カテゴリ:第三章 188 ~ 240 話
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訳の判らない利江、ちょっとハニカミながらも、先程押し込んだ指を横に ズラし、バストトップの上に準備した。 一度チュウランの顔を見る利江。 うなづく姿を見て・・・ そして・・・・ ツン、ツン・・・・ 利江 「あっ・・・・」 チュウラン 「どうだ。」 利江 「か、硬い・・・」 チュウラン 「そだ。柔らかさ、無い・・・。」 スウラン 「修行、衣服擦れる。 若いころ、痛い。 それ乗り越える、硬くなる。」 衣服が擦れるのは利江も知っていた。 確かに長時間だと痛いこともある。 だが、これほどまでに硬くなるとは・・・と驚く利江。 チュウラン 「修行積む。 こうなる。」 チーラン 「子供のころ。 女捨てた。 強くなる。修行・・・・でも・・・・」 スウラン 「チュウラン、女捨てず、修行できる。」 チュウラン 「出来ない。 強くなれない。」 スウラン 「な、スウラン。 彼氏作る。 でも強くなる、証明する。」 チュウラン 「スウラン、無理。 強くならない。 彼氏、見つからない。」 シャワーに打たれながらの4人、 少し沈黙が続いた。 恐らく三人の間では、度々出る話題なのかもしれない。 その話題に、突然飲み込まれる利江。 ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ その沈黙を破った一言目はスウランだった。 スウラン 「チュウラン、良く聞く。 チュウラン、言うこと解る。 よく解る。 修行、いっぱいする。 いっぱい強くなる。 [志]、変えない。 でも・・・、女、捨てない。 彼氏作る、証明する。 いっぱい強くなる。 約束する。 チュウラン、見守る。」 チュウラン 「証明・・・・ 相手いたらの話。 空想、良くない。」 スウラン 「 ・・・・ 彼氏・・・・出来た・・・・。」 チュウラン 「なにっ! 相手、誰?」 驚くチュウラン、そして利江。二人はスウランの顔を見た。 一方のチーラン、チュウランの反応を確かめるべく、ゆっくりとチュウランの顔色を そぉっと見つめはじめた。 スウラン 「さっき、お互い、確認した。 ゆうすけ、OK した・・・・。」 利江 「ゆうすけ君ですって !! 」 チュウラン 「ゆうすけか・・・・」 (ちょっと肩の力を抜くチュウラン。) スウラン 「ゆうすけ格闘弱い。 スウラン、強くなってゆうすけ守る。 [志]、変わらない。」 利江 「ゆ、ゆうすけ君には憧れの先生がいるの・・・・聞きました?」 スウラン 「聞いた。 憧れ、聞いた・・・。 約束した。 こっちの国、スウラン彼女でいい。 ゆうすけ、大少林寺部外者。 ここの約束、やぶってない。」 利江 「ここでの約束?」 チーラン 「同門者、恋しない。 付き合う、破門・・・・」 利江 「そうだったの・・・・ ねぇ、チュウランさん、 まだ子供の私が言うのもなんですが、スウランさんの恋、認めてあげる 訳けにはいきませんか・・・? スウランさん成りに、決まりを破らない、みなさんに迷惑を掛けない配慮も十分に 伝わりますし、みなさんの志も貫くとおっしゃってます。」 チュウラン 「志・・・・」 しばらく黙って考えているチュウラン。 シャワーの吹き出る音、そして水滴がタイルの床面を叩く音だけが響きわたっていた。 そして、 チュウラン 「利江、知らない。 本当の[志]・・・。 でも話、出来ない。 スウラン、それ、守れるか?」 スウラン 「チュウランに従う。 忘れてない。」 チーラン 「チーラン。同じ。 チュウランに従う。」 利江 ( 本当の志・・・? ) チュウラン 「分った。 全てを頭ごなしに、否定しない。 スウラン、証明、する。 ちゃんとする。 それ見せる。」 スウラン 「チュウラン。。。」 