カテゴリ:第三章 241 ~ 300 話
次々と驚かされる組織の面々。 ギョッキ達にしては言葉にもならないほどだ。 和恵姉さん 「知ってたのね。 そうか、あの時ゆうすけから。。。 ガイザーさん、残念だけど彼の言う通りよ。」 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「お前らのマヌケぶりにはほどほど笑わせてもらえるぜ。」 ガイザー総帥 「伝説・・・・それも人伝いに言い伝えられ、長い年月で捻じ曲がってしまったと言う事か… うぬぅぅぅぅ・・・・・・」 ザウバー 「まだあんだよ。。 そこに居る Ryuichi とやらはよ、世界を滅ぼそうっていう[三獣神]とやらを、こういち から守るのが使命だとよ。」 既に空いた口が閉まる状態にない組織の面々・・・・。 利江 「こういち君から守るですって !? 」 和恵姉さん 「そっ、とってもな秘密事項なんだけどあの[三獣神]が現れた今となったらしかたないわ。 陳南家 南流 は、あの[三獣神]を倒すために伝承されている[流派]なの。」 スンチャ 「な、なんということだっ !! 」 スウラン 「あの[三獣神]を倒すために・・・・」 チーラン 「こ、こういち・・・・」 利江 「こういち君は・・・あの[三獣神]を倒すために・・・・ そしてこの Ryuichi はそれを阻止するために・・・・」 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「要らぬ事までしゃべってんじゃねぇっ! それはこいつらには関係ねーだろーが。 (ザウバーをしばらくにらむも、ガイザーにその視線を移した。) さてとよ、冥土の土産をくれてやったぜ。 どおすんだって? え、大将っ!」 ガイザー総帥 「くぅぅ、次から次へと訳の判らぬことをっっ! まずは風前の灯であるお前を片付けてからスッキリとすることにするわっ!」 両腕を下向きにクロスさせると、強烈な[気] がガイザーの腕を取り巻き、眩しいばかりの 黄色い光がその手元から輝きだす。 と同時に和恵が走ったっ! ガイザー総帥 「覚悟しろっっ! 」 バチバチ と[気]が張り裂けんばかりとなり、周りの空気をも揺るがしている。 光々と輝き、唸りをあげるその光源の両腕を一度ゆっくりと水平に広げ、 ガイザー総帥 「食らえ、我が奥義、 念動力 ガイザー砲! 」 掛け声と共に腕を伸ばしたまま正面で左右の拳をぶつけた! すると、 一瞬、真っ白となった後、強烈な閃光と共に黄色い [気] の弾が、 弾道を残しながら、空中の Ryuichi 目掛けて一気に放たれたっ! 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「覚悟するのは、貴様の方だっ! 」 眉間にシワを寄せ、両手の拳を強く握ると、 先程まで薄っすらと身にまとっていたオーラが、突然 解き放たれたように激しく放出されたっ! 地を這うような巨大な爆風が波紋の様に見る見ると広がるっ! ゴゴォォォ 大地広がる密林の木々が根こそぎに次々とふっ飛んでいくっ! ズッゴォーーン そして空中に押さえつけていたブルーガーの念動力を上回る[力]で、自由に動く両手を大きく グルッと回し、 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「陳南家 殺流 の恐ろしさを思い知れっ! 指先を広げた右手を脇に置き、下から左手で支える形から、掛け声と共にその腕を強く前に 突き出したっ! 殺流 衝撃波っ! 」 <<ズボーーン!≡≡≡ 和恵は素早く利江の元へ駆け寄り、抱きかかえて非難するっ! だが、 和恵姉さん 「ゆうすけ達までは間に合わないっ!」 ギョッキら3人とスンチャ達三人はその輝きと猛烈な風圧から頭を守るべく、腕を上げて顔を 覆っていた! 二つのデカイ[気砲]が物凄い勢いで激しくぶつかるっ! 打ち放って両者の間で大音響と共に猛烈に激突するも、まるで力の差が歴然っ! Ryuichi の放つ[気砲]がガイザー砲を押し戻し、そのままガイザーを包み込みふっ飛ばしたっ!! ガイザー総帥 「 なんだとっ、こ、こんなことで・・・ 私が・・・・この私が・・・・ うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! 」 後方にふっ飛ばされながら、見る見るとガイザーの身体が分子レベルまで粉々に散っていく。 砂で作ったお城が早回しの映像で風化していくように・・・・ 和恵姉さん 「えっ !! 」 驚く顔のままの利江を回避させ、次にゆうすけの元に走ろうした和恵の横に、突然ゆうすけを 抱えたザウバーが現れた! V ズバっ☆ V 続いて、チーラン、スウラン、スンチャを担ぎ、そしてギョッキ、リョクコウ、チョンミンを 念動力で移動させたゾルダが現れたっ! V ズバっ☆ V 大爆音と共に、見事に散っていくガイザー。 Ryuichi の発した[気砲]は、恐ろしい程のその爪跡を残していた。 ・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・ 目を疑うような一瞬の出来事の後、[気砲]が消え去ったそこには、静寂が戻っていた。 和恵姉さん 「・・・・ありがとう・・・・。」 ザウバー 「ゆうすけとはちょっとあってな。」 延々と続くその一本道、直径は 100m はあろう太さで、生えていた木々はもちろんの事、地面 から根こそぎかっさらっていた光景が目に飛び込む。 そしてその気砲が通過した辺り周辺も草一つ生えていない荒地へと変化していた・・・・。 出来た一本道から煙と湯気が立ち込める中、その道の始まる地点には足を前後に、そして両手 を前にかざして立ちすくむ Ryuichi の姿があった。 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「なめんじゃねぇ・・・・。」 そして驚きと受けがたい現実を目の当たりにして、呆然として動けないでいるブルーガーが、 少し離れた所に立っていた。 ゾルダ 「オレは6人かよ・・・・」 ザウバー 「まぁそう言うな。 ゆうすけへの貸しが無きゃ、変化する前に Ryuichi の餌食だったんだ からよ。 ちょっと待ってろ、片付けてくる。」 そう言うやいなや、 V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V と、現れた次の瞬間には、ブルーガーの横で強烈な蹴りをお見舞いしていたザウバーっ! そのブルーガーの身体はその蹴りであっと言う間に飛ばされ、空中で飛ばされながら身体が真っ 二つになっていったっ! シュパっ ズボッ! 血しぶきと共に無残にも崩れ落ちていくブルーガーの身体・・・・。 彡ドサ 彡ドサ テイ・チョンミン 「ブルーガー様ーーーーっ!」 ゆうすけ 「くっ、こうもあっけなくかよ・・・・」 気砲を打ち抜いた姿勢からスッと直りながら Ryuichi、 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「仲間割れとはゲセないやり方だな。」 キリっとザウバーをにらむ Ryuichi。 ザウバー 「そうじゃない。 元々利用させてもらってただけだ。 ただそれだけの事よ。」 (良くないと言えよ) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月04日 15時15分19秒
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