絨毛膜下血腫のこと（次男妊娠初期）

2021.04.03

だんだんいろいろ忘れているので覚えているうちに書こうと思う。

長男の時も次男の時も私は妊娠初期、つわりがひどかった。
早々に仕事は休職した。
脱水症状になってしまい、点滴に通っていた。
ポカリスエットと梅干で生きていた。
今思い返しても人生で一番つらい出来事は「悪阻」。
産後眠れないとか、イヤイヤ期とか
産後腰痛悪化とか
色々あったけど
悪阻より辛かったことはない。

ゆったりしたパジャマがいいです

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さてそんなひたすら横になっていたところ
あれ？おもらしした？
という感覚で起き上がると、シーツが真っ赤になっていた。
妊娠１２週のことである。

妊娠１２週といえば、もうこれで流産はないと安心するころである。
なのにこの大量出血。

あーもう駄目なんだな。と思い、心臓が痛む。
おなかも痛い。
平日で長男は保育園・夫は仕事で誰もいない。
産婦人科は歩いて１０分。
夜用ナプキンをつけて歩いていくこととした。

歩きながらも流血するのが分かった。
平日午前、婦人科はとても混んでいた。
受付で出血がひどいので早く見てもらえないか頼み込む。
トイレに行く。
夜用ナプキンがもう交換が必要なレベルになっていた。
待っているが、お尻が痛くて　いてもたってもいられない。
陣痛時のようなお尻の痛さなのである。
一度出産の経験があるものだから、「これはおなかから赤ちゃんを出そうとしてるんだ」と思い涙した。
たった１２週でも私の心はすでに二児の母であった。

歩いている看護士さんを捕まえ、現状を訴える。
ようやく診察台へ。

診察台にあがりながらも出血。
院長先生はすごく冷静だった。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・
あ、生きてますね。
ここに心臓も動いてますよ

と。

びっくりした。

そしてここに血の塊がありますね。絨毛膜下血腫というと。

今できることは何もない。
しばらくは安静に。
また来週来てくださいと。

１週間たった。
出血量は減ったが、止まらない。

不安でたまらないがまた診察へ。
このころ本来は１か月に１度の診察であるから
全く券が使えないし自腹である。これも別の意味で痛い。

血腫は残っているが赤ちゃんも大きくなっていた。
血腫と一緒に流されないでよかった。
安堵した。

そしてわかってしまった。１３週なのに「これは男の子だ」と。
先生も「これは男の子っぽいですね」と。
心のどこかで次は女の子がいいなとか思っていたこともあったけど
そんなのは最早どうでもよかった。
元気で生まれてきてくれたらそれで十分。
何を大それたことを願っていたんだろう。
神様はわたしの傲慢さを教えてくれたに違いない。

その後結局産む直前まで少量の出血が続いた。
早産にはなったが、元気な男児が生まれてきてくれた。
絨毛膜下血腫になると早産になる確率がかなり高いらしい。

もし
絨毛膜下血腫
早産
出血
などで検索してたどり着いた妊婦さんがいたら伝えたいことは
ダラダラすることを頑張ってください。
これしかない。
そして早産を考えて動いてほしい。
早産になって大変だったことはまたあとで記録したい。

今妊娠中の方に伝えたいのは、
ベッドには防水シートをお早めに！
出血でだめにしたので。
どちらにしろ、こどものトイトレの時
買うことになります(^_^;)