[物語]の記事一覧 | 有機KOU-RYU発電所

内緒だよ・・・

話せない話人には話せない話なの他の人には話せない話なのだけど話したくても、他の人には話せない話なのだけど、あなたにでも、話したくても、他の人には話せない話なのだけど、あなたになら話したい、でも、話したくても、他の人には話せない話なのだけど、あなたになら話しても本当は話したい、でも、話したくても、他の人には話せない話なのだけど、あなたになら話してもいいだって本当は話したい、でも、話したくても、他の人には話せない話なのだけど、あなたになら話してもいいかもあたしだって本当は話したい、でも、話したくても、他の人には話せない話なのだけど、あなたになら話してもいいかも知れないだからこそ、あたしだって本当は話したい、でも、話したくても、他の人には話せない話なのだけど、あなたになら話してもいいかも知れないと思える知って欲しい、だからこそ、あたしだって本当は話したい、でも、話したくても、他の人には話せない話なのだけど、あなたになら話してもいいかも知れないと思えるんだから誰かに知って欲しい、だからこそ、あたしだって本当は話したい、でも、話したくても、他の人には話せない話なのだけど、あなたになら話してもいいかも知れないと思えるんだから・・・・・・・ねえ聞いてもらえるかな・・・？実はね・・・・・・・追伸とある雑誌に載ってた連載小説のサブタイトルを見て思いっきり思わせぶりな話をしてみたくなりつい、書いてみました(´∀`*)ｳﾌﾌなお、ゆうべはコメント巡礼の旅で疲れましたので返レスはまた、今日の夜になります・・・(´∀`；)昨日まわれなかった皆さんのトコは今晩にでも伺いますね(´∀`*)

火の鳥・前編

混沌という名のとある世界に金色の光を放つ一羽の鳥がいました。その光は余りに強すぎて何ものにも染まることなく、また何ものに対しても、己が存在を誇示するだけの力を持っていました。ある時朱色をした一羽の鳥が、金色の鳥の前に降り立ちました。静かに羽を閉じ、その身を縮め朱の鳥は、恐る恐る金色の鳥へとその歩を進めました。金色の鳥は凛とした表情のまま朱の鳥を迎え入れます。「私のような者の所へ、なぜそなたのような者が訪れるのか？」朱の鳥は、目を伏せて答えました。「私は私の色を知りません。あなた様なら私の本当の色が見えると思い、ぶしつけながら確認していただきたく、こうしてやって参りました。」はて、という表情をした後、金色の鳥は朱の鳥に問いました。「そなたの身を包む色は、それはそれは美しい朱の色をしている。そなたは己の身体を彩るその朱が見えぬのか？」朱の鳥は、目を伏せたまま答えました。「私には私の色は見えません。なぜなら、私は私であって私ではないからです。この色も、それを確かめるための目も、私のものではないのです・・・」「これは異な事を・・・するとそなたは、その美しい朱の色を手に入れている現実すら、理解できぬということか？」「私のそばにいる者は皆、私のことを朱と褒め称えます。ですが私には、いくら姿見の前に立とうとも、皆が言うほどの炎を自分の身に確認することはできません。」ふう、とため息をつき、金色の鳥は尋ねました。「では、そなたは何色を宿したいのか？」朱の鳥は答えました。「私は私色に染まりたいと思います。」「なるほど・・・そなたのための、そなただけの色ということか・・・」そう言うと、金色の鳥はしばし考えました。金色の鳥は、おもむろに空に首を向け、朱の鳥に語りかけました。「では、そなたに問う。あすこに青色をした龍がいる。あれはそなたの色か？」朱の鳥は首を振りながら答えました。「いえ・・・あれは私の色ではありません・・・」「ほう、それはどうしてなのか？」「私はあの青い龍のように清流のごとく、あるがまま全てを受け入れることが出来そうにないからです・・・」次に金色の鳥は、近くにある大木の根元に首を向け、朱の鳥に問いました。「ふむ・・・では、あすこに大地と同じ色をした亀がいるが、あの色はどうか？」やはり、朱の鳥は首を振りながら答えました。「いえ・・・あれも私の色ではありません・・・」「ほう、それはどうしてなのか？」「私はあの大地の精を吸収した亀のように、全ての存在を慈しむことが出来ませんから・・・」金色の鳥はまたも納得した様子で、今度は少し離れた崖に首を向け、朱の鳥に尋ねました。「ふむ・・・では、あすこに純白の虎がいるが、あれはどうか？」やはり、朱の鳥は首を振りながら力なく答えました。「いえ・・・あれさえも私の色ではありません・・・」「ほう、それはどうしてなのか？」「あの純白は憧れではありますが、やはり私には、あの虎のように己が身を焦がすまで戦うことなど出来ません・・・」金色の鳥も、さすがにここまで聞いてしまっては、元の質問に帰らざるを得ませんでした。「そなたはなぜ、自分の朱の色を疑うのか？」朱の鳥は絞り出すように、思いを口にしました。「それは・・・私のための私が無色だからです・・・」「ほう・・・それはまた、どうして？」「私は私のためだけに生きることを知りません。ですから、私は私の前では色がないのも同然なのです・・・」金色の鳥は、朱の鳥の目を見据え問いました。「ではそなたには、私の色は何に見えるのか？」朱の鳥も、金色の鳥の目を見つめ答えました。「黄金にも劣らぬ光を放つ金色です。」「そうか・・・」そう静かにつぶやくと、金色の鳥は、自身を覆う羽の全てを裏返しにしました。するとそこには一羽の黒色の鳥が現れました。つづく追伸どうしてもうまいラストが思いつかない付かないため自分にプレッシャーを与えるためにあえて途中までをUPします・・・Σ(ﾉ∀`●)ｧﾁｬﾎﾟﾝどうかみなさんどんどんあたしを追い込んでくださいｄ(･∀･)ﾈ♪でも・・・またもや逃げちゃったらその時はゴメンナサイ・・・・・・・(´∀`；)

