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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2008年02月25日
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カテゴリ:第三章 241 ~ 300 話
.


 向かい合ったまま話す大少林寺の4人 + 利江 + 一匹と、戦闘員の5人。

チュウラン
  「なら勝手に持ち出せ。利江がいいと言うなら。」
利江
  「別に・・・私の持ち物ではないから・・・」
スウラン
  「利江、要らない。 なら我らも要らない。」

チョウ・ギョッキ
  「なんだと? これを要らないと・・・・」

グ・リョクコウ
  「彼らはこの[石]が狙いではないようですの。」
テイ・チョンミン
  「なら、なぜお前達はここに居る!」

チーラン
  「我らの仲間、利江、さらわれた。」

スンチャ
  「今、取り戻したところさ。」
チュウラン
  「盗んで逃げるなら、走る向き逆。 このままだとまた戻る。」

チョウ・ギョッキ
  「くそお、さっきの八方向に分かれる広場で迷子になったってことだ。」
テイ・チョンミン
  「何か記しくらい付けとけっ!」 ポコっムカッ

 戦闘員の頭をこづくチョンミン。

利江
  「ねぇあなた達、戦闘員でしょ? 異人と言った方がいいかしら?」
チョウ・ギョッキ
  「そ、そうだが・・・・」
利江
  「あなた達は大勢でここに乗り込んで来ているのは何が目的なの?」

グ・リョクコウ
  「大勢でですと !? 」
テイ・チョンミン
  「たかが10人足らずだけど・・・・」
チーラン
  「もっと多い。」
スンチャ
  「ここの軍兵達が、鍾乳洞の入り口目掛けて大軍勢で向かって行ったよ。」

テイ・チョンミン
  「す、するとっ!」
チョウ・ギョッキ
  「そうか、ザウバー様たちが連絡を受けて駆けつけてくれたんだ。」

チュウラン
  「やはり。あの慌てようは戦闘員の大群が攻めてきたのか。」
利江
  「ねぇ、乗り込んで来たのは何が目的なの?」

チョウ・ギョッキ
  「お、おれ達は調査隊として、この[石]・・・、いや玉が実在するのか調べていたんだ。
   そしてあんたがいた部屋にあるのを発見し、隙を伺っていた。」
    ( ザウバー様は我々を助けるために軍勢をか・・・? )
利江
  「それを盗むために・・・・。
                 あなた達の使い道は何もないのに・・・。」
チョウ・ギョッキ
  「う・・・うるさい! 秘密を知らぬ者には分らないのだ。」

 抱いていた[玉]を大事そうに引くように横に持っていったギョッキ。

利江
  「まっ、いいわ。 好きになさい。」

タロ
  「GARUUUUUUUUUU…」  振り向いて唸るタロ。
近衛兵
  「いたぞぉーーーーっ!」

チーラン
  「後ろからやつらが追ってきた!」
近衛兵
  「捕まえろーーーーっ!」
テイ・チョンミン
  「こっちからも!」

 前後を挟まれた5人と5人+1匹。

チュウラン
  「あんたらが通過した八方向の広場に向かうぞ。」
チョウ・ギョッキ
  「くそ、回れ右かよ。 道を作れっ!」
テイ・チョンミン
  「まっかせてっ!」
チュウラン
  「スンチャ、チーラン、スウラン、後方を停めるっ!」
スンチャ
  「よっしゃ♪」
 『分った。』『はいある。』

 勢いよく、来た通路を走り出し近衛兵に突撃する戦闘員達。
 そして後ろを向き、後ろ足で後ずさりしながら待ち構えるチュウラン達。

 ギョッキはしっかりと[探神霊石]を抱きしめ、そしてチュウランは利江を援護しながら。
 『掛かれーーーーーっ!』  『食らえっ!』
                       ガシっ、 ズカズカ バシっ

 さすがに素早い戦闘員達、次々と近衛兵達を倒して行くっ! そして
 『取り押さえろーーーっ!』  『ハーーイっ!』
                  バシバシっ ズカっ バシっ ズカっ
 こちらも手際よく倒して行くスンチャ達。タロも一役かっていた。

 『 ハイ、ハーーーイ、 ハイハイっ ヤァーーー! 』『 GAOOOOOOOっ! 』
        バタン バタン バタン

チュウラン
  「よしっ、進むっ!」
チョウ・ギョッキ
  「突破したっ、行くぞっ!」

 10人+1匹は、八方向を持つ広場を目指した。



  ~
    ~


 [空軍長](りゅう くうさい)の鋭い翼がキラリきらきらと光り、隼のように滑空しスワン
 を急襲したっ!

スワン
  「バカめ、自由に空を飛べるからといい気になるなっ!」

 両手の人差し指を[空軍長](りゅう くうさい)に向かって勢い良く差し出したスワン、


スパーク01


いなずまジリジリジリ  いなずまジリジリジリ



 クルクルと素早く旋回し、電撃の網の目をくぐりぬけた[空軍長](りゅう くうさい)
 であったが、
          いなずまズボーーン!

[空軍長](りゅう くうさい)
  「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!




第270話 暗黒の組織、集結す -5 へ
(ほぅ、面白い芸を見せてくれるんだな。)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2021年08月10日 14時59分58秒
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