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カテゴリ:アンチエイジングの敵
みなさん、こんにちは。
GWはいかがお過ごしでしょうか? 先日、久しぶりに皮膚科医の友利新先生に会いました。 うちの店にもよくコスメやサプリを買いに来て下さるんですが、私の新ファンデの試作をすごく気に入って下さり、一緒にパチリ。 友利先生は、ケミカルコスメも使えば、オーガニックも使うと言う二刀流。 自分の体調や肌の状況を見て、両方使い分けるんだそうです。 先生みたいに、しっかり自己管理と自己分析が出来ていれば、そういうスタイルもありなのかもしれないですね。 私は鬼なのでケミカルはないですが、酸化チタン入り(ノンナノ)とチタンなしの二種類を作ったのは、近い動機ですから分かります。 ファンデはスキンケアとは違って「美しく装うもの」そして「紫外線を防ぐもの」という大前提があります。 使用してきれいになれなければ、使わないほうがマシ。 肌の調子やTPOに合わせて、しっかりカバーとノーマルカバーを使い分けるというのが、美容のバランスかもしれません。 しかし初めてお会いしてから、もう6年くらい経つと思うけど、相変わらず友利先生は超かわいかったです。 私とは10歳違うとはいえ、フルマラソン完走とか、とにかく自己鍛錬がすごいわ! 私も忙しさにかまけてないで、気合を入れ直そう!! とはいえ、私が頑張るのはマラソンじゃなくて顔の筋トレ! うりゃ~~~~~~っ!! 失礼いたしました(笑) 話は変わりますが、春だと言うのに畑の土留めの工事が終わらず、悶々としておりましたが、とりあえず畑が完成するまで、庭でプランターでトマトを育てることにいたしました。 今はマンションの1階に越したので、小さい庭があるんです。 とはいえ、ここのマンションは定期的な農薬散布があるそうで、土が相当怪しいので、直植えは無理。 入居してからは、うちの庭には農薬まかないでくれることになったんですが、築5年だから、それまでの農薬が気になります。 だからプランターでとりあえずやろうと思ったんですが、ホームセンターで売っている土はどのような素性か、何が混入しているか分からず怪しいし、しかも無肥料でやりたいとなると、直植えと違って通常の土では非常に厳しいし、、、 と思っていたら、神の助けか、先日行ったナチュラルハーモニーの種の講演会で、出会いがあったのです。 静岡県の浜名農園さん。 今まで知らなかったんですが、あの野口の種の野口さんと同時期くらいに、F1種に疑問を持って、在来種や固定種の種を自社生産含めて、あらゆるところから集めて販売しているすごい種屋さんだそうです。 ↑写真分かりにくいですが、真ん中の方が浜名さん。 いやー、2時間があっという間で、楽しいお話が聞けました。 今や、種屋に行ってもほぼすべてが一代限りのF1種しか売ってないですからね。 これまで、私も自分で種取するために、在来種固定種を買える種屋さんを模索してきて、「ナチュラルアンチエイジング きれいを保つ60の習慣」にも、知っている種屋は全部載せましたが、新たにすごい種屋さんを知れて、本当によかった! 今回は、時期が時期なので、浜名さんのところの種取できる固定種の苗を買って植えました。 しかもね、ここがすごいのは、オリジナルの土も販売しているのです。 畑懐の土・畑(はふうのつち)という商品名です。 この土は浜名さんが研究に研究を重ねて時間をかけて熟成した土だそうで、プランターのような植物にとってはあまり自然でない環境で、無肥料無農薬で育てても成功率が高いのが特徴です。 動物性の堆肥はいっさい入っておらず、山の土をベースに植物を枯らせたものや、天然ミネラルや有効微生物などを少し入れて熟成させたものだそうです。 気になる放射性物質も不検出だとのこと。 しかも、採れる作物の栄養価は、直植えと変わらないくらいだそうです。 これがすごいありがたい!! ぬか床のように、年々熟成していく土だそうで、なんというか発酵場が出来るので、この土の上でいろいろなものを発酵させると、悪玉菌に引きずられることがなく、バランスよくおいしく発酵するんだそうです。 家を建てる時も、この土の上に建てると非常に良い空間になるみたい。 全部をこの土にしなくても、混ぜることでも、土のバランスを良くするみたいですね。 まぁ、実際の畑では、私は土も自分で熟成させようと思っているから、こういう土も入れるつもりはないですが、プランター栽培としてはまさに最適ですよね。 なんせ、ハーモニーの河名大将が推薦しているくらいだから、間違いありません。 浜名農園(光郷城 畑懐)のサイトへ 初めてプランター栽培する方に、一番おすすめなのがトマトだそうです。 トマトは水をあまり必要としないし、とってもたくましいからですって。 確かに、畑1年目の私たちの畑でも、無肥料でほったらかしでも、ジャングルのように育ったのがトマトでした。 