ホルスタインマン・後編その2

それでは、ひめの作品を見てもらいましょうこれがひめの描くホルスタインマンです！！！タイトル：「レディGO!!」制作者：ひめアイデア時間：書きながら制作時間：約30分テーマ：牛人間の愛制作上の苦労：特になし私は恋する牛代表!!!恋するあなたを　ね　ら　い　う　ち　★私の愛しいダーリンホルスタインマン。そう、私たちのラブは誰にも壊すことはできないわ。例えて言うなら、超圧力鍋♪♪♪大好きよ♪マイダーリン♪そう。私は幸せ。この幸せ、ずっと続くと思ってたわ…。でも、圧力鍋はさびには弱かった…。ホルスタインマンは悪い業者に連れて行かれた。数日後あなた・・・・・・・あぁ・・・・私はあなたがいないと・・・あなたが、私の全てだったのに・・・えいっ！だが・・・なぜ？どうしてイキナリ吐き気が・・・？実はこの時、一つの奇跡が・・・・・・・あなたの破片と私の子宮が結びついたミラクルボーイ。地球を守るのはあなたの仕事よ★ホルスタインタロウ♪完参りましたごめんなさい・・・il||li ＿|￣|● il||liもうホルスタインレディが出てきた最初の一枚で負けは確定してました・・・il||li ＿|￣|● il||liつーか、レディだけで勝負は決したのにおまけにタロウまで・・・il||li ＿|￣|● il||liやはりあたしには、この領域に踏み込むのは無理のようです・・・il||li ＿|￣|● il||liホルスタインマンを料理するだけでは超えられないバカの壁があるんですね・・・il||li ＿|￣|● il||liっていうかひめの絵って反則じゃんよ！！！(ﾉToT)ﾉ┫:･'.::･┻┻:･'.::･感動の物語っていうよりあんたの絵に感動したよあたしは！！！まあご覧の通り、やはりひめの宇宙人感覚には勝てませんでしたが今回の勝負はあたしにとってかなり有意義なものでした♪実際あそこまで大まじめにバカをやったのは初めてでしたし(ﾉ∀`*)当初の目的であった「あたしの芸風の幅を広げる」って意味ではそれなりの成功を収めたんじゃないでしょうかｗ少しですがあたしのバカリミッターも限界が上がった気がしますから♪でわここで、あたしの作品をひめに見せ今回のホルスタインマン対決が終了した時のメッセの会話を再現しますねｗ（；・∀・）　う～ん・・・これだけがんばって考えてもやっぱひめには勝てないわ・・・(･∀･)b　いあいあ、コリュのも面白かったよ（；・∀・）　そりゃまあ面白くなくはないけど、やっぱ何かが足りないんよねぇ・・・(･∀･)b　それはアレだよ、最後がうまくまとまり過ぎてるんだって（；・∀・）　いや、だって、物語ってそういうものじゃん(･∀･)b　その考え方がいけないのよ（；・∀・）　というと・・・？(･∀･)b　私の場合はその場その場でやりたいことをやるのが基本（；・∀・）　えー・・・？(･∀･)b　あーいうおバカな話にはそれが一番（；・∀・）　あぁー・・・なるほどー・・・(･∀･)b　後ろは振り返らず、前も確認せずにやりたい事をやるべし（；・∀・）　そっかぁ・・・たしかにあたしって前後のつながりを考えすぎかもねぇ・・・(･∀･)b　うん、私だったらコリュのホルスタインマンが死ぬ時はこう言わせるよ（；・∀・）　え？どんなセリフよ・・・狂牛フォーーー!!

