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2013年06月06日
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みなさま、こんにちは。

梅雨入りという事ですが、今週はお天気も良く、気持ちのいい日が続いていますね。
あの稲踏みの試練を受けた苗がどうなっているかと言いますと・・・・

NAE

こんなに立派に~(T_T)
いやー、もうすぐ田植え。楽しみです。

さて、紫外線を肌にビシビシ感じる毎日ですね。
あいかわらず世の中の日焼け止めはSPF50でもサラサラで白浮きしない!ナノ粒子と紫外線吸収剤が主流ですね。

100ナノメートル以下の微粒子の無機物に関しては、欧州では早くから危険視されていましたし、オーガニック認証のコスメでは今もナノ粒子の使用は認められていません。
日本でもこの5、6年ずっと厚生労働省や経済産業省がナノ粒子のリスクについて調べていて、ようやく・・・・

ナノマテリアルに対するばく露防止等のための予防的対応について


・・・という製造現場でのばく露防止のガイドラインだけは出来ました。
ただ、製品に使用しているナノ粒子の人体への危険性については、危険だとされる実験結果と、大丈夫だと言う実験結果が双方ある為、いまだにはっきりとした結論には至っていないのが現状です。
各省庁の見解や報告書を読んでも、はっきりしないというか、限りなくグレーな感じの印象です。

肺から吸い込むことに関しては、あきらかにリスクがあることは、かなりはっきりしていますが、皮膚から体内に入り込むかについては、主に動物実験でしか確認されていないので、議論になっています。

NANO

二酸化チタンのナノ粒子にさらされる 脳血管内皮細胞の電子顕微鏡観察


英国王立協会・王立工学アカデミーが2004年に発表した勧告の中でも、

ナノ粒子はリスクがあるので、製品中で使用が許可される前に、化学諮問機関で安全評価を受けること。消費者に分かるように成分リストに表示する必要がある。
ナノ粒子は皮膚を通過しないという実験データもあるが、それが太陽光で損傷を受けた皮膚や湿疹など普通にある疾病を持つ人々に当てはまるかどうか明確ではない。化粧品に用いられているナノ粒子が皮膚を通過するかどうかについて十分な情報がなく、成分の安全性に関連する情報の多くは産業側の実施によって得られたもので、科学論文として公開されていない」


と述べています。
要するに、はっきりとした結論は出ていないけど、少なくとも日焼けした皮膚や弱っている皮膚、バリアが低下した皮膚からは、入り込む可能性はあるだろうという見解です。


2010年のナノテクの国際会議ICONNでも、オーストラリアでナノ粒子が含まれた日焼け止めを海岸で男女20名に5日間つけた実験で、血中と尿中に観察されたと発表されています。


欧州議会環境委員会では2010年3月に「ナノ物質を含む製品は成分リストに「nano」と明確に表記されるべきだ」と求めています。
その他世界中の多くのNGOや労働組合でも同様のことが求められています。


さて、独立行政法人産業技術総合研究所は、産業技術の幅広い分野の日本最大級の研究機関です。
ここが国家プロジェクトとして2006年6月から2011年2月末に「ナノ粒子特性評価手法の研究開発」という名称で、ずっとナノ粒子のリスク評価をしていました。
そのプロジェクトリーダーの中西準子さんの報告書や見解をwebで読みました。
この方の意見でとても印象に残っていることを書き出してみます。


●100ナノメートル以下のナノ粒子の場合には、ミクロンサイズ(ナノの1000倍)より、質量当たりの影響がかなり大きいという現象が数多く見つかっている。

●粒子が試験動物の体内に吸入された時に起きる、炎症の大きさや、線維症やがんなどの病気の程度が、ナノサイズの粒子の場合に、より激しいという報告が多い。

●つまり、粒子のサイズが小さくなると、質量当たりの生体反応の大きさが大きくなる。理由は粒子サイズが小さくなると、(比)表面積が大きくなるからである。

●ナノ粒子の話をすると、ほとんどの事業者の人が、「確かにナノ粒子は問題かもしれない。しかし、ナノ粒子は、孤立分散しているわけではなく、殆どが凝集して大きな塊になっている。凝集体になっているから、それはミクロンだし、表面積も小さい筈だし、活性も低い筈だ」と。しかし、それは違う。

●凝集して100nm以上になったとしても、一次粒子(元々の粒)の径が100nm以下なら超微粒子である。これは、凝集してもBET比表面積が大きくは変化しないことを反映している。その凝集体を構成している一次粒子のサイズが有害性に影響を与える。




これを読んでひーっと思いました。
ナノ粒子は性質上たしかに凝集しているので、そうなると酸化活性は少しマシなのかと私も思っていました。
しかしそれは大きな誤解だそうです。


