤が少なくてすむはずだった、こうしたGMナタネはカナダで栽培許可された後わずか3年目で、科学者や研究者も予想しなかった「スーパー雑草」と呼ばれる除草剤をかけても枯れない雑草が新たに発見されました。 今まで使われてきた農薬では除草できなくなったため、2,4-D、パラコート、ジクワットという、人間に致命的な毒性がある農薬の使用がすでにはじまっています。 ひえーーーー!! カナダ農家での農薬使用回数を比較したところ、従来の栽培(1.78回)より遺伝子組み換えナタネの栽培の時(2.13回)のほうが、農薬の使用回数が多いということが分かっています。 環境に優しいどころか、こうしてどんどん環境は汚染されているようです。 日本で流通されている遺伝子組み換え作物は、なたね、大豆、トウモロコシ、綿実、馬鈴薯(じゃがいも)、てん菜、アルファルファです。 原材料欄に記載されている原料の3番目までに載っていて、原材料の重量に占める割合が5%以上でないと、遺伝子組み換えであると書く義務はありません。 しかも、醤油や油に使用されている場合は、表示義務はありません。 これらが原材料の加工品を食べる時には、メーカーに問い合わせるなどの行動を起こすことが、やがては大きな力になると思います。 なたね油、キャノーラ油は、かなりの加工品に使われてるので、特に注意して下さい。 日本に輸入されるナタネ油の80%はカナダ産の遺伝子組み換えで、次いで18%が非遺伝組み換えのオーストラリア産でした。 ところが去年からオーストラリアですら、遺伝子組み換えナタネの試験栽培が始まってしまいました。 このままでは、日本で流通されるなたね油、キャノーラ油の98%が遺伝子組み換えになってしまいます。 私は、こんな時こそ日本のなたね油を守ろうと、高くてもひたすら鹿北製油の国産なたね油を買い続けています。 自分でプロデュースするスイーツブランドの油も、最初からひたすら鹿北製油の無農薬の圧搾法の国産なたね油です。 3万円の美容液を買う人が、なぜか食用油は安物を買いたがる。 油は大事です。 細胞を包む細胞膜の原料で、女性ホルモンの原料。 これをけちって、高額な美容液をいくら塗っても無駄というものです! さて、そんな大切な油。 私がご紹介したいもうひとつの油はこちらです。 国産、無農薬、低温圧搾法の米ぬか油。 脂肪酸の種類は、酸化しにくいオメガ9。 オリーブオイルやアボカドオイルと同じ、オレイン酸主体の油で、悪玉コレステロールを下げる効果があります。 以前「ガンマオリザマックス」という名前で発売されていたオイルと同じ商品ですが、リニューアルされて、量が増えて、パッケージも名前も変わりました。 今は「和の玄米オイル」という名前になったそうです。 ↑美しい黄金色でしょ? オレイン酸のオイルなら、日本人ならオリーブオイルより米ぬかオイルが一番いいと前から思っているのですが、米ぬか油で、圧搾法の油はほとんど見当たりません。 ところがこれは、宮城県登米市で栽培されている自然栽培の「ひとめぼれ」(有機JAS)を、低温圧搾でぎゅっと搾っただけのすごく希少なオイルです。 和の玄米オイルのページへ 普通の米ぬかオイル、ならびにスーパーで売っている「圧搾法」と書かれていないほとんどの油は、どうやって作られているかというと、、、、 石油系溶剤のヘキサンを植物にかけて脂肪分を溶かしだし、その後、高温で加熱して溶剤のヘキサンを蒸発させます。 このあと、油に生じたガム質などをリン酸、クエン酸、シュウ酸などで除去し、カセイソ-ダなどでアルカリ処理を行ない、活性白土などを加え、油を漂白し、更に230℃~240℃で加熱して脱臭します。 最後に、発ガン性も指摘されているBHAやBHTといった合成の酸化防止剤が添加され、出来上がりです。 こういう作り方をされた油は、大切な栄養素やオメガ3脂肪酸は消え、トランス脂肪をはじめ、活性酸素や過酸化脂質などは増えています。 また、溶剤のヘキサンには強い急性毒性があり、多発性神経炎、肝機能障害といった慢性毒性も指摘されています。 ヘキサンは、最終的に食品に残らないよう高温で蒸発させて除去することがが義務づけられていますが、完全に除くことは不可能だと言われています。 これ、特に異常な油じゃないんですよ? 普通に、みんなが買っている植物油の作り方です。 圧搾法でない油は、本当にこういう作り方をされています。 低温圧搾法のこの和の玄米オイルには、米ぬか油の持つ栄養素が、損なわれずに残っています。 特にすごいのが「トコトリエノール」。 ビタミンEの数十倍の抗酸化力を持ち、活性酸素を抑え、動脈硬化を予防します。 このトコトリエノールが100g中50mgも含まれています。 また、油の食物繊維とも呼ばれる植物ステロールが100g中1350mg含有。血液中の悪玉コレステロールを減らします。 もちろんビタミンE自体も100g中40mgも含まれています。 そして、女性の更年期障害の症状やストレス症状の緩和に薬としても使われる「ガンマオリザノール」が100g中、1270mgも含まれています。 このガンマオリザノールは、紫外線のカット力も強いので、このオイルの化粧品原料用のものを、明日発売の日焼け止めにも使わせて頂きました。 こんな食べる美容液のようなオイルは、もったいないから加熱せず、ドレッシングにして頂きます。 種は種取りして次世代に命を繋ぐもの。 そして遺伝子組み換え作物や、溶剤抽出油は、もはや食べ物とは言えません。 ↓楽しく読んでいただけましたら、1クリック応援して下さると嬉しいです! 人気ブログランキングに1票投票する お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年07月21日 23時18分49秒
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