ホルスタインマン・後編その1

さあ、やってまいりましたひめとあたしのガチンコ創作バトルその名も「今日はお魚を食べたい気分だったのに目の前に置かれたのはカツ丼だった・・・違うの、ごめんなさい！嘘ついて悪かったわ！！本当は焼肉が食べたかったの！！それも極上の霜降り肉！！！だから、お願い！！あたしを見捨てないで！！！ほら！！この牛人間も美味しく料理してみせるからコンテスト」略してホルスタインマン対決ヽ(☆д☆)ノ今回はみなさんお待ちかねミラクルプリンセスピンキーちゃんことひめの登場です！！いよいよこの勝負も終局の時を迎えることとなりました思えば前振りから数えてまた随分時間をかけた戦いになってしまいましたね・・・(-＿-)しかしそんな長きに渡る戦いも今日をもって全ての決着がつきます泣いても笑っても今日でホルスタインマンは最後です（シリーズ化はホント勘弁してくださいね・・・ｗ）果たして勝利の二文字はどちらの手に！！？？WARNING!!! WARNING!!!ここからの文章には宇宙人の手による内容が含まれています不思議世界が苦手な方、もしくは不思議色に染まりたくない方は読まない方が無難です(ﾉ∀`*)さて、かねてから予告してあった通り今回はひめのターンです前回のあたしのホルスタインマンはかなりのボリュームでしたがそれに比べてひめのホルスタインマンは、普通に短編として作られていますちなみに制作時間は30分もかかってません(´∀`*)ってゆーか、ひめのホルスタインマンは、あたしがひめとメッセで話してる時にお絵かき感覚で作られたんですが((((((((((ﾉ∀`)･ﾟ･｡ｱﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ今だから言いますが実はひめの作品の方が先にできてるんですよｗ勝負を持ちかけたその場でひめは自分の分を書き上げちゃったんですよね(ﾉ∀`*)だから自分のを書く前にひめのホルスタインマンを見ちゃったあたしはなんとかして勝てるよう、あれだけ念入りに作ったわけなんですｗそう、たかだか30分でひめが作った作品に対抗するためにあそこまでの労力が必要だったんですよ・・・・・・・（；・∀・）ひめの力がいかにミラクルかお分かりになりましたか・・・？文字数オーバーのため続きます・・・・・・・

