心こそ大切なれ

こんばんは☆

今夜は涼しくて過ごしやすいですね(*^-^*)

昨日の続きです。

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ICUから、病室に戻った私は

しばらくの間、自然治癒力を感じながら

ベッドで眠る日々を過ごしていました。

術後〇日目からは〇〇を…みたいなマニュアルがあり

その通りに、少しづつ身体を動かすようにしていました。

術後の状態は順調で

一週間経った頃には、Iさんのベッド脇で談笑していました♪

病室の中で、Iさんと私だけが抗癌剤の副作用で丸坊主

お互い頭を撫でながら、「お揃いだね♪」って笑いました。

それから間もなく

Iさんのベッド脇には簡易トイレが置かれ…

食事のとき、ふとIさんを見ると

一生懸命食べようとしているのに、入っていかない様子が目に映っていました。

Iさんは、末期の胃がんでした。

トイレに座っても、出血ばかり…

なのに

辛いとも大変とも、一言も言わない。

日中は、歩行器を使って一生懸命歩く練習をしている。

一歩一歩前に進むごとに、私の方を見て

嬉しそうに、「ほらね！歩けるのよ！」って…

Iさんは、私に

「私の姿を通して、どんな状態にあっても生きることに希望を持つ

本物の生き方を、本当に正しい生き方はどういうことなのかを証明してみせる！」

と、力強く仰っていました。

周りには、そんなIさんの姿を怪訝そうに見ている人もいました。

看護師さんは、じっとしていなさいと言わんばかり。

私は…

Iさんは命がけで、たくさんのことを教えてくれているのだと

そう感じました。

私が退院する日

Iさんと、連絡先を交換しました。

そして、「たくさんお世話になったのに何もしてあげられない」と言いながら

自分用の新しいソックスを、私にくださいました。

（Iさんから頂いたソックス♪）

いまでも、大事にとってあります☆

入院中、Iさんは事あるごとに私を呼びました。

「〇〇（sachi）さん、息子に電話したいのだけど掛けてくれる？」

「〇〇（sachi）さん、そこにある新聞取ってくれる？」

「こちらへ来て、お話しましょう」

「カーテン閉めてちょうだい」

お祖母ちゃんと孫みたいな感じだったかな～(笑)

退院後

それっきり、Iさんに会うことはありませんでした。

その後…

続きはまた明日☆

See you tomorrow