カテゴリ:第三章 188 ~ 240 話
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チーラン 「な、こういち。」 こういち 「南ちゃんだってば、今は。」 ドゴ、 ひょい ドーーン ドンドンドンドドドドン チーラン 「チーランのこと。 どう思う。」 南ちゃん(←本人が言うので ^ ^;;; ) 「好きだよ。」 チーラン 「え?」 かなり驚いて南ちゃんを見るチーラン。 南ちゃん 「チュウランやスウラン、それにクンナやスンチャ、ゆうすけと同じようにね。」 チーラン 「あ・・・」 今度は急に力が抜けたように顔を落とすチーラン。 南ちゃん 「おいらの知る人はみんな好き。 そして守るべき人達だ。 み~んなね。」 チーラン 「みんな。 守る?」 ドゴ、 ひょい ドーーン ドンドンドン 南ちゃん 「そうさ。なんか危ない危機が迫っているみたいなんだ。 内緒だよ。 (^_-)-☆ その脅威に対し、おいらが立ち向かわなくちゃならないのさ。 その大好きなみんなを守るためにね。。。」 チーラン 「大勢。守る。 出来るのか?」 ドゴ、 ひょい ドーン ドンドドドドン 南ちゃん 「やってみなきゃわからないよ。 相手が分らないんだから。」 チーラン 「危機。脅威。知らぬ敵。 怖くないか?」 南ちゃん 「怖がっていては何も進まない。 だからこうして自分を鍛えるのさ。 何があっても負けないように。 そしてチーランも守るさ。」 チーラン 「そっか こういち。 大変。 忙しい。 みんな守る。」 南ちゃん 「あぁ。 ナンチャンだ。」 チーラン 「うん。チーランも自分強くする。 こうい・・・ナンチャンの足でまといに ならない。」 ドゴ、 ひょい ドーン ドンドンドン 南ちゃん 「その意気だ。がんばれよ。」 チーラン 「ありがと。ちょっとだけ元気出た。」 ~ ~ ~ スウラン 「ダメか・・・?」 猛烈に驚くゆうすけ。 ゆうすけ 「ダメ・・・っつぅ~か・・・・ 突然聞かれても・・・・その・・・・心の準備が・・・・」 スウラン 「な、ダメか?」 真剣に、真一直線(ストレート)に聞き返すスウラン。 ゆうすけも心を開いて話始めた。 ゆうすけ 「あのな、今までスウランを好きも嫌いも無く接してきていた。 正直、三姉妹は綺麗だしかわいいし、男からみて魅力はあるよ。 さっき手を握って引っ張られたろ。 そのとき、ちょっと照れちまってな。 かなりドキドキしていた自分がそこにいた。」 スウラン 「な、ダメか?」 ゆうすけ 「慌てるなよ。 まず先に聞かせてくれ。 おれと付き合うって気持ちは、おれのことが好きだからか? おれに惚れてのことか? または、付き合う相手がいても自分は変わらずにがんばれるという姿を 誰かに見せたいからなのか・・・? それとも、おれと付き合うところをチーランに見せて、良い所、悪い所を 先に示したいのか・・・?」 スウラン 「ゆうすけ。 なんか堅い・・・。 でもそれ、全部。」 ゆうすけ 「ぜ、全部かよ・・・・ ^ ^||| 」 スウラン 「そ。 全部。」 ゆうすけ 「なぁ、彼氏ってそもそもどういうものかって知ってるのか?」 スウラン 「知ってる。 こんなことする。」 急にゆうすけに歩み寄り、ゆうすけの顔を鷲づかみにして唇を奪うスウラン。 な、な、な、なっ うわっ ( んぐぐ・・・・ ) 手をバタバタさせるゆうすけ。 ムードもロマンもあったもんじゃないって感じだ。 徐々にそのバタバタの力も薄れていく・・・・ しばらくして唇をゆっくりと離すスウラン。 スウラン 「どうだ。 間違っているか」 ゆうすけ 「あ、あのなぁー! これは関係が成立してからの話しだよっ! 間違っちゃいねーが・・・・」 真っ赤な顔をして懸命に話すゆうすけ。 だがファーストキッスがまんざらでもなかったようだ。 ゆうすけ 「く・・・・ なんか、自分で気が付かないうちに、 (スウランを好きだったのかもしれない)・・・。」 『きれい。かわいい』と心の中の思うことと、 色恋物語とは一線を引いていたゆうすけ。 それが強引な告白を受け、告白されることが始めてで舞い上がってしまい、 突然心の中の堰が崩れていく。 スウラン 「なら決まり。」 ゆうすけ 「ちょっとまてよ。 好きだと直ぐに彼氏・彼女ってのはおかしい。 心で綺麗な人、かわいい人だなってのは複数いてもおかしくないだろう。 けど、彼氏ってのはだな・・・・」 スウラン 「ゆうすけ。スウランスキ。 スウラン。ゆうすけスキ。 ならいいんだろ?」 ゆうすけ 「あ・・・あぁ。」 スウラン 「じゃ決まり☆ ゆうすけ。能書き多い。 こっちに居るとき。ゆうすけ。スウランの彼氏。 これでいい。」 ゆうすけ 「なんか漫才のコンビ決めるような感じがしないでもないが・・・・ それはそれとしてもよ、チーランの方だが、こういち、 やつは彼氏・彼女・・・関係ねーみたいだぞ。 女の子に興味をまるで示さない。 頭の中どうなっているのやら・・・・」 スウラン 「それ。聞きたい。」 ゆうすけ 「聞きたい・・・って言ってもな・・・・もうこれ以上話しようが・・・・」 スウラン 「利江。彼女か?」 ゆうすけ 「利江ちゃんの気持ちはそう成りたいって感じだろうな。」 スウラン 「ゆうすけ。チーランも応援する。」 ゆうすけ 「そりゃ無理だぜ。 利江ちゃんとチーランの間に入ってで二人を押すなんて。 チーランはスウランのお姉さんな訳だろ? 彼氏としては容認できないよ・・・・。」 スウラン 「 今、彼氏。認めた。 男に二言ない。 よしっ♪」 ゆうすけ 「・・・えぇっ! な、なに! チーランはおとり・・・? あちゃ・・・・」 スウラン 「おとり。違う。 けどゆうすけ彼氏~♪」 と、またまた手を繋いで笑顔で岩場に戻るスウラン。 そこには勇気を出し、少し踏み込んだ話しをこういちと交わすことが出来、 ちょっぴり満足しているチーランがいた。 チーラン 「スウラン。 どした。 笑顔。。。」 後方で南ちゃんの練習をちょこんと座って見ていたチーランが、 二人の足音で振り返り見て、スウランの笑顔を見て突っ込みを入れる。 スウラン 「ちょっと進展。 いいぞ。」 チーラン 「ゆうすけ。 手を。」 手を繋いだまま、赤い顔をして下を向いたゆうすけ。 ゆうすけ 「なんか急にこうなっちまった・・・・ *^ ^* 」 スウラン 「ゆうすけ。スウランの彼氏。 スウラン。ゆうすけ守る。」 チーラン 「スウラン~♪ よかった。 ゆうすけ。がんばれ。」 ゆうすけ 「ぃゃ、がんばれと言われても。。。」 南ちゃん 「なんだゆうすけ。 いつの間にそうなってたんだ?」 ゆうすけ 「うっ・・・、茶化すなよ・・・・ 聞こえていたくせに・・・・まったく。」 南ちゃん 「まぁね。。。♪」 (まだ未熟) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月18日 16時52分08秒
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