283027 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

■ ドラマ 永久の彼方へ

■ ドラマ 永久の彼方へ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2007年07月18日
XML
カテゴリ:第三章 188 ~ 240 話
.
騒がしい客
  「うははは、みたか、あの蹴りを食らってはひとたまりもあるまい。」

 誇らしげに笑う騒がしい客。

李 チュンスク
  「間違いない、おまえら異人だな。」

 一言漏らし、スッと立ち上がる 李 。

騒がしい客の相棒
  「なんだあいつ、俺達の攻撃を受けてもまだ立ち上がるのかよ・・・・」

 自信たっぷりだった顔が、驚きに変わった。

李 チュンスク
  「一発の破壊力だけの蹴りなら、飛ばされる方に自ら飛べば威力は半減する。
   それだけのことよ。
   だが、その威力が人並み外れているようだ。
   ならば、こちらも本気になって構わないってことだな。」

騒がしい客
  「く・・・、本気だと? 調子くれやがってっ!」

 『ぬぉーーーっ』 『うぉーーっ』

 再び素早い動きで打ちに出た騒がしい客!
 相棒も一緒に突撃したっ!

   ほぉ~~あちょー! アタっ、アタっ、ホォーアタァー!
      バシ★ ズゴ ズゴ★ ズコーーン★

 襲い掛かる 騒がしい客 を上回る素早い動きで左に避けて膝内側に強烈なロー、
 続いて後方から来た 相棒 の溝打ちに連打し、これまた強烈な回し蹴りっ!

   『ぐほっ
        『うぅぅ

 騒がしい客ら二人は、そのまま地面に転げてノタウチまわるのであった。

              彡パチパチパチ彡

 見ていた通行人から拍手が起きる。

李 チュンスク
  「オイ、壊したテーブルと茶碗類、ちゃんと弁償するんだぞ。」

 転げる二人にキリっとにらんだ瞳で言いつけた。


    のし。。

ザウバー
  「ほぅ、この二人を倒す者がこの町にいるとはな・・・・」

 見物人の後ろから、もそっと現れたのは、なんとザウバーだ。

李 チュンスク
  「誰だ。」

ザウバー
  「名乗るほどのもんじゃねぇ。
   こいつらの上役・・・ってところかな。」
李 チュンスク
  「上役?」
ザウバー
  「おやじ、これが弁償代だっ!」

 ザウバーは、袋に入った銭を店内に ひょぃ~ と放り込んだ。

        ジャリン 彡賞金

ザウバー
  「まったく・・・騒ぎ起こすなとあれほど言っておいたのに。」

 ザウバーは転がる二人に強烈な蹴り2発をお見舞いし、二人を壁に飛ばして
 そのまま壁をぶち壊してしまった。

             ズボっ、ズボっ     ドーーン ガラガラ

李 チュンスク
  「何っ!?
ザウバー
  「こいつらは頑丈でな。 このくらいでは壊れん。
   店の(おやじ)、二人に水ブっ掛けてくれねぇ~か。」

 店主がうなずいて木製のバケツに水を汲んできて、二人に撒き散らした。雫雫

 『ん、ん~・・・』
 意識が戻る二人。

ザウバー
  「こらっ、いつまでそうやっているつもりだっ!
   騒ぎ起こすなって言ったろっ!」

              音符ピーー、ピーー

 騒ぎを聞きつけた人民警察数人が、笛を吹きながら駆け足で近づいてきたっ!

ザウバー
  「おら、帰るぞ。」

人民警察官
  「こらぁ~、そこぉ~! 何やってるっ!」

 走り込んだ勢いのまま、なんとザウバーに向かって警棒で殴り掛かる人民警察。

       バキっ  カランカラン・・・・

 無抵抗のザウバーに打ち込んだ警棒が見事に二つに折れ、先側部分が地面に放り出されて
 転がったのだった。

 ザウバー
  「まったく・・・・なんてトンチンカンな警察官なんだ・・・・
   おれも血の気が多い方だ。 間抜けなことやってっと、命無いぜ。」

 警棒を叩き込んだ人民警察官、手に握る折れた警棒を見つめながら、
 あっけにとられていた。

 もう一人の人民警察官、

人民警察官
  「なにをっ!」
李 チュンスク
  「待ってくれ。
   この方は見物人で、当事者は私だ。」
人民警察官
  「えっ !? あ、李さん・・・・」

店主
  「李さんは彼ら二人の騒ぎを止めてくだすっただけ。
   私が被害者のこの店の店主じゃよ。」

 なんとなく状況が分かってきた人民警察官の二人。

ザウバー
  「おぉおぉ、このおれへの暴力はどぅ落とし前付けてくれるんだ?
   慰謝料請求してやろうか。」

 ちょっと困ったような顔でザウバーの話を聞く人民警察の二人。

ザウバー
  「まぁいい、慰謝料払ったと思って、その壊れた壁をお前らが弁償しな。
   おぃ、行くぞっ!」

 騒いでいた客の二人をアゴで合図して歩き出すザウバー。
 一瞬立ち止まり、

ザウバー
  「そこの。 名前・・・・ 李 ・・・なんてんだ?」

李 チュンスク
  「李 チュンスク。」

ザウバー
  「覚えておこう。 おれはザウバー。」


 そして再び歩き出した。

 その後ろに騒いでいた二人が黙って続くのであった。



  ~
    ~


  このバカヤロー!

 数十人のスペック-1戦闘員達の前で、仁王立ちで叱り付けるザウバーとクラウス。

ザウバー
  「あれほど町で騒ぎを起こすなと言っておいただろっ!」
クラウス
  「そんなに [力] を試したいのなら、おれ達が相手になってやるっ!」

 町で騒ぎを起こした連中を集め、雷を落とす二人。
 シュンとして耳を傾けるスペック-1の戦闘員達。

ザウバー
  「いいか、今、町で騒ぎを起こし、お前らの能力の存在を知られちゃ困るんだよ。
   これからその [力] を存分に発揮できることになる。しばらく辛抱しろってんだ。」
クラウス
  「今は生産優先で、おまえらの収容施設の整備がまだ整ってないから、
   大人しくしているっていう条件で町に出してやってんだ。
   次騒ぎ起こしたら、命はねぇーぞこら。」


ブルーガー
  「こいつらまとめるのも大変だな。」

 ザウバーとクラウスの後方から突然現れた男、そう、あのブルーガーだ。

クラウス
  「ブルーガー様・・・・」




第191話 異人 4 へ
(女、悪いか)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2020年09月18日 16時39分44秒
コメント(0) | コメントを書く
[第三章 188 ~ 240 話] カテゴリの最新記事


PR

カレンダー

フリーページ

カテゴリ

日記/記事の投稿

コメント新着

謎のドラマ作者@ Re:第242話 番号+1 番号振りがダブリました・・・ (^^|||
★ 謎のドラマ作者 ★@ Re:第4-490話 番号+1 番号振りがダブリました・・・ (^^|||
★ 謎のドラマ作者 ★@ 和恵よ。 和恵姉さん 「こういち! なんか言った?…

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月

お気に入りブログ

もうひとつのBMW E4… non☆☆★さん

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X