ホルスタインマン・中編その2

あたしの話でもひめの話でも、ホルスタインマンは最期には死にますしかしそれでこそ彼は生を全うできるのですあたしもいつも以上に気合いを入れてストーリーを練り上げましたかつて理系学生だった頃の脳みそをフルに使いこれ以上はないというほど、彼を生かし切ることに心を砕きましたそしてこの努力は、きっと報われることと信じていますヽ(☆д☆)ノそれでは、まずあたしの作品からご覧頂きましょうホルスタインマンの生き様を存分に見届けてあげてください！！と、本当ならここで本編を載せるべきでしょうがホルスタインマンに対するあたしの愛が余りに深すぎるためテキストがけっこーな量になったんですよね(〃'∇'〃)ゞｴﾍﾍただでさえ今回の日記はいつもより長いですからあたしの本編はフリーページにアップいたしましたｗそこでここでは、本編を読むのがめんどくさい人のためにも本編に登場する3人のキャラクターのみの紹介文を載せることにします(´∀`*)本編に登場しないキャラの紹介や本編そのものはリンクを貼っておきますので読みたい方だけそちらから飛んでくださいｗってことであたしのホルスタインマンをお楽しみくださいなv(*'-^*)ｂぶいっ♪タイトル：「それ逝け！ホルスタインマン」制作者：黄龍アイデア時間：2時間＋書きながら制作時間：12時間（うち画像処理に3時間ほど）テーマ：人間愛と牛人間の苦悩制作上の苦労：設定のつじつま合わせが大変だった・・・(つД`)主要キャラクター紹介　ホルスタインマン　言わずと知れた本編の主人公　悪の秘密結社BSE団によって誕生した無敵の牛人間　驚異的な身体能力と、筋肉部位のみ瞬間的な再生能　力を有する。　跳躍力は13階建てのビルをひとっ飛び　腕力は200馬力　視覚は暗闇でも敵を捕らえるオーガニックLED眼球を　持ち、聴覚は1km離れた場所の井戸端会議まで聞き　逃さない。　BSE団によって悪の手先とされかけた運命を憎み、　子供らに自らの肉を分け与えることで、　身の潔白を証明しようとする正義のヒーローである。　博士　メガネが似合う金髪色白美人　IQ180の天才で、元BSE団の科学者　実はBSE団を壊滅するために組織された『国際酪農　協会』、略してKRKの諜報員である。　もぐり込んだBSE団の秘密基地でホルスタインマンと　出会い、本来の任務である諜報活動よりもホルスタ　インマンの救出を優先した。　それだけホルスタインマンの能力に期待した結果だ　ったのだが、KRKの首脳陣に彼女の気持ちは理解さ　れず、このためKRKからも追放される。　普段は隠れみのの精肉店を営んでいるが、裏では　KRK時代の仲間の強力を得てスポンサーを捕まえ、　打倒BSE団のために研究に明け暮れている。　ホルスタインマンを信じ、　世界の平和を築くため彼をサポートするホルスタイン　マンの女房役だ。　ボーンマン　BSE団のボス　人間であることは間違いないらしいが、　その正体はBSE団の人間すら把握していない。　昔原子力発電所の爆発事故に巻き込まれ顔に　大やけどを負い、素顔を隠すため常に牛の頭蓋　骨をかぶっている。　一説には狂牛病に冒されているという噂がある　が、真偽の程は定かではない。　人間を憎み牛を憎んだ結果、BSE団を組織する。　そしてホルスタインマンとは因縁とでも言うべき　深い関係が・・・・・・・なお、本編に関係のないキャラや世界観の設定はほとんど友人（男性）にやってもらいました(ﾉ∀`*)さすがのあたしもオーガニックLED眼球や国際酪農協会みたいな単語の発想は出てきませんからｗｗｗそれにどうせならキャラだけでも複数出しておいて、世界観に広がりを持たせたかったんですよね♪でも今回そこまで手が回らなかったため、あたしが適当にキャラを作り友人には大まかなイメージを伝えて、細かい部分は全てその友人に考えてもらいましたｗさすがに元同人屋さんだけあって設定が実にマニアックです((((((((((ﾉ∀`)･ﾟ･｡ｱﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬまあ、この友人の原稿があがるまでちょい時間がかかりましてそれで更新が遅くなったんですよねΣ(ﾉ∀`●)ｧﾁｬﾎﾟﾝでもあたしが考えた本編とは別の部分でもみなさんに楽しんでいただきたくて今回は友人にも協力してもらったんですよ♪こんな訳ですから、友人が考えた部分は今回の勝負の判定には全く加算されませんｗそれに勝敗を判断するのはどのみちあたしですから、ズルにはならないと思ったんですよねｗｗ全ては読んでいただく皆さんのためですv(*'-^*)ｂぶいっ♪それでは、読みたい方だけキャラクター紹介と本編にお進みください♪キャラクター紹介ホルスタインマン本編( ´ー`)ﾌｩｰｰｰ...............久しぶりの大仕事だったなぁ・・・なんだかんだで、たとえひめに負けたとしても「ひめシリーズ」を書く良い練習になった感じするし♪でも案外完璧な仕上がりかも(ﾉ∀`*)ホルスタインマンの筋肉隆々なスタイルを生かしたおバカな設定それに狂牛病という社会問題まで取り入れ、なおかつホルスタインマンの死によって世界が救われるという悲劇的なラストこれ以上のストーリーはちょっと考えられないよね(*∀*)さて、次回こんな一分の隙もないあたしのホルスタインマンに果たしてひめはどう対抗するのでしょうか・・・？つづきますｗ

ホルスタインマン・中編その1

みなさん、大変お待たせいたしましたm(_ _)mひめとあたしのガチンコ創作バトルその名も『フール・ビューティー・コンテスト 2006』　ヽ(☆д☆)ノ「黙ってれば美人」を合い言葉にお互いのバカ度を競う今回の対決テーマはみなさんご存じの通りホルスタインマンですこのどっからどう見てもギャグの対象にしかなり得ない筋肉隆々の牛人間を使い、感動ストーリーを生み出すことに二人の美女（ﾂｯｺﾐ却下）が挑戦します(*∀*)牛人間を料理する双方の腕の冴えは一体如何ほどのものか！？そしておバカの頂上決戦を制するのは果たしてどちらか！！？？ぜひ、みなさんにもこの勝負の行方を見届けて頂きたいと思います・・・(-＿-)WARNING!!! WARNING!!!これからの文章は完全におバカな内容ですバカ自慢が苦手な方、もしくはバカに染まりたくない方は読まない方が無難です(ﾉ∀`*)さて、勝負を始める前にみなさんに白状しなければならないことがあります(´∀`*)まず今回の勝負に関しましては、ホルスタインマンというひめが生み出したキャラを用い二人がそれぞれにオリジナルのストーリーを作るという事は前々回の日記でご説明した通りですそして二人が作る物語についてジャンルは特に指定していません自分の好みでどんなストーリーを作っても構わないわけですただし、ホルスタインマンを登場させる以外に一つだけ条件がありますそれが「感動路線を目指すこと」です(･∀･)で、なにを隠そう、この「感動」という条件はあたしの方から提案しました(〃'∇'〃)ゞｴﾍﾍというのも、いくらあたしの方から一方的に申し込んだ勝負とはいえひめの得意とする未確認飛行物体的な物語作成術を全面的に用いられたらあたしの勝ち目はゼロに等しいからです('A`)初めから勝負にならなかったらそれこそ、こんな企画やる意味ありませんからね・・・(つД`)しかしながらそこはそれただでさえホルスタインマンというキャラ自体が既にイっちゃってますからストーリーを作る上で、彼を生かし切りさえすれば十二分にバカの条件はクリアーできるはずです！！ヽ(☆д☆)ノギャグとしての宿命を背負わされ、生まれ落ちてきたホルスタインマンそんな彼の存在をただのギャグで終わらせるのは、考えてみれば余りに不憫というもの・・・あたしの心はいつしか、ホルスタインマンを正々堂々と物語の中心に据えてあげ感動的なストーリーの中で活躍させてあげたいという気持ちでイッパイになり「彼をギャグではない舞台でちゃんと成仏させてあげよう」という思いにまで至りました・・・(-＿-)ｳﾝｳﾝそして、この「成仏」という言葉があたしの脳裏をよぎった時あたしの覚悟は定まったのですホルスタインマンにはあえて死んでもらおうヽ(☆д☆)ノｸﾜｯ!!この「ホルスタインマンの死」こそが感動的な物語に不可欠だという結論を出したあたしはさっそくひめに、このストーリー上の制約を持ちかけましたするとひめも、あたしから言われるまでもなく彼の死が必要と考えていたらしく喜んでこの条件を飲んできましたよ(´∀`*)文字数オーバーのため泣く泣く続きます(つД`)

