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秋桜日記

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2007.04.30
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カテゴリ:童謡・童話
甍(いらか)の波と雲の波、
重なる波の中空(なかぞら)を、
橘(たちばな)かおる朝風に、
高く泳ぐや、鯉のぼり。

開ける広き其の口に、
舟をも呑(の)まん様見えて、
ゆたかに振(ふる)う尾鰭(おひれ)には、
物に動ぜぬ姿あり。

百瀬(ももせ)の滝を登りなば、
忽(たちま)ち竜になりぬべき、
わが身に似よや男子(おのこご)と、
空に躍るや鯉のぼり。
==========
作詞は不詳、作曲は弘田龍太郎
弘田 龍太郎 1892年(明治25年)6月30日-1952年(昭和27年)11月17日
1918年(大正7年)鈴木三重吉によって児童雑誌『赤い鳥』が創刊されると、やがて「赤い鳥運動」に参加、北原白秋等と組み、多くの童謡を作曲した。
代表作に『鯉のぼり』『浜千鳥』『叱られて』『雀の学校』『春よこい』『靴が鳴る』など多数。他に歌曲『千曲川旅情のうた』、オペラ『西浦の神』、仏教音楽『仏陀三部作』など。

鯉の幟(のぼり)は、もともとは江戸時代の町人が男の子の成長と出世を願ってはじめた祝いごと。この歌にも最後に、滝をのぼり立派な龍へと変身するという中国の故事が登場する。1913(大正2)年、『尋常小学唱歌(五)』に発表。近藤宮子作詞による「こいのぼり」(屋根よりたかい~/1931年)とは別の歌。
鯉幟の雄大さをたたえ、男児が鯉幟のように雄大に成長するようにという願望を歌っている。甍とは瓦のことであり、「竜になりぬべき」というのは鯉が滝を登って竜門をくぐると竜になるという伝説から来ている。
1913年(大正2年)に刊行された『尋常小学唱歌 第五学年用』が初出。
文語調であるため、最近は口語調の「♪やねよりたかい…」で始まる『こいのぼり』のほうがよく歌われ、この歌はあまり歌われなくなっている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』とd-scoreから抜粋
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最終更新日  2007.04.30 09:43:37
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