チュウラン 「ひとつ聞く。 チーラン意識してのことか?」 それを聞き、スウランは利江を見た。 利江はチュウランを見た後、チーランに視線を向ける。 そのチーラン、自分の話題となり、ギュっとチュウランを見つめた。 スウラン 「違う。 スウラン、ゆうすけスキ。 ゆうすけ、守る。 強くなる。」 チュウラン 「その言葉、忘れない。 みんな、その証人。 いいな。」 スウラン 「うん。 チュウラン、ありがとう。 スウラン、がんばる♪」 コックリとうなづくチュウラン。 チュウラン 「チーラン、諦めろ。」 チーランはきつくチュウランを見つめていた。 チーラン 「分ってる。 チーラン、分ってる。 でも気持ちは変わらない。」 利江 ( チーランさん・・・・ ) チーラン 「チーラン。利江、羨ましい。」 利江 「っ?」 チーラン 「チーラン、女捨ててる。 けど女。 分る、女の気持ち。 見てて分る、利江、こういちスキ。」 利江 「えっ・・・・」 チーラン 「チーラン、分る。 ナンチャンのそばいつも居る、うらやましい・・・」 やさしい目に変わり、利江を見つめるチーラン。 チーラン 「今日、言われた。 ナンチャン、言われた。 チーラン、スキと。」 驚きの顔でチーランを見る利江。 チーラン 「でも言われた。 チュウランもスキ。 スウランもスキ。 そしてゆうすけもクンナもスンチャもみんなスキと。 スキなみんなを守る。 みんなを守るが使命だと。 それ聞いた、心が何故かスーっした。 チーラン、心小さかった。 ナンチャン、心広い。」 利江 「チーランさん。。。」 チーラン 「ナンチャン、みんなのもの。 気が付いた。」 自分の気持ちを押し殺し、はにかむ笑顔で答えるチーラン。 チュウラン 「短時間、よく心の整理付いた。 チーラン、偉い。」 ちょっぴりほっとした顔のチーラン。 チュウラン 「なぁ、内緒話する。 内緒よ。 チュウラン、ナンチャン、スキ」 スウラン 「えぇーー! チュウラン、恋するか?」 チュウラン 「恋、ちがう。 ゆうすけスキ、クンナスキ。。。一緒。 こういち、スキ。。。どだっ。」 チーラン 「あははは。。。なんだ。 チュウラン、スキ」 『あはははは。。。』 女4人、裸の付き合い、裸の秘密。 少しずつ、みんなの考えや言い分を言い合い、心が通い始めたようだ。 ツンツン♪ 利江 「きゃ~!」 チーラン 「利江、未熟。 チーラン、ちょっと勝った♪」 気持ちとは裏腹に、みんなの前でははしゃぐチーラン。 利江 「もぉ~、大きさじゃありません!」 チュウラン 「じゃ、硬さだ。」 ド~~ン 利江 「違いますっ!」 スウラン 「じゃ、チューの数だっ」 利江 「えっ? ちゅ~?」 チュウラン 「ほぉ、そこまでいったのか・・・?」 スウラン 「強引にだが、奪った♪」 チーラン 「コノコノ!」 何故か、スウランのバストをツツくチーラン。 チーラン 「これ、ゆうすけのもの。」 そして利江に歩み寄り、 チーラン 「これとこれ、ナンチャンのもの」 そう言って、利江のバストトップと自分のバストトップを同時にツツくチーラン。 くすぐったいのか、少し腰が引けた利江。 チュウラン 「じゃ、これもだ。」 自分のバストを差し出すチュウラン。 ド~~ン チーラン 「これダメ。 恋してない。」 『あはははは。。。』 なんたる会話なのであろうか・・・・ (*o*||| ( ちょっと羨ましいと思う作者なのであった・・・・ そ、そこにお邪魔してもいいですか・・・? ) カァーーーん★ (いつもの大きいお皿で) 利江 「エッチ!」 (石橋を叩いて渡ろうではないか) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月18日 16時54分15秒
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