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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2008年02月14日
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カテゴリ:第三章 241 ~ 300 話
.

  ~

[火軍長]欧陽 康(おうよう こう)
  「 食らえーーーっ! 」

 円の中心であるザウバー目掛けて、力強い火炎放射を発射したっ!


炎襲来


   ぶおーーーーーっ


 ドーナッツ全体が炎で赤く燃え上がるっ!




炎の渦



ザウバー
  「ふんっ!」

 その場から高くジャンプして回避するザウバー。 だが、

[火軍長]欧陽 康(おうよう こう)
  「読み通りだぜっ、食らえっ、炎投帯っ  」  ぶおぉぉぉぉっ

 周回する[火軍長]欧陽 康(おうよう こう)が、高く飛び上がったザウバー目掛け、炎の
 帯、炎投帯を打ち放った!
 それはまさに、円すい状に炎が舞い上がり、飛び上がったザウバーをひと呑みで包んだっ!

 空中ではステップを踏めないザウバー。

ザウバー
  「うおぉぉ、こしゃくなぁぁぁぁっ!」

 両手を広げて片足を上げ、スケートのスピンのように反動をつけた。
 身体をクルクルと脊髄を中心にドリルの様にスピンさせ、体の回りに風を起こして炎の直撃
 を回避するザウバー。

 なんとそこへっ!

[空軍長](りゅう くうさい)
  「空中では手も足も出んだろう。 死ねっ!」

 獲物を狙う隼の如く、翼を大きく広げ急降下でザウバーに一直線で向かってくる[空軍長]
 (りゅう くうさい)っ!  シュパーーーーっ!

ザウバー
  「なんの、その翼をバラバラにしてくれるはっ!」

 翼の先端を キラーン と輝かせながら、ぐんぐんとザウバーに近づく[空軍長](り
 ゅう くうさい)。 だがその時、

クラウス
  「うりゃゃっ!」   ビュイィィィン

 先程払い落とした丸太を拾い上げ、槍投げのように上空に向かって投げつけたクラウス。
 その丸太が、[空軍長](りゅう くうさい)を凌ぐ速度で、ザウバーに
 向かって飛んで行く。

 今まさにザウバーの体を真っ二つにと進路を取っていた[空軍長](りゅう くうさい)
 の後方から、物凄い勢いで丸太が突っ込んで来たっ!  ====シュパっ

[空軍長](りゅう くうさい)
  「うわっ!」

 それに気づき、慌てて進路を変更した[空軍長](りゅう くうさい)。

ザウバー
  「甘いんだよっ!」   ガシっ

 瞬時に回避した[空軍長](りゅう くうさい)の足を掴んだザウバー、
 そしてもう一方の手で飛んで来た丸太をガッチリとキャッチっ!
 すると、丸太の勢いのまま足を引っ張られて体制が乱れる[空軍長](りゅう
 くうさい)。

ザウバー
  「丸焼けになりやがれっ!」

 そのまま真下に叩き付けるザウバーっ!  『 うりゃっ! 』
 炎の円すいに向かって勢いよく落下していく[空軍長](りゅう くうさい)っ!

[空軍長](りゅう くうさい)
  「ぬぉぉぉ、なんてバカ[力]なんだっ!」

 自分でも経験の無いほどの速度で落下している。

[空軍長](りゅう くうさい)
  「ダメだ、翼を広げている時間がないっ!」
[火軍長]欧陽 康(おうよう こう)
  「 うわっ!」

 慌てて、炎の噴射を停める[火軍長]欧陽 康(おうよう こう)。
 グングンと地面に向かって一直線の[空軍長](りゅう くうさい)が観念した
 その時、突然川の水の大きな塊が、バケツで水をぶちまけるように[空軍長]
 (りゅう くうさい)目掛けて飛んできたっ!

     ザバーーーン

ザブーーン



 落下速度を弱めるように大量の水がブレーキとなり、地面スレスレで翼を広げ自力で着地し
 た[空軍長](りゅう くうさい)。
                      スタ。

[水軍長](とう すいじゅ)
  「間に合ったようだな。」
[空軍長](りゅう くうさい)
  「お陰で助かったぜ、くそぉ・・・・」

 再び大空に舞い上がる[空軍長](りゅう くうさい)。



  ~
    ~


[近衛軍副長]トンコウ
  「大・・・、大少林寺の僧侶だとっ !! 」

 利江とタロの前に駆け寄るチーランとスウラン、そしてスンチャとチュウランが黄龍道
 (おうりゅうどう)元帥の前に立ちふさがったっ!

スンチャ
  「てめぇかっ、利江ちゃんをさらった張本人はっ!」

[竹林総元帥]黄龍道(おうりゅうどう)元帥
  「大少林寺のこわっぱ共か。」
チュウラン
  「こんな無力で無抵抗の少女を・・・。」
[竹林総元帥]黄龍道(おうりゅうどう)元帥
  「きさまらの知ったことかっ!」

[近衛軍副長]トンコウ
  ( えっ・・・・ ) 急に驚き、黄龍道(おうりゅうどう)元帥を見るトンコウ。

[竹林総元帥]黄龍道(おうりゅうどう)元帥
  「まとめてあの世に送ってやるわ! 食らえっ!」

 再び黄龍道(おうりゅうどう)元帥が利江とスンチャ達に向けて手の平を向けた。
 そして次の瞬間、またまた凄まじい[気砲]が放たれたっ!

       ズドォーーーン ====>
                                 さっ
 横の出口に交わしたスンチャ、チュウラン、利江を抱えたチーラン、そしてスウラン達。

チュウラン
  「このまま退却だっ!」

 一気にその通路を駆け去っていった。 後を追うタロの姿も。

[近衛軍副長]トンコウ
  「黄龍道(おうりゅうどう)元帥様・・・・・」
[竹林総元帥]黄龍道(おうりゅうどう)元帥
  「まぁよい、放っておけ。」
[近衛軍副長]トンコウ
  「・・・はは。」

[神霊巫女]マーシャ
  ( 利江ちゃん・・・・ )




第266話 暗黒の組織、集結す へ
(ふん、おまけも一緒かい)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月04日 13時50分27秒
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