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2008年05月09日
カテゴリ：第三章 241 ～ 300 話
こういち 「手を出すなっ！ これは 陳南家 南流伝承者 としての定めだ。 お前に知らないとは言わせないっ！ 部外者は引っ込んでてくれ！」 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「うぬ・・・。」 えらい権幕で怒鳴りつけたこういち。 その迫力に呑まれた Ryuichi であった。 和恵姉さん （ しばらく見ないうちに大人になったのね・・・・。 そうね、これは陳南家 南流の掟（おきて）でもあるわ。 ） いつの間にか利江の元に歩み寄っていたゆうすけ。 そっと利江の肩に手を載せ、 ゆうすけ 「これは陳南家 南流伝承者としての宿命なのさ。」 利江 「ゆうすけ君・・・・」 心配そうな顔でゆうすけを見つめる利江。 ゆうすけ 「継承者が先代を倒す・・・、辛いけどこういちの祖先は代々こうしてきたんだ。 避けては通れないのさ。」 チーラン 「陳南家 南流の掟・・・」 ゆうすけは利江の元からスウランの元へと移動した。そして、 ゆうすけ 「無事だったか・・・？」 スウラン 「うん♪ スウラン、大丈夫。」 そう言うと、ゆうすけに抱きつくスウラン。 ザウバー 「おぉおぉ、熱いねぇ～♪ ゆうすけお前、彼女作ったのか。」 ゆうすけ 「う、うるさいっ そ、それより手を出すなよ、あの戦いに。」 ザウバー 「あぁ出さねぇよ。 こういちの戦いぶりが見れるいいチャンスだからな。 特等席で見学させてもらうとしよう。 行くぞ、ゾルダ。」 Ｖ ズバっ☆ Ｖ Ｖ ズバっ☆ Ｖ ゆうすけ （ 瞬間移動か・・・・やっかいな［力］を身に付けやがって・・・。 ） チョウ・ギョッキ 「もう何が何だか・・・・」 グ・リョクコウ 「一度に多くの事が続けて起こってますからな・・・」 テイ・チョンミン 「あたいは素敵な少年に出会えたからそれでいい。」 チョウ・ギョッキ 「まったく・・・女ってな・・・」 ポカっ  テイ・チョンミン 「うるさい！」 こういち 「復讐・・・かよ。 そんな事を言ってるようじゃ進歩無しってことだな。 いゃ・・・・ それ以下だよ。」 南 一樹 「陳南家 南流 の血を受け継ぎながら、まだ幼いにも程がある赤ん坊の息子に倒されたこの 私の悔しさ・・・虚しさ・・・お前にはわかるまい・・・・。 （ 見る見ると顔つきの形相が一変したっ！ ） 今一度チャンスを与えられたこの期に、その無念を晴らしてくれるぞっ！ いくぞ、こういちっ !! 」  ズバっ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＞バシ バシバシバシっ★ サッ☆ ガシっ★ガツガツガツ★ガシガシガシっ★ サッ☆スパンっ★ サッ☆ガシガシっ★ サッ☆スパンっ★ ガシガシガシっ★ サッ☆ガシガシっ★サッ☆ バシバシバシバシっ★ガツガツガツ★ サッ☆ガシっ★陳南家 南流の血を引く者同士、それも長年［掟］として密かに代々繰り返されてきた真の親子 の対決が、部外者の見つめる中、今ここに繰り広げられ始めたっ！ ガシガシっ★サッ☆ ガシガシガシっ★ サッ☆スパンっ★ サッ☆バシ バシバシバシっ★ サッ☆ ガシっ★ガツガツガツ★バシバシバシバシっ★ガツガツガツ★ サッ☆猛烈で容赦ない父 南 一樹 の攻撃！ それを一つ一つ丁寧に見定めて受けに徹するこういち。 南 一樹 「ほらほら、どうしたっ！ 伝承者ってのはこんな程度なのかぁ～？」 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi （ バカ、お前の攻撃は一つも HIT してねぇだろうが・・・・。 ） こういちは 南 一樹 の繰り出すパンチ、蹴りをことごとく手の平や肘で受けている。 サッ 身をひるがえしたこういち、こういち 「本気で来いよ。」 ぼそっと一言。 南 一樹 「軽々しく［本気］と口にするなっ！」 鋭いパンチがこういちを襲う！  シューーーパシン  南 一樹 「くっ！」 こういちはそれを手の平で受け、そのまま掴んで離さなかった。 和恵姉さん 「こういち・・・・」 父 南 一樹 はもがくが外れない。 そのまま左足でこういちをハイキックで蹴りに行くっ！ シューーー パシっ な、なんと、こちらも今度は肘で受けず、もう一方の手で掴んで見せたっ！ 右手、左足を掴まれ、片足立ちの 南 一樹。 南 一樹 「うぬぅぅ・・・」 こういち 「こんなもんなのかい・・・・修行の成果ってな。」 南 一樹 「生意気なことを・・・・」 掴んでいた両手を解き放つこういち。 だが、そのまましゃがんでの足払いに行く 南 一樹っ！ ガシっ！ 受けも避けもしないこういち、当てられても平然と立っていた。 南 一樹 「なぜ・・・・なぜ受けきれるっ！」 こういち 「悲しいよ、とおちゃん・・・・。」 南 一樹 「くぅ・・・・、黙れっ！ うぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ！ ぶぉっ ドッコォーーーン彡彡彡彡彡彡 突然、［気］を上げた 南 一樹っ！ 大地を地を這うような強烈な爆風が襲う。 辺りが暴風域と化し、密林の木々が再び根こそぎ引き抜かれ、宙を舞い始めた。 そしてこういち目掛けて強烈な蹴りを見舞ったっ！ 南 一樹 「テヤーーーっ 」 ＞＞ズゴーーーンっ！ さすがのこういちも、モロに食らって身体が暴風に逆らいながら、宙を舞い、遠く密林の木々 をなぎ倒し、山のふもとに突き刺さったっ！ ガスっ ガスっガスっ ズボっ＞＞南 一樹 「どうだっ！」 利江 「こういち君っ！」 ゆうすけ 「こういちっ！」 チーラン 「えぇっ !? 」 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「くっ、［気］を上げた陳南家の蹴り、それをまともに食らっちまったら・・・・」 和恵姉さん 「ちょ、ちょっと・・・・・ !? 」 ゾルダ 「なんかヤバくねぇか？」 ザウバー 「ん、ん～～・・・・」 南 一樹 「あのとき、これで私は敗れたんだ・・・。 今度は逆の立場だよ。［気］を高めての攻撃が私・・・ 成仏しろ、こういち・・・。」 チーラン 「うそ・・・・だ・・・・」 テイ・チョンミン 「あの少年を・・・・よくもっ！」 利江 「いやぁぁぁぁっ！」 とても暗い雰囲気と悲しい空気が流れる。 （なのにあのバカ） ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2020年09月04日 15時24分52秒
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