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カテゴリ:童謡・童話
我は海の子白浪(しらなみ)の
さわぐいそべの松原に、 煙たなびくとまやこそ 我がなつかしき住家なれ。 生れてしおに浴(ゆあみ)して 浪を子守の歌と聞き、 千里寄せくる海の気(き)を 吸いてわらべとなりにけり。 高く鼻つくいその香(か)に 不断の花のかおりあり。 なぎさの松に吹く風を いみじき楽(がく)と我は聞く。 (今の教科書では、以下は載せていません) 丈余のろかい操(あやつ)りて 行手定めぬ浪まくら、 百尋(ももひろ)千尋(ちひろ)の海の底 遊びなれたる庭広し。 幾年(いくとせ)ここにきたえたる 鉄より堅きかいなあり。 吹く塩風に黒みたる はだは赤銅(しゃくどう)さながらに。 浪にただよう氷山も 来らば来れ恐れんや。 海まき上ぐるたつまきも 起らば起れ驚かじ。 いで大船(おおふね)に乗出して 我は拾わん海の富 いで軍艦に乗組みて 我は護らん海の国 ========== 作詞は宮原晃一郎(1882年 - 1945年)(芳賀矢一(1867年 - 1927年)が作詞・または改作とする説もある)、作曲は不詳。 文部省唱歌(六年) 1910年(明治43年)に『尋常小学読本唱歌』に発表された。敗戦後7番の歌詞が教科書から削られた。1947年から現在まで小学校では3番まで教えられている。2007年(平成19年)に「日本の歌百選」に選ばれた。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 --------- 約100年前の作詞なので、言葉がわからない・・・>< んで、ちょっと調べてみました。 ---------- とまや【苫屋】 苫で屋根を葺(ふ)いた、粗末な家。苫の屋。苫屋形。 じょうよ【丈余】 一丈(約3メートル)あまりあること。 ひゃくひろ2【百▽尋】 (1)一尋の一〇〇倍。 (2)〔非常に長いことから〕はらわた。腸。[書言字考節用集] ちひろ【千▽尋】 〔「尋」は、両手を左右に広げた長さ。中世には「ちいろ」〕非常な深さ・長さにいう語。 「―の海底」 かいな【▽腕/▼肱】 肩からひじまで。二の腕。あるいは、肩から手首までの間。うで。 (三省堂「大辞林 第二版」より) ---------- この歌も、大変好きです。夏と言えば、絶対この歌です。 私なんか、冬でも口ずさんじゃいます^^。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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