気まぐれ…
書いたり、書かなかったり…相変わらず、気まぐれな日記。<妄想日記その壱>…(小説風に書いております。)この町を訪れたのは、今回で何度めなんだろう…山を見るたびに父母の会話が頭をよぎる。母…「ねえ、今なら山が買えるわよ。買わない?」父…「駄目だ。山なんて何にもならん…現金が一番だ」母…「…アナタは山ばかり行くのに、何故?山が欲しくないの?」父…「山は行くが、山はいらん…」そのような会話があって何年か後にお金の価値が無くなって、紙くず同然になったそうな…母が買いたかった山が目の前にある。船乗りだった兄がその山を購入した。その後、両親も亡くなり、兄も亡くなって山の存在すら忘れていたが、ある日、「山を売りたい」と一本の電話あり山があった事を思い出した。が…山はすでに人の手に渡っていた。事後報告か…なんだかその人に対して少々ガッカリ自分の名義ではないので別に構わないのだが、府に落ちないものがあったのも確か…その日以来…その人の事を余り信用しなくなるが…それでも平然とした顔で、未だにお付き合いをしている自分。何故なら…兄嫁だから。山を売ったお金で借地権付きの家を購入し、その家も今では物置状態で放置したままだった。子供の頃、何度もこの山に連れてきてもらいました。そんな事は知らないのでしょう…仕方ないですね。木高くは 嘗て木植ゑじ ほととぎす来鳴きととよめて 恋まさらしむ 万葉集(10)人との付き合い方…難しいです。