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カテゴリ:へらぶな釣り
征興のへら竿・・・・段巻幻集です。 この竿は、征興の竿(幻シリーズ・弦シリーズ)の中でも細身の竿で、 口巻き・段巻仕様があり更に、硬・中・軟調子があるという珍しい竿です。 写真の竿は、15.5尺の段巻・硬調の竿で、長い間欲しくて探し求めて いた物ですが、今回、念願が叶いやっと入手できました。とは言っても 30年以上前に作られた古い竿なので状態は言わずもがなです。 入手した時は、コミはきつくて竿も汚れが酷かったのですが、表面を研磨 してコミ部も綺麗に合わせると昔の輝きを取り戻してくれました。 ただ、前回ブログにアップした口割れ部の修理にチョッと手間取って しまいました。実は補修糸にポリエステルを使っていたのですが、溶剤 に溶けた?のか、修理を終えて竿を継いでみたら・・・塗装割れが やり直しです。 今度は絹糸の4番を使ってやると無事仕上げる事ができました。 火入れをする竹竿では、絹糸が必須なのですがカーボン竿では 糸は何でも良いと思っていたのですが、やはり絹糸を使うのが安全な ようです。 修理していて気付いたのですが、竿にほとんどテーパーが無く 先端のコミ部では、逆に少し太くしてあってこんな細工で細身に 仕上げているのに気づきました。 こんな写真では、修理箇所なんか判りませんが電燈に透かして見ると 透けや線傷がありますので、今年の冬にでも再修理の予定です。 握りの籐巻風の所にも一部に禿げたような箇所が見られるのですが ここもいずれは再塗装の予定です。取り敢えず修理はこれ位で あとは、ダム湖のへらぶなの感触を楽しむだけです。 願わくば、ダイワの玄むく硬式やシマノの伊吹に近い事を 願っているのですが・・・・・・・ どちらも持っていないので比べることができません。 絶滅危惧種の征興ファンの戯言です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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