山籠もり前々日に…
再度、山籠もり生活を決意してから数日…心身共に落ち着いた日々を送っています。明日から何かと多忙になりますので、今回が山暮らし前の最終の更新となります。で…私がどのような山奥で暮らすのか、少しだけ皆様に知ってもらおう…と書いてみました。寸又峡は南の黒部渓谷とも称され、南アルプス深南部や寸又三山への重要な登山口となっています。沢口山(1425)朝日岳(1826)前黒法師岳(1943)上記の三山が寸又三山。それに、大無間山(2329)黒法師岳(2067)猿並橋(さんなみばし)寸又峡温泉から朝日岳登山口に向かうには、この吊り橋を左の方に向かって渡ります。寸又峡に向かう途中で見られる朝日岳沢口山の頂上寸又峡は大井川の支流寸又川が曲流しながら、下刻作用を進めて形成した穿入蛇行をもつ渓谷です。貫流丘陵などは独特の地形で今でも浸食が激しいといいます。寸又峡温泉のある大間の位置する平坦地は旧川床にあたり、上流地域は手つかずの自然が多く残っていて、原生自然林保存地域に指定されています。寸又川渓谷部は電源開発の歴史も古く寸又川沿いにはダム発電所が点在しています。温泉の引き湯とともに観光化も進み、奥大井県立自然公園に含まれ、森林景観にも優れていると思います。登山道から寸又峡温泉を眺める画像の真ん中に小さく見えるところが、ホテルや旅館、民宿のある寸又峡温泉です。泉質は硫化水素系単純硫黄泉で、神経痛や慢性消化器病に効用があり、肌をスベスベにする効果から「美女つくりの湯」と知られ、多くの湯治客が各地から訪れます。秋の紅葉シーズンは、特に観光客で賑わいます。夢のつり橋温泉から歩いて30分くらいの所にあります。寸又峡は「21世紀に残したい自然100選」にも選ばれています。温泉関係者は簡素でクリーンな温泉地を目標にしているので、鮮やかなネオンも無ければ、夜遅くまで飲める酒場もありません。この温泉以外にも、接阻峡や井川ダム、大井川鉄道のSL、アプト式列車などがあります。簡単に書いたつもりが長くなってしまいました。それでは皆様、また逢う日まで(十日後?)お元気で…行ってきます!!