283091 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

■ ドラマ 永久の彼方へ

■ ドラマ 永久の彼方へ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2007年07月30日
XML
カテゴリ:第三章 188 ~ 240 話


ブルーガー
  「以上が私と行動を共にしてもらう調査隊のメンバー18名だ。
   リョクコウそしてチョンミンにも同行してもらう。」

 『はは。。。』

クラウス
  「我々は供にしなくて良いので・・・?」
ブルーガー
  「そうだ。 まだ調査の段階だし。
   それに、場合により後から第二、第三の部隊を引き連れてもらうことも考え、
   まずは待機してもらう。 工場を空にはできんからな。」
ザウバー
  「わかりました。」
ブルーガー
  「うむ、
   では諸君。 伝説の石の存在が真か否か、確かめようではないか。
   我らにこの[力]を与えて下さった君主、ガイザー総帥にそれを捧げるべく。」

 『おぉーーっ!

ザウバー
  「チョウ・ギョッキ。」
チョウ・ギョッキ
  「は、」
ザウバー
  「お前を調査部隊のリーダーに指名する。
   ブルーガー様をしっかりとサポートし、部隊をまとめてくれ。」
チョウ・ギョッキ
  「はい、かしこまりました。微力ながらお手伝いさせていただきます。。」

 ザウバーに一礼したチョウ、部隊に振り返り、

チョウ・ギョッキ
  「みんな! 聞いての通りだ。 供に仲間だがブルーガー様との仲介役、
   そしてみんなのリーダーとなった。よろしく頼むっ!」

 『おぉーーっ!

ブルーガー
  「うむ、規律を守り、みんなからの信頼も厚いギョッキ、適任であろう。
   しっかりとな。」

チョウ・ギョッキ
  「はは。」

 ブルーガーにも片ひざで一礼するギョッキ。

ブルーガー
  「出発の前に腹ごしらえを済ませろ。
   そして、見方の識別をつけるため、ユニフォームを新調しておいた。
   それに着替えてから九の刻に再びここに集合せよ。いいな。」


 『ははっ!』



  ~
    ~


黒鼠 一(イークン)
  「オレ達は選ばれなかったな・・・・」
黒鼠 三(サンクン)
  「あぁ・・・」
黒鼠 リーダー
  「なに、心配すんな。
   [神霊石]ってなぁ守る種族が遠い昔から居てな。 それはそれは強いらしい。
   おれはな、もしその種族が存在し噂通りの強さなら、異人20人でも足らないんじゃ
   ないかと思っている。
   伝説・・・の延長線の話だが、もし本当なら、何世紀も守り続けているんだ。
   簡単にはいくまい。」

黒鼠 二(リャンクン)
  「すると・・・・」

黒鼠 リーダー
  「もし、その種族とかち合った場合、後発隊が必要ってことよ。
   だから声が掛かるまで、のんびりしていればいいってことだ。」
黒鼠 三(サンクン)
  「なるほど。」

 と、そこへ、

ザウバー
  「黒鼠の4人っ! いるかぁ~?」

 突然、ザウバーが残された戦闘員の集団に向かって叫んだ。

黒鼠 リーダー
  「はい、ここに!」
ザウバー
  「おぅ、ちょっとこっち来てくれ。」
黒鼠 リーダー
  「はい。」

 声の指示に従う4人。ザウバーの元に歩を進める。

黒鼠 一(イークン)
  「きっと、町での騒ぎを怒られるんじゃないか・・・?」
黒鼠 三(サンクン)
  「さぁな。」

 ちょっと恐る恐るの一(イークン)。
 心配するあまり、一人足取りが重い。

黒鼠 リーダー
  「黒鼠4人、揃っております。」

 ザウバーの元に歩みより、片ひざを付いて一礼する4人。

ザウバー
  「よし、早速だがちょいと話がある。 オレの部屋に来てくれ。」

黒鼠 リーダー
  「かしこまりました。」


 このアジト兼戦闘員製造工場は、大きく古い綿織物工場らしき跡地に、
 外見の建物はそのままに、突貫工事ながら中はしっかりと整備されている。
 3棟が横に並んでいるが、1棟が工場、他の2棟が戦闘員の控え室、食堂、幹部室等に
 区分けされている。

