貝殻節、鳥取県民謡
先日の台風7号…鳥取県の被害状況を テレビで眺めながら半世紀ほど前に 鳥取県を旅行した時の事を思い出していた。当時、23歳だった私‥友達の一人が鳥取県にある 浜村温泉という所でスナックを開店したと聞く。その何か月か後…私は勤めていた会社を辞め、次の就職先が決まるまで、旅行を兼ねて鳥取にいる友人を訪ねることにした。朝早く地元を出て京都まで‥約3時間京都から山陰線で 目的の鳥取県の浜村駅まで約8時間の長旅でした。当時の私は、お金がなく急行列車などは もったいなくて乗れなかった。若さだけが頼り…当時の運賃はいくらだったかは忘れましたが今の金額だと片道9千円くらいの運賃になるかと思います。朝早く地元を出て、現地に着いたのは夜8時過ぎで疲れた体で、友の店に顔を出すと、友は笑顔で迎えてくれ、近所の旅館に宿をとってくれた。翌日から私は友の店の手伝いをしながら居候…友人の店は、余り繁盛していないようだったので、店の手伝いは辞めて、近所の旅館の調理場で洗い場のアルバイトをするが、ある日、旅館の女将から、座敷に料理を運んだりする中居さんが足りないので、そちらに回ってくれないか‥と言われ、断る理由もないので、言われた通りに働いた。宴会場では 鳥取県の民謡の「貝殻節」が流れたりしていたのでその民謡を、覚えるともなしに、いつの間にか覚えていた。貝殻節…4分ほどです。その昔、この地方を中心に 日本海沿岸数キロにわたり海底一面と言っていいほど板屋貝(ホタテ貝)が発生したことがあった。貝殻節は、当時この貝の捕獲にあたった漁夫たちが、舟歌として櫓に合わせて歌った作業唄と伝えられます。民謡は、各地方の生活感があって良いものですね。当時の浜村温泉は、鄙びていて、友の店も半年ほどで閉店となり私も3か月ほどの滞在で、地元に戻ってきました。滞在していた3か月の間、旅館が暇なときには、鳥取砂丘や 因幡の白兎で有名な 白兎海岸、白兎神社などに参拝したりして、鳥取を満喫してました。浜村温泉入り口浜村温泉郷浜村温泉の町並み古い記憶の旅の中へ、身を委ねた一日。※当時の写真がありませんので、掲載した画像はヤフーの共有画像から拝借したものです。