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カテゴリ:童謡・童話
雪の白樺 並木
夕日が映える 走れトロイカ ほがらかに 鈴の音 高く 響け若人の歌 高鳴れバイヤン 走れトロイカ かろやかに 粉雪蹴って 黒いひとみが待つよ あの森越せば 走れトロイカ 今宵は 楽しいうたげ ---------- 原詞は全然違います。 原詞に忠実な訳は… ---------- 走るトロイカひとつ 雪のヴォルガに沿い はやる馬のたずなとる 馭者(ぎょしゃ)の歌悲し はやる馬のたずなとる 馭者(ぎょしゃ)の歌悲し 何を嘆く若者 たずねる年寄り 何故にお前は悲しむ 悩みはいずこ 何故にお前は悲しむ 悩みはいずこ 去年のことだよおやじ 好きになったのは そこへ地主の奴めが 横槍を入れた そこへ地主の奴めが 横槍を入れた クリスマスも近いに あの娘(こ)は嫁に行く 金につられて行くな ろくな目にあえぬ 金につられて行くな ろくな目にあえぬ 鞭(むち)持つ手で涙を 馭者はおしかくし これでは世も末だと 悲しくつぶやく これでは世も末だと 悲しくつぶやく ========== 音楽舞踏団カチューシャ作詞・ロシア民謡 トロイカとかバイヤンとか…、なんか異国情緒たっぷりで、好きでした。原詩は知りませんでした。今回、初めて直訳ではなかったことを知りました。 原詩はこんなに金色夜叉してるのに、学校で習ったのは、非常に明るい…、澄み切った空の下、真っ白な雪の上を馬車がかろやかに走るというイメージです。 原詩から察するに、元々はもっとスローテンポの歌であったと思われます。 戦後暗く落ち込んでいる日本で少しでも明るい音楽をという事から、アップテンポのトロイカが出来あがったのだそうです。そういわれてみれば、曲のすすみかたが、もの悲しく聞こえないことも無い…。 また、音楽舞踏団カチューシャというのはどういう団体?って思い、調べてみました。 1949(昭和24)年に旧ソビエトから帰国した人々が結成した歌と踊りのアンサンブル「帰還者楽団(後の音楽舞踏団「カチューシャ」)」 だそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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