蠢き（うごめき）

あたしが案内された部屋は、コンクリート打ちっぱなしの殺風景な空間だった。部屋自体はかなり広く、20メートル四方はありそうだ。天井までの高さも10メートル以上はあるのだろうか。壁紙も貼られていなければ、椅子や机も置かれていない。ただ簡素でひたすら無機質そんな印象である。だが、そんな空虚さにあって唯一、この空間の存在を強烈に特徴づけるものが部屋の中央に備え付けられていた。階段である。それはあたしが今いる処から、奥に向かって一直線に上の階へと続いていた。材質はやはりコンクリートで、階段の横幅は1メートル少々、一段の奥行きはその半分ほどだ。そして機能的には全く無意味なはずであるが、階段の両側は高さ2メートルほどの壁に挟まれ、ついでに天井も被せられていた。正面から見ると、入り口だけがぽっかりと口を開け、何かを待ちかまえているような雰囲気すらある。”奇妙な空間”あたしでなくともそう思うだろう。「もう少しでみなさんの準備が整いますので。」案内役だと名乗る黒ずくめの男は、あたしにこう告げるとどこかに消えてしまった。「どうしてあたしはここにいるの？」ひとり取り残されたあたしは、しばし冷静になり考えてみる。だが思い出せないことの方が多すぎるようだ。「ああ、そういえばあの男はどうしたのかな？」『大切なモノをなくしてしまった』とか言いながら、なにかに怯え、あたしに助けを求めてきたあの男は・・・結局あたしの目の前で、あの案内役の男が引き連れていた大柄な男達に取り押さえられたそこまでは覚えている。でも、どうしてあたしがここにいるのか、その肝心なところが思い出せない。「さあ、みなさん用意ができたようですので、こちらに移動してください。」突然室内に男の声が響く。視線を移すと、いつの間にか再び現れた案内役の男が、パンパンと手を叩きながら彼の言うところの”みんな”を誘導している。別の男が開いた奥の扉からぞろぞろと現れてきたのは、男女合わせて20人ぐらいだろうか。服装は皆まちまち年齢も雰囲気さえも普通のサラリーマンやOLもいれば、白髪交じりの老人や主婦らしき中年の女性もいる。もっとも、そうあたしの眼に映っただけかもしれないのだが・・・ただひとつ、彼らには奇妙な共通点があった。男は青色の、女は赤色のグローブを両手にはめているのだ。それもボクシングで使うような類のものだ。そしてなぜか皆一様に、その表情はうつろだった。動きも妙に緩慢な気がする。「みなさん、さきほど決まった順番でお好きな位置についてください。そろそろ今夜のゲストが入場しますので。」またもや案内役の男の指示に従って、”みんな”は一列になり中央の階段に入っていく。これから彼らにとって楽しいことが始まるのだろうか。皆の顔には無表情な中にも、うっすらと笑みのようなものが浮かんで見える。”みんな”の動きを見ていて理解したのだが、先頭の方にいた人間が階段の一番下で立ち止まり、あたしから見て左側に寄ったまま動かなくなった。次の人間はそれを尻目に上へと進んでいく。なるほど、これが”自分の好きな位置につく”ということらしい。そしてもうひとつ気付いたことがあった。階段に入った”みんな”が立っているのとは反対の壁だけが、妙に黒ずんでいる。それも点々と”みんな”が階段に入ってしばらくすると、案内役の男も階段を登っていった。おそらく”みんな”が決めた位置に問題がないかチェックするためだろう。男が何をしているのか確かめようにも、階段には天井があるため上の方の様子を知る術はあたしにはなかった。あたしに見ることが許されたのは、せいぜい入り口から4、5段のところに位置取りした”みんな”だけである。確認の作業が終わったのか、階段から出てきた案内役の男は、再びあたしに近づいてきてこう言った。「さあ、そろそろ始めしょうか。」男がそう言ってパチンッと指を鳴らした瞬間そこは真っ白な空間になった。味気ないただのコンクリートだった部屋の内壁はもちろん、さっきまで黒に近かった階段内部の右側さえ、男の呪文で全てリセットされたかように白に変わっていた。だが変化はそれだけではなかった。天井に阻まれず、かろうじてあたしが確認することの出来た階段内の”みんな”は、男は青色の、女は赤色の布にスッポリと覆われていた。それは手にはめているグローブと一体となり、まるでただの青色と赤色の物体にしか思えないようなモノになっていたのだ。