へらぶなの戯言

　もう、３月だよって言う今ごろ初釣にやっと行くことができました。
池に到着するとおばちゃんが「今日は遅かったんやね～」って？
時計を見るともう、１０時前です。すでに１０数名のお客さんが竿を
振ってへらぶなを釣ってはりますがポツリ・ポツリって調子です。
気温もだいぶ高くなりダウンジャケットもいらんくらいですが、風が
きつく吹いているようです。

初釣でダウンジャケットを着ないなんて・・・

釣り座は風向きのかげんで道路側向きに、竿も風がきついので１７尺は
諦めて１２尺の朴石で床釣りとしました。（いつも床釣ですが）

仕掛けは道糸０.６号でハリスは０.３号の冬サイズに鈎は関スレ４号です。
もっと小さい鈎を使いたいのですが、浮子とのバランスが悪くなるようで
これ以上の軽量化？は無理です。良い浮子があればもっと楽しい釣りが
出来るのに残念です。餌は＜感嘆＞を標準水量造りポンプ出しです。

床合わせはいつものええ加減ですが、なじみ幅をいろいろ変えながら浮き
下を調整していると　２０１１年の第１号が・・・



１枚釣れるといつものことながら急に忙しくなります。
隣のお～やんを弄くって遊ばんといけまへん・・・・

「あれ、なにしてんの？へらぶな釣らへんのか～」
「あ～、さわりもないのに釣れるかい」
「今日はひさしぶりの　ぼうず　かぁ～」
「ふん、まぐれで１枚釣っただけやろ？」
「なにを言うてんねん。これは腕の差～っや」

へらぶな釣りをやってて一番幸せな会話をおもいっきり楽しみました。


もうすぐ納竿の４時前頃にはカウンターの数字も＜１５＞になり
そろそろ終わろうかと思いながら竿を上げると何か掛かってきます。
綺麗なブルーの塗装をされた浮子が引っかかってへらぶなも掛かった
ままです。だれか知らんけど高切れさせたようです。
浮きの銘を見ると＜彰作＞とかいてあります。
あのへらぶな釣りで有名な井上彰さんが作ってはる浮きのようです。
実物をみるのは初めてだったのですが、さすがですね～
良い浮きは見た目も綺麗でバランスもいいようです。

ひさしぶりの　へらぶな釣りを満喫し帰宅。「あ～楽しかった」