|
|
|
2008年02月27日
カテゴリ：第三章 241 ～ 300 話
［空軍長］  （りゅう くうさい）「うわぁぁぁぁぁぁぁっ！」 人に吸い付くように向かってくるスワンの凄まじい電撃の前に、そのすばしっこさを持って しても避けきれずに直撃を受けたっ！ 煙を吹きながらクルクルと落下していく［空軍長］ （りゅう くうさい）。黒いマントの端を掴み、ムササビの様に華麗に遊泳飛行して着地したスワン。 スワン 「フン、このスワン様をお舐めでないよっ！」 キリっとした態度で軍兵達をにらんだ。 ［木軍長］仲孫 棟（ちゅうそん れん） 「 疾風の木の葉っ！ タイフーン烈斬っ！ 森林の木の葉が、巨大な渦巻きとなって唸りを上げ、こつ然と立つ黒鼠リーダーを強襲したっ！ ξξξゴォォォォォォォ彡彡彡 黒鼠 リーダー 「フン、それでこの私を切り刻めるとでも思っているのかっ！」 『ハイっ ハーーーーイっ ハイハイハイハイハイハイっ！』 見事なまでの、そして目にも止まらぬ速さの剣さばきっ！ キン  キンキン シュ、 シュシュシュ、シュパーー キンキンキン竜巻のように襲った木の葉の八重刃も、ことごとく微塵に散らされたっ！ ［火軍長］欧陽 康（おうよう こう） 「 炎砲弾っ！ 」  ぶぉっ！ぶぉっ！ぶぉっ！ぶぉっ！ 巨大な炎の大砲放火 が、ゾルダを襲ったっ！ゾルダ 「ほぅ、面白い芸を見せてくれるんだな。」 振り向いて、数発の炎の大砲放火を右手で、左手でと互い違いに横に叩いて弾き飛ばすっ！  バシっ バシっ バシっ バシっゾルダ 「アチチチっ！ なんだよ、やっぱ熱いぢゃねーか・・・・」 クラウス 「さぁ～て、前回の続きといこうじゃないか。」 一歩、また一歩と［力軍長］王 極鵬（わん きょくほう）に近づくクラウス。 落ちていた巨大な片刃の剣を拾いあげた。 ［力軍長］王 極鵬（わん きょくほう） 「望むところよ。 新たな［力］、存分に知れっ！」 『ぬぉぉぉっ！』 シャっ彡巨大な弓形刃がクラウスを襲うっ！ 素早く屈むクラウスだったが、髪の毛数本が間に合わずに餌食になっていた。 クラウス 「ほほう～、少しは速度が増したようだな。 楽しめそうだ。」 ニヤけながら両手を地面に付き 後ろ蹴りで［力軍長］王 極鵬（わん きょくほう）の胸板に一撃 を食らわせたっ！ ドスっ！ 『ぐおっ』 彡ドサっ 飛ばされて尻もちを付く。 そこへ既に立ち上がり一刀両断の構えで切り込んできたクラウス。 『 テェヤーーーっ！ 』 ［力軍長］王 極鵬（わん きょくほう） 「 ぬぉぉぉっ！ 」 キーーーン 片手で巨大な弓形刃の柄の部分で辛うじて受けたちし、そのまま下向きの刃の部分をクラウス の膝頭に向けて叩き落す［力軍長］王 極鵬（わん きょくほう）っ！ 『うりゃーーっ！』 ピョン 彡さっ これを後方へジャンプして交わしたクラウス。 ズシャっ 巨大な弓形刃が地面にめり込んだ！ ［土軍長］杜 土俊（と どしゅん） 「 みんな、そこから回避しろっっっっ！ 食らえっ 土師奥義 竜土激烈っ！ 」 『 なにっ 』 『 回避！ 』 『 くっ 』 一斉にその場から回避する各軍長達！ ∈∈∈ξξξ ズゴゴゴゴゴゴ ξξξ∋∋∋ すると大地が突然泥沼のように柔らかくなり、草木や樹木も濁流となった地面と共に動きだす と大地全体が巨大な渦巻きとなって、その全てを渦の中心に向かって飲み込み始めたっ！ ゾルダ 「ぬぉっ！」 ザウバー 「うわっ」 クラウス 「なんだとっ！」 スワン 「ぬぅぅ、逃げ場がないっ！」 成すすべ無く濁流の大渦に呑まれる暗黒の戦闘員達。 黒鼠 リーダー 「くそっ！」 濁流に呑まれる流木の上をピョンピョンと渡りながら回避していたリーダーであったが、その 想像を絶する大渦と流速の早まった濁流に足元をすくわれ飲み込まれていくっ！ 「うぬっ」 ガイザー総帥 「フンっ！」 遥か彼方にその身を移動させていたガイザー、そして右手の握りこぶしを腕を真下に勢い良く 伸ばした！ すると次々に空中に浮上してきたスワン、ザウバー、クラウス、ゾルダ、リーダー達。 ［土軍長］杜 土俊（と どしゅん） 「な、なんだとっ！」 ［木軍長］仲孫 棟（ちゅうそん れん） 「こ、これもダメか・・・・」 ［火軍長］欧陽 康（おうよう こう） 「なんてやつらだ・・・・」 ゾルダ 「ふぅ、助かったぜ。」 ザウバー 「くっ・・・」 （明るくなり始めましたぞ） ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2020年09月04日 14時01分57秒
コメント(0) | コメントを書く
[第三章 241 ～ 300 話] カテゴリの最新記事
|
|