「ではそろそろ、本日の主役に登場していただきましょう。」案内役の男がまた手を叩くと、顔以外を真っ白な布に覆われた一人の男が、黒ずくめの男に背中を押されながら部屋に連れてこられた。眼には目隠しを、口には猿ぐつわをされ、布の下では両手の自由をも奪われている様子だった。靴も取り上げられ、裸足のまま歩かされている。目隠しとくつわのせいで顔はハッキリとわからないが、あたしはその男に見覚えがあった。「なんだ、やっぱり今夜のゲストというのはあの男のことだったのか。」なんとなく予想通りの展開に、少しだけあたしはつまらなさを覚える。同時に、これからなにが始まるのかについても、その時点であらかた見当がついてしまった。白い布をかぶせられた男の怯えた様子ただ上へと続く階段そして、案内役の男によって階段に配置された青と赤の”みんな”答えは一つだろう・・・・・・あたしと案内役の男が見守る中、黒ずくめの男にうながされ、おずおずと白い男が階段に第一歩を踏み出す。するとまずは、階段の一番下にいた赤色の物体が男を殴り始めた。反動で男が倒れ込んだ白い壁に、赤い血化粧が施される。男は起きあがり、なんとか歩を進める。続いて上の段にいた青色の物体が男に殴りかかる。やはり男の血糊がベットリと白い壁にこびり付く。以下、それの繰り返し・・・もっとも、そのまま下に転げ落ちてしまったら、また墜ちた先からやり直さなければならないのだろうけれど・・・殴られている白い男を眺めていると、置かれている状況とは裏腹になぜだかあたしには、彼の表情は少し嬉しそうにも見えた。殴られることで人に構ってもらえているとでも思っているのだろうか？殴っている側が楽しいのはわからないでもない。だって皆あんなに嬉しそうに、階段の中へ入っていったのだから。そういえば、今になって初めて気付いた事がある。あの時まであたしは、殴られている男とは一度も会ったこともなければ、顔を見たことすらなかったはずである。なのに、あの男の顔だけは、あたしの嫌いな男とそっくりだということに・・・やがて男の姿はあたしの視界から消えていった。殴られながらも、なんとか一段ずつ階段を登っているのだろう。物体が男を殴打するのと、それを受けて男の体が壁に打ち付けられる音だけは、相変わらずあたしの耳に響いてくる。男が階段を登っていった証は、白い壁に点々と刻まれていた。やがて黒に変わるであろう、赤によって。「あの男は階段を登りきれるのだろうか？」変に冷めた感覚のあたしがそんなことを考えていると、ふいに案内役の男が話しかけてきた。「あの人もこの前までは殴る方の役だったんですけどねぇ。」ため息混じりで案内役の男はそう口にする。「何をやったんですか？あの男は」あたしは率直に尋ねてみる。男はすぐに答えた。「みなさんの名前が載っている大事な名簿をなくしてしまったんですよ。秘密が外に漏れてしまったら大変だというのに・・・」「ああ、なるほど・・・」納得のいく答えだった。そこで、あえてあたしはこう尋ねてみた。「でも、あたしはもう知っちゃったわけですよね？」「ふぅ～・・・」今度は本格的なため息をつく案内役の男一呼吸置いた後、彼はこう言った・・・「そうなんですよねぇ。」案内役の男は、あたしの方に顔を向けてにっこりと笑う。そのなんとも形容しがたい薄ら笑いを眺めながら、あたしは無感情に予感する。「きっと次はあたしの血を使って、壁の余白を赤で埋めるのだろう・・・・・・それとも、彼らと同じようにグローブをはめさせられ・・・・・・」しかしながらどうやらこの時”あたし”は、心の中でこう思ってしまったらしい。「どっちにしろ、そんなのごめんだわ」ふいに現実に連れ戻されるあたし目を開けると部屋の中はもう明るかった。帰ってきたことを一瞬で理解したあたしは、さっきまであたしをあの空間に縛り付けていた”あたしの中にいる本当の案内者”にこう言い聞かせる。「この前出てきたばかりでしょ、まだ当分起きなくていいから」自分でも驚くほど感情がないのがわかる。まぎれもなく”あの仔”が出てきたときのあたしだ。ふと隣の部屋から義姉と姪の声が聞こえてくる。部屋を確認し、あたしは兄貴の家に泊まっていたことを思い出す。二人が交わしているのは、普段と変わらぬ朝の会話のようだ。「ほら、平和でしょうが今は」その言葉でどうやら”彼女”は納得がいったらしい。姪たちの話し声を子守唄代わりに、”あたし”は再び眠りについた・・・

