Kou's Wonderland

　もう３０年も前に夢中になっていた「ゴダイゴ」。

　一般の人はきっと、「ガンダーラ」「モンキーマジック」「ビューティフルネーム」
「銀河鉄道９９９」などのメガヒットでゴダイゴを知り、あの雰囲気が認知されて
いるんだと思う。

　だけど、自分の中の「Godiego」は全然違うイメージで。

　あの「西遊記」からの流れは、彼等がメジャーになっていく上で通るだけの
ステップであったはずなのに、あまりにもインパクトが強すぎて彼等自身が
そこから抜け出せずにそのまま終わってしまいそうである。

　Godiegoはミッキー吉野、タケカワユキヒデ、浅野孝巳、Steve Fox、Tommy Snyderの
５人のグループ。

　西遊記前の彼等はかなりイメージが異なり、例えばアルバム「DEAD END」等を
聴くとかなりメッセージ性の強いダークなイメージがあり、その後の「CM SONG GRAFFITI」では（CM SONGと言うこともあるけど）、キャッチーな明るいポップロック
や様々な音楽要素の集合体と言う感じかな。

　彼らの音楽の原点は、タケカワユキヒデのメロディアスで聴きやすい音楽で
ありながら複雑でプログレ？と言いたくなるようなコード進行が魅力ではあるけど、
それを支えるメンバー全員の卓越した演奏能力には素晴らしいものがあると思う。
　ミッキー吉野の全てのジャンルを超越したテクニック、浅野孝巳のどんな曲にも
合わせられる幅広い音楽性（彼はギターシンセサイザーを日本で初めて使った人）、
Tommyの軽快でかつ重厚なドラミング、Steveのポップセンスと低音のコーラス。。。

　・・・何を長々と書いているのかと言うと、最近 YouTubeでGodiegoの懐かしい
動画を多々見つけまして。
　いやーいい時代になったもんで。。。

　それを見ていたら・・・自分の音楽への原点はきっとここにあったんだと、
改めて思い知らされた気がして・・・・

　と言うことで、彼等の非常に貴重な映像を紹介します。

　Pomp and Circumstance （平和組曲　（昔は威風堂々））

　（自分でアップしたわけでないのに・・・（汗）　貴重な映像アップに感謝！）

　当時は当然ビデオなんてなかったので、テレビ番組をラジカセで録音した
この曲を毎日毎日聴いては歌っていたものです。
　明星（恥）のソングブック（懐）に、Godiego特集の時があって、この歌の歌詞が
（なぜかアルバム収録曲でもないのに）載っていて、夢中になって歌ったものです。

　きっと自分はこのGodiegoやCharなどの、当時の日本では稀有な存在だった
本物のロックを肌で感じてきたから、今があるのかな。。。なんて思う。

　とにかく彼等の西遊記だけでは終わらせたくない、たぐい稀な高い音楽性と
才能に、再び陽が当たる日が来ることを。。。