カテゴリ:第三章 188 ~ 240 話
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そのころ大少林寺では、なんと利江はチュウランと供に何か指導を受けていた。 チュウラン 「利江、飲み込み早い。 動きも初心者違う。」 利江 「ぃぇ、本当に初心者なんです。」 チュウラン 「護身術程度なら、いくつかの型覚えるでいい。 利江。凄い。 スポーツやってた。 その動き、いい。」 利江 「バスケットボール・・・ミニバス程度でしたけど。。。」 チュウラン 「面白い、それ生かす。」 チュウランが、利江の動きを真似するように、片足を軸にコンパスのように 円弧にポン、ポンと軽やかな動きをする。 チュウラン 「この動き、使える。」 利江 「競技のルールの中では、一度決めた立ち足は動かしてはいけないの。 その癖が抜けなくて・・・・」 チュウラン 「この動き、蹴りに行って戻すことくらいにしか似たの無い。 我々の、足の位置決める。 こうして体重移動よくやる。 あと、こんなステップふむ。」 右足を軸にして、左足でハイキック。 そして蹴り抜かずに素早くまたもとの位置に 戻して斜に構えたチュウラン。 その足を開いたまま、左足を伸ばし、右足に体重を載せて手套、肘とうで素早く打ちに 行く型を作ると、突然左足に体重を載せて手のひらで打ちに行く動作をした。 続いて反復横飛びのようなステップで前後左右、そして斜めにと軽やかなステップを 見せる。 チュウラン 「そっちの国、両手で捕まえに来る多い。 こっちの国、蹴り、打ちで倒して捕まえること考える多い。」 チュウランは、利江の隣にくると、 チュウラン 「たとえばこう蹴りに来る。 利江、立ち足決めて、反転後ろ下がる。 蹴り距離違う、空振り。」 相手の様を見せる。 チュウラン 「空振り、体制崩れる。 利江、ここで腕を取り・・・・こう肩決める。 利江有利な体制なる。 腕握る、しっかり。 ここまで引き上げる。」 利江はゆっくりとチュウランがやって見せた動きをなぞってみる。 チュウラン 「あと打撃、打ちに来た腕の外側に動くよい。 利江、受ける。飛ばされる、ダメ。 交わすよ。」 利江 「はい。」 チュウラン 「相手、腕力弱い時、同様に腕取れる。 ただし、逆の手の打撃、気を付けるね。」 利江 「はい。」 チュウラン 「利江が打撃強いなら、その反転時、裏拳当てる出来る。 または肘。 でもよす。 掴まれたら利江弱い。」 利江 「避けるに専念し、こちらからの攻撃は極力避けるってことね。」 チュウラン 「そうだ。 そのステップ、相手に囲まれたら逃げる有効。 次々と立ち足変える。 利江ドコに向かう解らない。 立ち足変えるまで、このステップで繋ぐいい。」 反復横飛びのようなトトン、トトンというリズムのステップを見せるチュウラン。 利江 「それって、ドリブルの時に良く使います♪」 利江は、バスケでボールを受ける動作をし、まさにドリブルの動きをしてみせる。 急に立ち止まり、立足を決めての前後のステップ。 ボールを投げる動作の後、素早い動きで位置を変え、再びボールを受ける動作。 そして横のステップでのドリブル動作を行い、パスするモーションを見せた。 が、急に屈んで素早く直線のドリブル動作の次にイチ、ニッ、サンっで シュート! ジャンプして着地して見せた。 チュウラン 「いいぞ、次の動きが読めない。 利江、凄い!」 利江 「普通のまんまの動きで褒められるなんて。。。 リツコさんにも同じことを言われた。 なにか役に立ちそうだわ。」 チュウラン 「今日、このくらいにする。 また明日。」 利江 「はい、ありがとうございました♪」 チュウラン 「シャワー浴びる。」 利江 「私も~♪」 ~~ ~~ ~~ シャーー チュウランがシャワー噴出しノズルに向き、後姿で浴びている。 後から入ってきた利江、その後ろ姿に圧倒される。 上から下まて、引き締まった身体。 無駄な贅肉の無いスラっと伸びた脚。 普段はたんこぶのように結んでいる髪も解き放ち、濡れた状態で腰上まで伸びている。 しばし見とれる利江。 利江 ( チュウランさんって、スタイルいいんだぁ。。。 なんか素敵だわ。 ) チュウラン 「利江か。」 利江 「はい。」 チュウラン 「隣使ういい。」 利江 「はい。」 キュッ、キュ シャーーー 利江 「冷たいのよね・・・お湯じゃないから。」 チュウラン 「汚れと汗、落とせるでいい。 十分だ。」 利江 「チュウランさん、プロポーション素敵ですね。 憧れちゃいます。」 チュウラン 「物心つくからずっと拳法。 筋肉質なだけ。 体、キズ絶えない・・・。」 チュウランが利江に近づき、腕、背中、足、それぞれに刻まれたキズを見せる。 利江 「シャワーのしぶきで見えなかったけど、近くで見るとキズだらけ・・・・ この腕のキズ、深いですね・・・・」 チュウラン 「5年前か・・・、剣術とまみえた時、バッサリ。 未熟、チュウラン悪い。」 と、その時、 『利江、まだ未熟♪』 利江は、背後から両手でバストを手の平で覆われたのだった。 利江 「きゃーーっ!」 悲鳴と同時に、とっさに覆われた相手の右手首を左手で掴み、少ししゃがんで 相手の脇の下を後ろ向きで潜るようにして背後を取った利江、 そのまま相手の右腕の間接を決めて、右手で相手の背中を押したのだった。 『くっ、』 相手は右足で踏みとどまり、そのまま後ろ向きでやや足を左に投げ出すように 飛び上がり、自分のつかまれた腕を高跳びのように交わして利江の後方に着地。 腕は自分の前でつかまれたままの状態だ。 チュウラン 「チーラン。」 利江 「チ、チーランさん・・・?」 掴んでいた手を離す利江。 チーラン 「利江。悪かった。 驚かせた。でも こっちが驚いた。」 利江 「ご、ごめんなさい・・・・無意識に体が反応してしまって・・・・」 チュウラン 「今やってたばかり。 体が覚えてる。」 スウラン 「利江、やる。」 利江 「スウランさん。」 スウラン 「みんな一緒。 初めてだ。」 キュッ、キュ シャーーー キュッ、キュ シャーーー 利江 「えぇ、そ、そうですね・・・・。」 チーランとスウランの身体を見て、やはり驚く利江。 この二人も、チュウラン同様身体に小さいが無数のキズ跡を残していた。 利江 「みなさん、スタイルいいのに・・・・キズだらけだなんて・・・・」 スウラン 「未熟、キズたくさん。 腕上げる、それでもキズ付く。」 チーラン 「利江、おっぱい未熟。。。」 (クスクス。。。) 利江 「ほ、放っといて下さい!」 両手でバストを隠し、下を向いて頬を赤らめる利江。 チュウラン 「そのうち大きくなる。 今まだ仕方ない。」 チュウランが利江の目の前に立った。 チュウラン 「利江、チュウランの触る。」 利江 「えっ?」 顔を上げ、何を言っているのか意味不明な利江。 その目の前には、形のいいチュウランのバストがさらされていた。 チュウラン 「いいから、触る。」 利江 「は、はぃ・・・」 ゆっくりと右手を上げ、人差し指を突き出し、そぉ~とチュウランのバストに当てて、 ポヨン、ポヨン と。。。 チュウラン 「違う、てっぺんだ。」 (これダメ18禁。 恋してない) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月18日 16時53分11秒
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