炎多留の墓（ホタルノハカ）

太平洋戦争集結直後、親と家をなくし、防空壕で暮らす二人の兄妹がいた。15歳である兄の聖太（せいた）と、5歳の妹世津子（せつこ）二人は食べるものもなく、毎日空腹と戦っていた。まだ力のない幼い兄妹が生きていくには、余りにも状況は過酷すぎた。そんなある日・・・・・・・もぐもぐ・・・ん？セツコ、お前なに食ってるんや？もぐもぐ・・・ん？コレセツコ！それおハジキやないか！うん、火薬の味がして美味しいよあほ！そないなもん食うたらあかん！えー・・・ええから、ちょっとそれかしてみい！うん・・・すげえ・・・ちゃんと玉入ってるやん、これ・・・そうなん？ああ、これがあればなんでも思い通りになるでじゃあ、もう、ひもじい思いせんでもええん？もちろんや！これからはセツコに腹いっぱい食べさせちゃる！うわぁいまず聖太が狩ったのは猪だった。兄妹はそれを焼いて食べた。本当に久しぶりのご馳走だった。聖太は余った肉を闇市に売り、そのお金で拳銃の弾を買った。そしてまた次の獲物を狩る。それを繰り返すうちに聖太は闇市へと進出していった。そしてわらしべ長者のごとくのし上がり、順調に商売を軌道に乗せた。次に聖太は、これからの日本は工業が盛んになると読み、それまでの商売をたたんで工場を手に入れる。これが見事的中し、戦後の特需景気を受け急成長した聖太の会社は、ついには大企業へと発展するまでに至った。世津子は心配しながらも常に影となり日向となって聖太を支え、結婚出産を経験し、晩年は多くの孫に囲まれながらその余生を送った。一方、聖太は生涯独身を通し、究極のお兄ちゃんとして最後まで世津子の幸せだけを願っていたそうである。社会的成功をおさめ立志伝中の人物になった聖太は、後に自らの著書でこう語っている。「あの時、セツコがあのおハジキを拾わなんだら、うちら二人とものたれ死んどったわ。今のオレがあるんも全部セツコのおかげや。セツコのためやったらオレは命もいらん。」聖太にとって全ての原点は、まだ幼い頃、世津子と二人で見たあのホタルの澄んだ光であった・・・・・・・おにいちゃん、ホタルさんキレイやわぁああ、そうやなセツコこんな火○るの墓だったら、「もののあわれ」を感じなくてすむのに・・・(つД`)

