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2015.09.21
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テーマ:ニュース(100167)
カテゴリ:国際貢献

武装集団に襲われたら武器を使って助ける-------集団的自衛権でなくても

人道的に考えれば、正当防衛権の範囲を広げることで可能だ。

中村哲さん。
そんなお金があるんだったら、福祉だの農業復興だの何だの、ほかに使い
道はいくらでもある。

政府側も反政府側も、タリバンだって我々には手を出さない。むしろ、
守ってくれているんです。9条があるから、海外ではこれまで絶対に銃
を撃たなかった日本。それが、ほんとうの日本の強味なんですよ。


---------------------------------

パキスタン、アフガニスタンで、さまざまな活動に携わっておられます。
中村哲さんに聞いた

http://www.magazine9.jp/interv/tetsu/tetsu.php

抜粋

中村
 ある意味「美しき誤解」かもしれませんが、そういうふうに、日本の平和的
なイメージが非常な好印象を、アフガンの人たちに与えていることは事実です。
日本人だけは、別格なんですよ。

編集部
 日本人と他国の人たちを区別している?

中村
 極端なことを言えば、欧米人に対してはまったく躊躇がない。白人をみれば
「やっちゃえ」という感覚はありますよ。でもね、そういう日本人への見方と
いうのも、最近はずいぶん変わってきたんです。

編集部
 それは、なぜ、いつごろから、どのように変わってきたんですか?

中村
いちばんのキッカケは湾岸戦争。そして、もっとも身近なのは、もちろんアフ
ガン空爆です。
アメリカが要請してもいない段階で、日本は真っ先に空爆を支持し、その行動
にすすんで貢献しようとした。その態度を見て、ガッカリしたアフガン人はほ
んとうに多かったんじゃないでしょうかね。


中村
湾岸戦争のときに、「日本は血も汗も流さずお金だけばら撒いて、しかも国際
社会から何の感謝もされなかった。それが、トラウマになっている」なんて、
自民党の議員さんたちはよく言うようですけど、なんでそんなことがトラウマ
になるんですか。
「お金の使い方が間違っていた」と言うのならいいのですが、
「もっと血と汗を流せ」という方向へ行って、とうとうイラクへは自衛隊まで
派遣してしまった。僕は、これはとても大きな転回点だったと思っています。

 これまでは、海外に軍事力を派遣しない、ということが日本の最大の国際貢
献だったはずなのに、とうとうそれを破ってしまったんです。これは、戦争協
力ですよね。
そんなお金があるんだったら、福祉だの農業復興だの何だの、ほかに
使い道はいくらでもあるというのに。





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最終更新日  2015.10.02 18:19:40


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