|
テーマ:今日の出来事(292817)
カテゴリ:みつめるもの
今日は、父の戦艦大和の白日夢を見たことに始まる一連の体験談をカフェで語る会がありました。 こうして、身内に起きた不思議な出来事は、人様に聴いていただくことで、やっとある意味、完結していくようにも感じます。 それらを聴く方それぞれがどう感じるか、そしてそれをどう受けとめるのかは、まさにその方の気持ち、またはキャパ次第です。そしてその反応を見れば、自分だけではわかりえない事を、学ぶこともできます。 今日は、ありがたいことに十名以上の方が集まってくださって、とてもスムーズに話が始まりました。私は、戦争を体験した父の話が、ギャラリーにゆっくりとしみわたっていくのをちょっと遠くから見ていました。 「話す」とは、まさに「放つ」に通じて、自分の気持ちや思いを「解き放つ」、「解放する」ことに他なりません。 身内なればこそ、感情がからんで素直に聞けなかったり、わかっていても批判的になってしまったりとややこしくなりますが、今日はよき聴き手が沢山おられて、ありがたいなぁ・・・と思いつつコーヒーを運んでいました。 家族同士では出来ないことを、縁ある皆様がやっていただく幸せ・・・しみじみ。 聴き手の中で、やはり生死の境の夢うつつの中で、同様の不思議な体験をしたお父上の話をしてくださった方もおられ、とても深く心に残りました。 そして(人には言わないように)とお父上が彼女に話してくれた大切な内容を、さらりと披露して下さって、ドキドキ・・・そこでもひとつ、解きはなち、がありました。 まさに、世界の秘密の一片をかいま見せてくれたような一瞬でした。 こういう共鳴がすばらしいです。 さて、ひとつ、強烈な学びがありました。 そうした見えない世界の話に真っ向から批判的な方がお一人おられました。途中から、人の話をさえぎって持論をとうとうと語り出し、話も噛み合わず、語気強く詰問するわ、頭ごなしに否定するわで、私はかなり感情をかき乱されました。 「まずは、父の話を最後まで聞いて下さい」と、なるべく冷静に言うも伝わらず、何度か押し問答しつつ、一応反論も聴こうとしたり、タイムキープも意識しつつ話を戻そうとし、まとめようと努力しましたが、火に油の状態。 しまいに父が、アンタ人の話を聞きなさい!と一喝したりして、ちょっとやれやれ・・・でした。 今から冷静に考えると、何だかとても怖がっておられて、防衛本能丸出しのような印象でしたので、きっと父の話が、本当の意味でその方の琴線に触れるものだったのかもしれません。 まわりの方のサポートで、その場は一応落ちついて終了しましたが、私は、その事に対して、理性で割り切って終えるのではなく(あの人はしょうがないと切り捨てる、どうせ人とはわかりあえないと諦めるのではなく)、その時の、自分の怒りと悲しみを大切に感じて、それをその方に伝えるようにしました。普段なら(何この人!)と、黙って怒りを溜める事が多いですが、お願いし、昂ぶることなく、逃げず諦めず、その場にいました。 (そんな怒ったいい方をされたら、怖くてあなたと話したくなくなります)と、これは素直に感じたこと。 (そんなに持論があるのならば、次回はあなたの語りの会を開けばいいと思います。その場でお話し下さい。今は、父の話を聞いて下さい)と、提案出来たのはよかったです。 自分のために、この学びをありがたいと思います。 帰宅し、ほっとしてシーズーの雷太を膝に乗せると、雷太はそのままイビキをかいて眠ってしまいました。 しみじみと深く、そして学びの幸せな一日でした 感謝感謝 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|