楽しいデジタル一眼レフ機種選択(後半)
機種選択で熱くなっていた頃、僕にとって衝撃の写真が現れた。林艮さんのアポランターである。正確には、フォクトレンダー APO-LANTHAR 90mm F3.5 SL Close Focusコシナという会社のレンズだ。素晴らしい画。しっとりとした階調表現、渋めの発色、大人の味わいが感じられる写真にグッと引き込まれてしまった。検索した他の写真ブログでも、その特長は見事に表現されていた。シャープなんだけれど落ち着いている。深みがあり、味がある写真。ようするにレンズに惚れてしまったのだ。調べてみると、残念ながら生産終了。昨年末から今年初にかけて、最終在庫が定価¥55,000の40%引きで売り出されたらしい。それでも欲しい。欲しい。欲しい。今までヤフオクの経験はないのだが、「どうしても欲しい」気持ちが強く、初めて覗いてみた。何とまぁ、タイミング良く、アポランターが出品されていたのである。それも、ペンタックスのKマウントのものだった。終了3時間前で、2万円を少し上回った金額。これなら定価の60%、\33,000以内で落とせそうだ。10分前に\27,000で入札。するとどうだろう。後5分というところで終了時間が延長したのだ。「なんじゃこりゃ」結局、金額は\38,000まで上がっていった。もう少し粘っても良かったが、終了時間の自動延長に腹が立ったことで、逆に気持ちは冷静になれた。今回は諦めよう。アポランターは手に入らなかったが、ボディはペンタックスK10Dに決定。AF等の良し悪しの個体差もあるようだが、これはブルゴーニュワインで慣れているので まぁ 当たりを引くように祈っていよう。ボディ単体+単焦点レンズかレンズキット(DA 18-55mm F3.5-5.6 AL)を買うか、最後まで迷ったが、まずは腕を磨こうということでレンズキットを選択する。