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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2008年04月07日
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カテゴリ:第三章 241 ~ 300 話
.
ザウバー
  「ありゃこういちの彼女じゃねぇか・・・、こんなとこで何やってんだ?」

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「ほぉ~、姉ちゃんの知り合いか。
   ならあんたの人質ってところだな。 オレにゃ関係ねぇや。」
和恵姉さん
  「あの娘が[神霊巫女]だとしても?」

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「なんだと !! あのガキが[神霊巫女]だと?」


ガイザー総帥
  「でかしたぞブルーガー。
   おい、そこの姉貴。 あなた様には手を出せない理由になりますね。
   ヘタな動きはやめていただこう。
    (感情が複雑になり、丁寧語と命令調の口調が混じり始めていた。)
   そっちの男も同様だ。 動くとこの娘の命はないぞっ!
    (利江に向き直り、)
   では早速始めてもらおうではないか。 我が願い、最強となる力を与えよ!」

ブルーガー
  「ギョッキ!」
チョウ・ギョッキ
  「分りました。
   おぃ女っ! さっさとあの[伝説の石]でガイザー様の願いを敵えろっ!」
     (利江に向き直り、[探神霊石:源石球]を指差し、強い口調で
                             怒鳴るギョッキ。)
[神霊巫女]利江
  「 ・・・・ 」  下を向いたまま微動だにしない利江。

 その後ろで顔を見合わせるチーランとスウラン。 なにかポカンとしていた。

チョウ・ギョッキ
  「おいっ、早く儀式か何か始めろっ!」
和恵姉さん
  「まったく・・・・」
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「何をやる…だと ???」 トンチンカンな指示に、あっけに取られる Ryuichi。

[神霊巫女]利江
  「 ・・・・ 」  うつむいたままだ。

 突然、チーランとスウランが噴出すように笑い出した。

チーラン / スウラン
  『あはははははは。。。』大笑い

テイ・チョンミン
  「何がおかしいっ!」

 いまごろ気が付いたスンチャも笑い出した。

スンチャ
  「そうか、ギャハハハハハ。。。」大笑い

チョウ・ギョッキ
  「何故笑うっ!」  ( ムっとして3人をにらむ怒ってる

チーラン
  「あんたら、おまぬけ。」

ブルーガー
  「なにっ」
テイ・チョンミン
  「なんだと!」

スウラン
  「まぬけと言った。」

テイ・チョンミン
  「黙れ!」怒ってる  ぱーパシっ  平手でスウランの頬を張るチョンミン。
スウラン
  「痛っっっ・・・・」
スンチャ
  「こりゃいいや、そんな目的でおまえらは盗みだしたのか。お笑いだぜ。」
チョウ・ギョッキ
  「うるさいっ、黙れ!」

 今度はスンチャに制裁を食らわせようとしたギョッキ。 右手が上がったその時、


[神霊巫女]利江
  「待って・・・」

 ギョッキの振り上げた手が止まった。

[神霊巫女]利江
  「その玉を・・・・、ガイザーさんが抱えている[伝説の石]を、私の前に・・・。」

 落ち着いて話す利江。

チーラン / スウラン
  「利江っ !? 」

ゆうすけ
  ( 利江ちゃんをなんとかして助けなきゃ・・・・。 )

チョウ・ギョッキ
  「よ、よし、わかった。」

 チーラン、スウランらをにらむようにしてから振り返り、ガイザーに歩を進めて近づきひざま
 づいて一礼をしたギョッキ。

チョウ・ギョッキ
  「ガイザー様、[石]を。」
ガイザー総帥
  「うむ。」  ( 両手で持ち、ギョッキに差し出すガイザー。 )
チョウ・ギョッキ
  「お預かり致します。」

 両手で受け取ると立ち上がり、一礼をした後振り返り、利江に向かって歩き出した。

和恵姉さん
  「ちょっとお休みね。」
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「くだらん・・・・。」

 利江に近づき、目の前に[石]を置いたギョッキ。
 すると、ガラス玉のようだった[探神霊石:源石球]が、突然スイッチが入ったように、フワ
 っと透き通ったアクア・ブルーに変化した。

チョウ・ギョッキ
  「うっ。」

ガイザー総帥
  「おぉ。」
ブルーガー
  「なんとっ。」
スワン
  「石が・・・」
グ・リョクコウ
  「反応しおった・・・」
テイ・チョンミン
  「綺麗な色・・・」

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「本物か、あの娘・・・。」
和恵姉さん
  「だからそう言ったじゃない。」


ザウバー
  「なんだあの彼女、そんな能力を持っていたのか???」

 やはり驚きを隠せないザウバー。

ゆうすけ
  ( 利江ちゃんは何をやろうとしているんだ・・・。 )

[神霊巫女]利江
  「まず、このしばってあるモノを外し、両手を自由にしなさい。」

チョウ・ギョッキ
  「なにっ!」

[神霊巫女]利江
  「別に私は逃げも隠れも致しません。 手を自由にして頂かなくては[石]と会話が出来ま
   せん。 ただそれだけです。」

 ブルーガーを見るギョッキ。

ブルーガー
  「解いてやれ。」
チョウ・ギョッキ
  「は、はい。」

 腰に刺した剣を抜き、手首を結わいてあったツルに当て切断した。  チン、 シュ

 手が開放された利江、ツルが巻かれて赤くなった手首を少しさすった。 そして目を閉じ、自由
 になった手を大きく広げ、天を仰いだ。そして[探神霊石:源石球]の上をゆっくりと両手で
 交互に回して通過させては再び大きく手を広げた。
 それを幾度となく繰り返す。

 唾を飲み込みながらその行為を直視する暗黒組織の面々。
 そしてスンチャら大少林寺の3人。

 何回目であろうか、突然 ピクっ とした利江が、瞑っていた目をカッと見開いたっ!
 すると、透き通ったアクア・ブルーだった[探神霊石:源石球]が、濃いブルー色にふわっと
 光り始めたのだったっ!




[神霊巫女]利江 -2 へ
(はい、足りのうございます)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月04日 15時05分51秒
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