下の部屋からおーじろうの吠える声がワンワン聞こえてきました。
でも、私は涙を止めて26時間テレビを観たり、ハチミツとクローバーを読んでました。
(明石家さんまと中居くんのトーク?は毎年ひそかな楽しみ・・・)
お腹が空いたので台所に行ってグレープフルーツを見つけて食べることにしました。
2階に上がり、私の部屋で黙々と、グレープフルーツにかぶりつきました。
ひんやりしていておいしい・・・。
まだしばらく吠えているおーじろう・・・。
グレープフルーツにを食べる私・・・。
・・・・下へいったらおーじろうが暗闇の中、玄関で吠えてました。
抱っこして二階に連れて行きました。
おーじろうは階段が苦手です。上ることは出来ても下りることはできません。
しかも、夜は自分から2階へ上がることをしません。
おーじろう・・・暗闇の中で寂しかったんだね、困っていたんだね。
昼間にーおーじろうの爪を切っていて少し切りすぎて血が出てきてしまいました。
(一応、止血できたけど・・・)
おーじろうは、私の部屋にきたとたんに、吠えることを止めました。
何だか「寂しい」気持ちが一気にこみ上げてきました。
「おーじろう、おーじろうは一人じゃないからね、一緒にいるからね・・・」
おーじろうを抱きしめながら涙を流しました。
おーじろうは、何だか困った顔している・・・。
私が泣いているのがわかるのかな。
一人じゃないんだって思ったら涙が溢れてきました。
おーじろうは私のことを気にしながら時折薄目を開けてぐーぐーと寝息をたてました。
おーじろうとのほんのつかの間の出来事でした・・・。