へらぶなの戯言

　釣友のお～やんが隠れ谷へ連れてって泣きついて

　土曜日の朝、４時にお迎えに参ります

　弟子のお願いですから無下にもできずに朝の４時から待ってたら
　５時過ぎに「おはよう～」
　
　「こりゃ～、１時間も遅刻しゃがって。ふざけんな～」
　
　「そんなに早よ～行っても開いてないで・・・８時から営業やろ」

　「え～、そうなん？　知らんかった」

　なんか上手い事、誤魔化されたような・・・・・

　今日は暑くなりそうなので、深場の床釣をするんやってことで竿は１７.２尺


棚取りゴムをつけて床を計ります。２本・・３本・・・チョウチン・・・
「お～やん、底がないぞ」
「底無し沼じゃあるまいし」

しかたなくチョウチン？宙釣りです・・・
管理池で宙釣りなんか無理です。出来ませんけど場所変えも面倒くさいし
なんとか３枚程釣り長竿の感触を堪能し（腕が疲れた）竿の変更です。

どうせ底無し？やねんから竿は１３尺でええわ～ってことで


棚は２本半・浮子は叡峰のセミカンザシ。

餌は、スイミー：1＋水：１＋バラケＧ：２＋バラケマッハ：２
（古いチョウチン用のブレンドですいません）

２～３投もすると水面はへらぶなで真っ黒です

「ヘェ～、ダンゴ餌持ってたん？」なんて嫌味を言われながら・・・

しかし、隣りはもっと強烈なダンゴなのに水面のへらぶなは少なくぽつぽつと
へらぶなを釣り上げてます。

なんでやねんって思って聞いてみると

「ねんりきを多めに入れてます」　　だって？
「念力・・・・？なんじゃそりゃ？気合で釣れるかい」
「粘力です」

餌の名前のようです？コーンスターチのような粉でバラケを抑えるらしいです。



ダンゴの宙釣りで大差を付けられ完敗です。気分が悪いので４時に
「もう、閉店やで。帰るぞ～」って



帰りの荷物が重く肩に食い込みます。

「あんなクソ重い１７尺なんか使こたんが、今日の大失敗や」
「朝から遅刻しやがって、気合がなくなってしもた」

なんて文句をいいながら、帰宅

来週の連休は

「秋神ダム、いくやろ～」
「しらん！水あるんか？」
「行ったら、なんとかなるて」