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カテゴリ:童謡・童話
かあさんは 夜なべをして
手ぶくろ 編んでくれた こがらし吹いちゃ つめたかろうて せっせと編んだだよ 故郷のたよりはとどく いろりのにおいがした かあさんは 麻糸つむぐ 一日 つむぐ おとうは土間で 藁打ち仕事 おまえもがんばれよ 故郷の冬はさみしい せめて ラジオ聞かせたい かあさんの あかぎれ痛い 生味噌をすりこむ 根雪もとけりゃ もうすぐ春だで 畑が待ってるよ 小川のせせらぎが聞える なつかしさがしみとおる ========= 窪田聡作詞・作曲 昭和33年(1958)発表です。 作者が奔放な生活をしているところに、母親から小包が送られてきました。作者の好きな食べ物や手編みのセーター、ビタミン剤などとともに、「体をこわさないように」といった母親の手紙がいつも入っていました。 そのことを、思い出しながら作られた歌だそうです。各章の2行目、3行目は母からの手紙文を示しています。子供を想う母親の無償の愛。涙がでそうです。 いい歌です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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