トマトは、紫外線が肌にあたった時に光老化を起こさせる「一重項酸素」という活性酸素を無害化してくれる植物。 中性脂肪も分解するそうだし、この季節じゃんじゃん食べたいですね。 よーし、今年も頑張って育てるぞ~!! 表参道の私の店でも、先日から北海道の江本自然農園さんの無肥料無農薬の濃厚なトマトジュースを販売しています。 飲むたびに感動するほどおいしいので、昔から大ファンだったんですが、初めて飲んだ方みんな感動して下さるようで嬉しいです。 一般的にスーパーなどで流通している野菜は、今やほぼ100%近く「F1種」(ハイブリッド種)というものになっています。 これは、人間に都合の良い特性を持つ同士を人工的に掛け合わせて作られた種で、味を良くするためにも行われましたが、現在では形を揃えて箱に入れやすくするためとか、表面がツルツルで硬く、長期保存してもへたれにくくするためとか、紐で束ねやすくするためとか、収穫時期を同じにするためとか、主に作業性、流通のために行われることがほとんどです。 日本の農家さんが代々伝わる自分の畑の在来種栽培をやめてしまったのは、約20年くらい前からだと言うことです。 流通に都合がいいものは段々と性質が決まってゆき、北海道から沖縄まで同じ種類で同じ形で、だいたい同じ味の野菜が増え、味の多様性がなくなってきました。 おまけに、この種から種取しても、次世代からはガタッと性質が崩れるので、通常種取はされず、毎年種屋さんから新しい種を買い続けることになります。 F1種の作り方としては、昔は手作業で雄しべを全部取ってしまい、掛け合わせたい別の作物の雄しべから花粉をとって、雌しべにつけて受粉させるなどの、アナログな方法がとられていました。 その次にやり始めたのは、近親を嫌って他と交雑しやすいアブラナ科野菜などの性質を利用して、掛け合わせる方法。 ところが近年は、それも手間がかかって大変だから、「雄性不稔」(ゆうせいふねん)という方法を編み出し、かなりの種がこの方法で作られるようになっています。 雄性不稔ってどういうことか聞いたら、多分多くの方はびっくりすると思います。 要は突然変異で雄しべが退化していて、花粉をつける能力のない植物を使うのです。 最初から花粉がなく、雌しべしかないのですから、異なる作物と掛け合わせるのは超らくちんというわけです。 この受粉にはミツバチの力を借ります。 今やこの雄性不稔のF1種はとうもろこし、大根、玉ねぎ、にんじん、なたね、アブラナ科野菜、ピーマンなど多くの野菜にどんどん広がりつつあります。 雄性不稔とは人間でいえば、生まれつき精子がないということ。 作業性や流通に都合がいいからって、植物が男性不妊症を先天的に持つように仕向けられるのです。 私達が食べている野菜の中に、ミトコンドリア遺伝子に異常がある雄性不稔の作物がどんどん増えています。 野口の種の野口さんの新しい本「タネが危ない」に、怖いことが書いてありました。 このミトコンドリア遺伝子の異常はゲノムを超えて受け継がれるのです。 今世界中でミツバチが大量死したり、大量に消えたりする現象が問題になっていますが、大量死はネオニコチノイド農薬が原因とする説が有力です。 でも、米国で起きている働き蜂の大量失踪、卵を産まない女王蜂が増えていることは、このF1種の生産に関係するのではないかと言うのです。 確かにミツバチは、F1種を作るために、受粉に利用されます。 雄性不稔の遺伝子情報を持つ花の蜜や花粉ばかりを食べ続けることになるのです。 そして不妊症のミツバチは、なたねやとうもろこし、ひまわりの畑の近くで多いそうです。 どれもF1が多い作物ばかりです。 確かに人間の男性の精子も減っています。 1940年代には精子1ml中に平均1億5千万いた精子が、今や平均4千万。 約4分の1に減っているのです。 これは、先日書いた環境ホルモンの影響もあると言われていますが、野口さんは1940年代に雄性不稔の種による野菜が売り出され始めたことにも関係あるのではないかという仮説を立てています。 ひえ~!! F1よりも更に深刻な遺伝子組み換え作物など、私達を取り巻く食物事情はますます緑の砂漠化しています。 F1まで避けだすと、食べる野菜がかなりなくなってしまうので難しいですが、出来るだけ自家採種を推進するナチュラルハーモニーさんや、ナチュラルシードさん、ハートさんなどから野菜を買うこと、そして浜名農園さんや野口の種さんなど、F1でない種を売る希少な種屋さんを支えていくことだなーと思っています。 そして出来れば、たとえプランターでもいいから、本物の種を植えて、 次世代に命を繋げる健康な作物を育ててほしいなと願っています。 理屈抜きに、楽しくて、おいしいしね!! ↓1クリック応援して下さると嬉しいです! ブログ村人気ランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年05月05日 16時41分31秒
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