|
|
|
2008年04月11日
カテゴリ：第三章 241 ～ 300 話
テイ・チョンミン 「色が・・・変わった・・・。」 それが強く光るとふわっと弱くなり、また強く・・・をゆっくりとした鼓動の様に繰り返す。 ブルーガー 「いよいよなのか・・・。」 利江は［探神霊石：源石球］の上に手の平を乗せたまま動かない。 一同がその様子に釘付けとなっていた・・・・。 ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ どのくらいの時が経ったであろう。 青い光りの鼓動が止み、再び透き通ったアクア・ブルーの姿に戻った［探神霊石：源石球］。 チョウ・ギョッキ 「ど、どうだ・・・？」 ［神霊巫女］利江 「はい、足りのうございます。」 チョウ・ギョッキ 「足りない？」 テイ・チョンミン 「た、足りないとは・・・・」 ［神霊巫女］利江 「はい、環境が整っておりませぬ。」 テイ・チョンミン 「な、何なんだその環境とは !? 」 ［神霊巫女］利江 「はい、まずこの［石］が能力を発揮するには、周りに部外者が多すぎるのです。 一つに、この大少林寺の皆様方。 この［石］から遠ざけて下さい。 部外者であるため、［石］の反応が鈍いのです。 二つに、あのお二人。この［石］の気質とは異極性をお持ちでございます。 すぐにこの場から消し去って下さいませ。」 スワン 「異極性だとっ！ その二人とはだれだっ！」 ［神霊巫女］利江 「はい、あちらと・・・・あちらのお二人にございます。」 手の平を上に向け、Ryuichi と和恵を指し示す利江。 この様子を大竹林寺内のモニターから見ている３人。 ［竹林総元帥］黄龍道（おうりゅうどう）元帥 「あの［神霊巫女］は何をやっておる？」 ［神霊巫女］マーシャ 「利江殿は、感知能力が大変優れております。 恐らくは・・・・［探神霊石：源石球］が青龍に反応する時を見計らってそれらしき姿を 見せたのでございましょう。」 ［竹林総元帥］黄龍道（おうりゅうどう）元帥 「何のために。」 ［神霊巫女］マーシャ 「あの組織の連中から大少林寺の連中を引き離すため・・・・。」 ［近衛軍副長］トンコウ 「なぜそんな芝居を・・・？」 ［神霊巫女］マーシャ 「今なら・・・・」 ゆうすけ （ そうか、今ならやつらは利江ちゃんの言うことを聞かざるを得ないんだ。 それでスンチャ達をここから逃がす手なんだ。 それに Ryuichi と姉さんならやつらと戦わせても問題ないだろうと判断したんだ。 いいぞ利江ちゃん、その調子♪ ） ザウバー 「あの二人を消せとよ。」 ゾルダ 「そりゃ無理だ・・・・。」 ブルーガー 「あの二人を始末しろだと・・・・？」 ［神霊巫女］利江 「はい、異極性の者がおっては［石］の力が相殺され、必要な力が発揮されませぬ。 それに異極性がお二人もいらしたのでは、願いを敵える環境には到底なりませぬっ。」 うつむいたまま目線だけ和恵に向けた利江。 『すいません…』と和恵に軽い会釈で誤る。 それに対してウインクで返す和恵。 (^_-)～☆ チョウ・ギョッキ 「ど、どうしますか・・・・？」 ブルーガーを見つめるギョッキ。 ギョッキと視線を合わせた後、ガイザーを見つめるブルーガー。 スワン 「考えるまでも無いっ！ 殺るしかないだろっ！」 さっすが行け行けのスワンである。 対しガイザーは、厳しい視線で Ryuichi と和恵を見つめていた。 そして、 ガイザー総帥 「本来であれば、［力］を先に手に入れたかった・・・・。 だが、そのためにはあの二人を排除せよとのこと。 ブルーガー、大少林寺のやつらをあそこから遠ざけさせよ。」 ブルーガー 「はっ。」 立ち上がり、ギョッキに向かって合図を送る。 それにうなづき、チョンミンら３人で大少林寺のチーランら３人を後方へと誘導したギョッキ。 ガイザー総帥 「よいか、更にもう一人こういちという少年も倒さねばならぬ以上、［力］は必要不可欠。 なれば答えはおのずと導けるというもの・・・・。」 ブルーガー 「なれば・・・・」 （ 拳を握るブルーガー。 ）  ガイザー総帥 「 うむ、 総員、あの二人を片付けろーーーーっ！ 」 ブルーガー 「行くぞっ！」 スワン 「その言葉、待ってたよっ！ か・く・ごぉぉぉっ！」 ゾルダ 「アニキ、総員・・・・だと。」 ザウバー 「構わん、このまま少し休んでろ。」 両腕を頭に回し、仰向けに寝て足を組むザウバー。それに右へ習えで同じ格好をするゾルダ。 チョウ・ギョッキ 「いくぜっ！」 ブルーガー 「ギョッキ、お前らは待てっ！ やつらを見張っていろっ！」 チョウ・ギョッキ 「っとっとっと・・・・り、了解・・・・。」 急ブレーキで留まるギョッキら３人。 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「ほぅ、このおれと殺るってぇのか、いいだろう。 姉ちゃんはそこで見てな！ こいつらはオレが相手してやるっ！」 和恵姉さん 「もぅ、折角加減してあげたのに・・・・しかたないわね。  でも、あの女は私がやるわっ！ あっちもその気みたいだし。」 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「フン、勝手にしろっ！」 スワン 「 この尼ぁぁっ、死ねぇぇぇぇっ！ 」 走りながら、両手の人差し指を和恵に向かって勢い良く差し出したスワン。  ジリジリジリ  ジリジリジリジリジリジリ ジリジリジリジリジリジリ ジリジリジリジリジリジリ ジリジリジリサッ サッ  ササッ サッズバーーン ズバーーン ズバーーン ズバーーン和恵姉さん 「少しは学習しなさいっ！ 無駄だという事が分らないのっ !! 」 （私 も なのだよ） ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2020年09月04日 15時07分50秒
コメント(0) | コメントを書く
[第三章 241 ～ 300 話] カテゴリの最新記事
|
|