要するに、凝集してミクロになっていうようが、もとの粒径がナノであれば有害性は変わらないと言っているのです。


ナノ粒子のリスク評価をしていた国家プロジェクトのリーダーが言っているんだから確かでしょう。


それに関連して、こんな論文を見つけました。
Chemical Engineering Journalに2012年5月に掲載された論文です。


「プールの塩素は、紫外線から肌を守る日焼け止めに含まれる二酸化チタン・ナノ粒子のコーティングをはがす可能性があり、はがされたナノ粒子は水と反応して、皮膚の損傷をもたらす可能性がある。
有害な紫外線から保護するナノ粒子は、太陽光中でも安定するようにコーティングされている。しかし、新たな研究は初めて、保護コーティングが分解されてDNAを傷つけ、老化さえるフリーラジカルが形成されることを示した。
この研究は人々を太陽光から保護するとみなされている日焼け止めが、同じく皮膚を傷つけるリスクを生じるのではないかという疑問を提起した。」


酸化チタンナノ粒子は紫外線にあたると活性酸素を発生する性質があるのですが、化粧品に使われる酸化チタンは活性の低いルチル型を使うし、その上コーティングをするので、かなり活性は低いと言われていました。
ところがプールに含まれる塩素がこのコーティングを剥がすそうで、そうなると活性酸素の中でも一番凶暴な「ヒドロキシラジカル」が発生するんだそうです。


これはまたちょっと違う角度からの論文です。
2012年のスウェーデンの研究で、ナノ粒子は食物連鎖の中で残留することができることを示しました。
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0032254


「ナノ粒子を含む水槽の中で成長させた藻類はナノ粒子を吸収した。その後、藻類は動物プランクトンを与えられ、最終的にそのプランクトンは魚に与えられた。
 動物プランクトンを与えられた魚の行動に変化があった。魚は食物を食べたり求めることをしなくなった。科学者らは、それはナノ粒子のせいであるとしている。
科学者らは、血流を通じて脂肪を運ぶために魚が必要とするある種のタンパク質にナノ粒子が取り付くからであると考えている。」



魚がエサを食べなくなったって・・・・・
海でみんなナノ粒子の日焼け止め使いますよね。
うーん・・・・



こちらは小麦への影響です。
ナノ粒子が小麦の成長と土壌酵素の活動に悪影響 中国チームの新研究


「中国科学院の研究チームは、日焼け止めやエレクトロニクス製品に広く使われている酸化チタンと酸化亜鉛のナノ粒子が小麦の成長と土壌の酵素の活動に与える影響を調査した。
酸化チタン・ナノ粒子は小麦のバイオマスを13%減らした。
酸化亜鉛・ナノ粒子は7%減らした。酸化チタン・ナノ粒子は小麦の細胞壁に直接くっつき、酸化亜鉛・ナノ粒子は作物の有毒亜鉛吸収を増やした。ナノ粒子は土壌環境に明らかに有毒で、一部の土壌酵素の活動を変えるという。」


ナノ粒子が土壌環境を汚染し、小麦の成長を悪くするそうです。
私達が使うものは、すべて環境中に行ってしまい、それが食物連鎖で結局自分に還ってくるのですよね。


紫外線は気になりますが、せめて日常使いはノンナノタイプの日焼け止めやファンデーションにしたいですね。
私は植物性ノンナノサンスクリーンと、帽子や日傘と組み合わせて、春夏をいつも乗り切っています!
リゾートや旅行で激紫外線の時はフェイスオンワンピで!


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しかし今、もっとも問題になっているのが、抗菌・殺菌剤として使用されている「ナノ銀」の有害性です。


銀イオンが微生物の細胞にダメージを与えるので微生物に対して有毒であることはよく知られていますが、銀ナノ粒子の毒性はそれだけでなく、細胞の表面に付着し接触するだけで細胞の作用をかく乱したり、通常サイズの銀に対する障壁をかいくぐって細胞内に入り込み、銀イオンを放出して細胞組織に損傷を与える可能性が問題になっています。

魚に対して細胞毒性と遺伝毒性があることや、マウスの精子幹細胞の成長を止めることなどが分かっています。
デューク大学の研究では、銀イオンは細胞死を増大させ、神経回路形成を損ない、脳の重要な神経伝達物質であるアセチルコリンの表現型への発達を抑制することが分かったそうで、神経毒性として作用する可能性があると結論付けたそうです。

http://www.environmentalhealthnews.org/ehs/newscience/silver-is-potent-neurotoxicant/

ナノ銀は排水系や固体廃棄物の焼却や埋め立てを通じて、環境中に放出されます。
環境中に放出されたナノ銀は環境中の微生物を殺して生態系機能をかく乱する懸念があるそうです。
アリゾナ州立大学の研究で、ナノ銀処理されたソックスから洗い流されたナノ銀が排水路に流れ込んだ後、排水処理プロセスで生成され肥料として使われるバイオ固形物に蓄積することが分かりました。
ソックスのあるものは2~4回の洗濯後、ナノ銀の多くが無くなっており、環境中に排出されていたそうです。

http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/es7032718

ナノ銀は「農薬」としてカテゴライズされるべきだという議論が本格化しています。
しかし、ナノ銀ってわきの下のデオドラント品とか、化粧品の防腐剤にも使用されていますよね。
なじみのある銀ということで、油断しがちなのですが気をつけたいですね。


ナノ化されると、物質の性質が変わってしまう!
肌にも、環境にも、ナノ粒子は影響があります。






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Last updated  2013年06月09日 23時26分25秒
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