ALL SMALL THINGS

試験前日だというのに、余裕もないのに何もやる気が起きない・・・

ふと、どうして大学を受けようと決めたか考えてみました。

確かに私を育ててくれたこの町のために出戻りの私を温かく迎え入れてくれた

人たちのために今度私が恩返ししたいと言う気持ちがあります。

それと・・・心の中に見えない誰かに負けたくない、絶対に負けたくない

そんな気持ちがあるのも正直なところです。

こんな曖昧な気持ちで受験して結果は見えているも同然だけど、

私なりに自分の人生を自分の手で自分の考えで変えてみたかった。

ぼろぼろになった自分でも何か出来るんじゃないかって、なにか出来る可能性が転がって

いるんじゃないかって思ったんです。

たくさんたくさん色んな思いを経験をした。私なりに神経すり減らしてやってきた。

私自身を自由にしたかった。今でも十分自由かもしれないけど、心を解放してあげたかった。

少し汚い世界から逃げたかった、お金や性やどろどろした人間の汚い世界から

少し遠ざかりたかった・・・。きれいなものを探したかった・・・。

そこでたどり着いたのが私には大学を受けることだったんだと思います。

「くだらない動機」とか思われても仕方がないと思っています。

でも私は「白」になりたかった。白から少しずつ自分の好きな色を加えて行きたいと

思ったからです。

緊張しすぎなんだか、あきらめなんだか勉強する気になれないです・・・。


ずっと　ずっと　考えていたんだ

「振り返らないで僕はどこまでいけるんだろう」

そんな風に走り出した・・・・・その理由を

やっと　わかった

多分　僕は　　　背中から遠ざかる　自分のすべてを

どれだけ　大事か　思い知りたかったんだ


（ハチミツとクローバー７巻　より）