 奥にある一室に5人が入っていった。

 依然ビクビクしている一(イークン)。
 その部屋は、ザウバー個人の部屋のようだ。


ザウバー
  「まぁそこに座れや。」
黒鼠 リーダー
  「はい。」

 中古でほころびが数箇所あるが、大きな立派なソファーに座る4人。
 一(イークン)一人だけ目が泳いで落ち着きがない。

ザウバー
  「おい、お前。」

 一(イークン)に向かって話しかけるザウバー。

黒鼠 一(イークン)
  「は、はいっ」

ザウバー
  「おまえ、何ビクビクしてやがる。 肝っ玉ちいせえなぁ。
   町に行ったことで怒られるとでも思っているのか?」
黒鼠 一(イークン)
  「えっ !? 」
ザウバー
  「こっちはお見通しだ。」
黒鼠 リーダー
  「すいませんでした。」
ザウバー
  「腹が減るんだろ。
   スペーック施術を受けるとな、[力]が増す分、腹も減る。
   この施設の食料調達では全員分の満腹は行き渡らないからな。
   おれも経験者だ。 気持ちは判る。」

 行動も、そしてその理由も見透かされていて、驚く一(イークン)。

ザウバー
  「他の連中は、[力]を誇示する行動に出ていたから叱り付けている。
   聞くとおまえ達はそうではなかったようだ。
   安心しろ。 それをどうこうの話じゃねぇよ。

   戦闘員に今目立つ動きをされては困ることがあると説明してあるよな。
   問題はその理由だ。

   以前にあった工場だが、ある人物に潰されてしまったのよ。
   数日間にいくつもな。」
黒鼠 三(サンクン)
  「な、なんとっ!」
黒鼠 二(りャンクン)
  「そんな・・・・異人だらけのその場所を?」
ザウバー
  「そうだ。
   戦闘員が何百人掛かってしかけても、おそらく倒せまい。
   なんせ、このおれですら刃が立たないほどだ。」
黒鼠 リーダー
  「ザウバー様でも・・・・ですか・・・・。」
ザウバー
  「あぁ、まるで別次元だ。

   理由はそこにある。
   工場の建て直し、戦闘員の増強を図るべくこの地に移転してきたが、
   その化け物の耳に入ってはなんの意味も無くなってしまう。
   だから騒ぎだけは困る訳だ。」

黒鼠 二(りャンクン)
  「 ・・・・ 」

黒鼠 リーダー
  「我々が町に出た時、人民警察の他に大少林寺の武僧達が駆けつけてきました。」
ザウバー
  「おまえら戦闘員が暴れるから、警察と手を組んで警備を手伝っているようだな。」
黒鼠 三(サンクン)
  「武僧、異人化した我々でも簡単にはいかん相手だ。」
ザウバー
  「らしいな。
   先日おれも強腕のやつに会った。
   確か名前は・・・・
        李・・・李 チュンスク とか言うやつだったかな。」
黒鼠 リーダー
  「 !! 」
ザウバー
  「どうした。」
黒鼠 リーダー
  「そ、そいつは・・・・総本山対極試合 の出場権を持つ、
   最上級クラスの拳法家の一人です。」

ザウバー
  「ほぅ、最上級か。 通りでスペック-1を簡単に倒してしまった訳だ。
   中々面白い国だな、ここは。

   最上級クラスか・・・・その話はまたの機会に聞くとしよう。

   さて本題だ。」



第196話 調査隊 2 へ
(あまり自分で重くし過ぎるなよ)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021年07月20日 14時16分39秒
コメント(0) | コメントを書く
[第三章 188 ~ 240 話] カテゴリの最新記事


PR

カレンダー

フリーページ

カテゴリ

日記/記事の投稿

コメント新着

謎のドラマ作者@ Re:第242話 番号+1 番号振りがダブリました・・・ (^^|||
★ 謎のドラマ作者 ★@ Re:第4-490話 番号+1 番号振りがダブリました・・・ (^^|||
★ 謎のドラマ作者 ★@ 和恵よ。 和恵姉さん 「こういち! なんか言った?…

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月

お気に入りブログ

もうひとつのBMW E4… non☆☆★さん

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X