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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2007年10月22日
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カテゴリ:第三章 188 ~ 240 話
.
 ドックン、 ドックン

 3人の心臓の音が聞こえてくる。
 額から流れ落ちる汗。 3人供、険しい表情をしている。

ブルーガー
  ( こんなやつも手駒に持っているのか・・・・ )

 広場からこの6人の動向を注意深く観察するブルーガー。
 大男達3人は尚も前進を続ける。
 
 間合いが頃合とばかりに、まずチョンミンの右に居た戦闘員Aが口火を切り突撃したっ!

    シャーー

 素早く詰め寄る戦闘員A、

戦闘員A
  ( 巨大な剣、振り回すのには大振りになると見た。
    最初の一太刀目を交わせれば、懐に入れるっ! )
  「テェヤーーっ!」

 この突撃を横目で見るチョンミンと左にいる戦闘員B。
 だが、次に視界に入った姿は、
      シャキーーン   スパっきらきら

チョンミン
  「なに !! 」
戦闘員B
  「は、早えーっ!」

             さくら彡ドサ、 彡ドサさくら

 真っ赤な血しぶきと供に、真っ二つにされた戦闘員Aの体。
 遺体が無残にも二方向に分かれて地面に落ちた。

戦闘員B
  ( く、くそ・・・・あんなスピードで振り回せるかよ・・・・。
    おれはそう簡単にはいかねぇぜ。
    目の前のやつの武器、槍と見るか長い柄の斧と見るかだが、
    おれならリーチに利のある槍として、最初の一撃を加えるさ。

    斧が来ても、先程の剣の様には素早くは立ち回れまい。
    おれのスピードならっ! )

 続いて、戦闘員Bが立ち向かったっ!

  シャーー  『うぉぉぉっ!』

 さすがはスペック-1戦闘員、こちらも素早い速度で大男に近づいたっ!
 大男は斧を上にし、柄の先の槍の刃先を戦闘員Bに向けて突き刺した!

       ビュっ

戦闘員B
  「思った通りだぜっ! そぃっ」

      サっ

 一突きに来た刃先をひょいと避け、ジャンプ一番、大男の顔面に切りかかった!

       ビューーーン    スパっきらきら


 チョンミンが、真ん中の大男の振り回すトゲ付き鉄球の一撃を後ろに飛んで避けた
 時だった。
 そのチョンミンの目に飛び込んできたのは、戦闘員Bがジャンプして切りつけた後、
 大男が左に交わし、手にする武器の柄の真ん中を持ち、斧側を手でビュっと勢いをつけて
 回した姿だった!
 先端の斧は、振り子のように円弧を描き、空中で今まさに切り付けてきた戦闘員Bの
 背後から巨大な斧が襲い掛かり、体を真っ二つにした光景であった。

             さくら彡ドサ、 彡ドサさくら



              


 スタっ  着地したチョンミンを二発目の鉄球が襲うっ!
       サっ  ズボっ

 すぐさま横にジャンプして避けたチョンミン、地面に突き刺さる鉄球の姿を見ながら、

チョンミン
  「こいつらなんなんだっ。
   大柄のバカ力だけではないっ。 瞬間的スピードも備えてやがる!」

 ジャンプした空中の体制のチョンミンに、なんと横から戦闘員Aを倒した大男の剣が
 飛んで来たっ!
             シューーー
チョンミン
  「うっ、避けられないっ!」 目前に迫る大男の剣。

 そう観念した瞬間、大男の剣の太刀筋の動きが止まったっ! ピタっ

チョンミン
  ( なにっ !? )

 慌てて手にする剣に両手を沿え、止まった大男の剣に当てて身をひるがえし着地。
 その時、チラっとブルーガーに目をやると、左手が胸にあった。

チョンミン
  ( よしっ !! )

 着地ざま、ステップして剣の大男に向かいジャンプ一番、首元に剣を、続けて
 鉄球を振り回す大男、そして斧を持つ大男と連続で切りつけたっ!

     スパっきらきら  トン スパっきらきら トン、
 『 ハイーーー 』  スパっきらきら

 トン

 片膝ざを着くように着地。

 そして巨大な大木が血しぶきを舞いながら次々と倒れていった・・・・。

       ドスーーン  ドスーーン  ドスーーン

 ブルーガーと目を合わせるチョンミン。
 ブルーガーは小さくうなづいたのであった。
 その時、

 『退却ーーっ! 第3進軍、退却だっ!』

 どこからか、そう叫ぶ男の声がっ!
 ブルーガーへ向けていた目線を、そのまま空へ向けるチョンミン。

 それを見たブルーガー、顔を上空へと向けたっ!

 そこには、巨大な鳥・・・いや、手足を繋ぐムササビのような側翼と両手の翼を
 大きく広げて空を舞う十数人の鳥人間が旋回していたっ! 

 ブルーガーとチョンミンは驚きの顔でその空を自由に飛びまわる鳥人間の姿を追っていた。

 その掛け声と供に、入り口に立っていた大男4人は、背を向けて進んできた道を戻る様に
 歩を進め始めたのであった。

 大男が森に姿を消すころ、右の森からはグ・リョクコウと4名、左の森からは
 チョウ・ギョッキ他3名が、猿人間数人を引きずりながら戻ってきた。

チョウ・ギョッキ
  「こっちはこんな化けもんが出たのかっ?」

 地面に倒れた大男を見て驚きながらのギョッキ。

 引き連れていた戦闘員が猿人間を地面に放り出した。

    ドサ、 ドサドサ

チョウ・ギョッキ
  「こっちは1人やられた・・・。」
グ・リョクコウ
  「わしらは2人失った。」
チョンミン
  「ここ正面は、大男に2人だよ・・・。」

 広場に居たブルーガーが歩み寄って来た。
 後方の森を監視していた二人が、人間モグラを両手に引きずり、みんなの居る目の前に
 放り込む。

ブルーガー
  「こいつらが・・・・[石]を守る種族だ。
   見よ、ここに大竹林寺とある。これがこいつらの正体だ。」



 おふれ2




グ・リョクコウ
  「統治を目的・・・・侵略・・・ですな・・・。」
チョウ・ギョッキ
  「[石]を守るのがこいつらじゃないのか?」
グ・リョクコウ
  「恐らくは守るだけではなく、領土も広めたいらしいですな。」
ブルーガー
  「守るに飽き足らずこの元帥、野望も持ち合わせているやつということになる。

   こいつらの服装を見ろ。
   先日見たモグラの他、木の小枝や木の葉を身にまといある種の迷彩服とした男達。
   そしてヘラクレスを思わす大男達。」

テイ・チョンミン
  「そして空にも鳥人間がいた。」
チョウ・ギョッキ
  「こ、これじゃ、普通に強い人間では刃が立たない訳だ・・・・。」
テイ・チョンミン
  「あ、オカァ!」

 思い出したように自家に向かい走り出すチョンミン。




第225話 改新大戦の始 5 へ
(思い出すにはまだ記憶に新しい)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月23日 11時15分37秒
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