Flowers for Cookie Monster　～「かいぶつ」オリジナル・バージョン～

荒野の真ん中になまえのない「かいぶつ」がいました。どうしてそこにいるのかどうしてなまえがないのか「かいぶつ」自身もよくわかりません。でもたしかにその「かいぶつ」はそこにいました。「かいぶつ」にはひとつのちからが備わっていました。目の前にいる人間を見下すことができれば、食べちゃうことができる能力です。「かいぶつ」はそれに気づいてからは、そのちからを使うことが楽しくて仕方ありませんでした。だからなのでしょうかその楽しさを求めすぎたばかりにひとりぼっちになってしまったのです。「みんな」を残らず食べてしまったから全ての人間を見下してしまったから昔は素敵ななまえがあったはずなのにちゃんと自分のなまえを呼んでくれる人間がいたはずなのに「かいぶつ」は自分のせいでなまえが無くなったことすらすでに忘れていました。「かいぶつ」が食べ終わったあとには荒野しか残りません。だから荒野に「なまえのないかいぶつ」だけがいるのです。そんな荒野に一人の少女が現れました。そのコにもかつてはちゃんとしたなまえがありました。「かいぶつ」は少女に尋ねます。「きみのなまえはなんだい？」少女は答えません。「きみにはなまえがないの？」少女は答えません。「ぼくも昔はちゃんとした名前があったんだよ」少女は答えません。「どうしてきみは何も答えないの？」少女は答えません。「きみは人間なの？」少女は答えません。考えてみればもっともな話です。少女が言葉を覚える前に「かいぶつ」が少女の周りにいた全ての人間を食べちゃったのですから。言葉を操ることができない少女は、「かいぶつ」から見れば人間以下だったのです。少女のことを人間だと思わなかったからでしょうか「かいぶつ」は少女を食べたいとは少しも思いませんでした。人間でないから見下す必要がなかったのかそれともただ単に、食べたい衝動に駆られなかっただけなのか「かいぶつ」自身もよくわかりませんでした。実は「かいぶつ」も悩んでいたのです。自分は生きるために人を食べているのかそれとも人を食べるために生きているのかを。それから「かいぶつ」と少女は生活を共にしました。互いに名前は知りませんでしたが、別に不都合もありません。この荒野には彼ら二人だけでしたから。「かいぶつ」も日常の食べ物は普通のモノで十分でした。ほんとうは人なんか食べなくても生きていけたはずなのに、なぜ一人残らず食べてしまったのでしょうか・・・「かいぶつ」は少しだけ後悔しました。でも、今は少女がそばにいてくれます。「かいぶつ」は少女のことがだんだん好きになりました。だから少女の食べ物も「かいぶつ」が用意してあげました。「ほら、たべてごらん？おいしいよ」でも、少女は「かいぶつ」が差し出した全ての食べ物に手を伸ばすわけではありませんでした。「かいぶつ」としてはキレイなものだけを少女に与えているつもりでした。だから少女が全てを無条件で食べてくれないことが不思議でなりません。少女は足りない分は自分で探して食べました。少女が自分で食べるものは、「かいぶつ」から見れば決してキレイなものばかりではありませんでした。そしてなぜか「かいぶつ」にとってそれは、とても悔しいことのように思えたのです。思いあまって「かいぶつ」は少女に言います。「きみはこんなもの食べちゃいけない」それでも少女は食べ続けます。「きみはキレイなものだけ食べていればいいんだよ」少女は聞く耳を持ちません。そんな「かいぶつ」と少女の生活がしばらく続いた頃でしょうか二人だけの荒野に、ある日ひとりの人間が迷い込んで来ました。その人間を見つけた瞬間、「かいぶつ」は急に食べたい衝動に駆られました。当然です。「かいぶつ」にとってそれは、久しぶりの獲物だったのですから。それも簡単に食べられそうな人間です。「かいぶつ」を普通の人間だと思いこんだその者は、少しも躊躇せず二人に近づいてきました。そしてやはり、「かいぶつ」はそのモノを食べてしまいました。無我夢中で・・・その時の「かいぶつ」の食べ方はヒドイものでした。辺り一面、かつて人間だったモノの残骸が飛び散っていたのですから。そしてその時です。その光景を目の当たりにしていた少女が、突然叫んだのは。「かいぶつのフリするのは、もうやめて！」少女が初めて言葉を発したことで「かいぶつ」は驚き、我に返りました。そして冷静になり、あらためて「かいぶつ」は少女のその言葉に動揺しました。自分ではフリなんかしているつもりは少しもなかったのですから。しかし、次にとった少女の行動は、「かいぶつ」にとってもっと意外なものでした。「かいぶつ」の目の前で少女は「かいぶつ」の食べ残した肉片を食べ始めました。「かいぶつ」のつけた唾液やドロも気にしないで食べ続けました。唖然とする「かいぶつ」に向かって、ひとしきり食べ終わった少女はこう言います。「ほんとうのかいぶつなら、残さず全部食べられるはずでしょ？」次の瞬間「かいぶつ」は少女に食べられました。「かいぶつ」にも来るべき時が来たのです。「かいぶつ」自身、無意識のうちに待ち望んでいた結末が・・・意識が遠のくなか「かいぶつ」はこう思いました。「なんだ、やっぱりおれはニセモノだったんだ・・・」ニセモノのかいぶつの目はふしぎと安らかでした。今まで自分を縛り続けていたモノから解放されたかのような笑みを浮かべて。自分が散々してきたように、生きたまま食べられているにもかかわらず・・・ニセモノのかいぶつがこの世で最期に耳にした音は自分の肉体が砕かれていく鈍い響きとホンモノのかいぶつが洩らしたこの言葉でした。「あなたみたいなニセモノがあたしを支配できると思っていたんだ？なんかおかしい」それを聞いたニセモノは笑いました。それを見たホンモノは怒りました。ホンモノはなんのためらいもなく、ニセモノの命を絶ちました。己が顎（あぎと）で・・・食べ終わったあとの荒野には、少女が一人たたずむだけでした。さっきまでそこにいたはずの「かいぶつ」の存在を証明するものは、血の一滴たりとも全て少女の胃袋の中です。「ほんもののかいぶつ」はこうつぶやきました。「やっぱり、おいしくない・・・」