上之郷城跡
上ノ郷(かみのごう)城は、戦国時代我が町の存在した城です。城と言っても、一般に想像されるような天守閣、石垣、漆喰の壁などを備えたものではなく、おもに土塁と空堀からなる構造で、戦国時代に作られた「中世城郭」といわれるものになります。上ノ郷城跡はミカン畑の中を歩いていきます。※画像は共有画像より拝借城主は鵜飼長照で、今川義元の一員として、この三河の地を治めていました。桶狭間の合戦で織田信長が、今川義元を討ち取った後、それまで今川に仕えていた松平元康(のちの家康)は岡崎城を拠点とし独立を図る。三河国は松平方と今川方に別れ、争うようになりましたが、そのような状況下、城主を鵜飼氏とする上ノ郷城はぜひとも倒さなければならない相手。そして、永禄5年松平元康が攻めてきたことによって、上ノ郷合戦が起こりました。その後、松平元康によって滅ぼされた…という歴史がありました。上ノ郷は、今では「神ノ郷」と書きます。発掘調査をしていた頃、一度、出かけたことがありました。自宅からは、そんなに遠くもないので、体力が付き、しっかり歩けるようになったら、また出かけてみようかな‥なんてことを考えたりしています。