カテゴリ:第三章 241 ~ 300 話
ゾルダ 「す、げっ!」 ゆうすけ 「こういちのこんな攻撃する姿・・・・は、初めて見た・・・・」 [気]を増大しているにも関わらずこういちの激しい攻撃に、防戦一方の父 南 一樹! こういちは容赦なく攻撃を続けるっ! バシバシバシバシバシバシバシバシ バシバシバシバシバシっ ズバズバ ズボボボボボボボボボボボボボボボボっ! ズカズカズカズカズカ ズゴズゴズゴズゴっ バシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシっ ズババババババババババババババババババハっ! ガシっガシっ ズババババババババババババババババババハっ! ズババババババババババババババババババハっ! ズババババババババババババババババババハっ! ズカズカズカズカズカ ズゴズゴズゴズゴっ ガシガシガシガシガシ ズバーーン! ≡≡≡≡≡≡ボコーーン! 南 一樹 「く、くぅ・・・・」 ズボボボボボボボボボボボボボボボボっ! ズボボボボボボボボボボボボボボボボっ! ズボボボボボボボボボボボボボボボボっ! ズボボボボボボボボボボボボボボボボっ! ズカズカズカズカズカ ズゴズゴズゴズゴっ バシバシバシバシバシバシバシバシっ ズカズカズカズカズカ ズゴズゴズゴズゴっ ズカズカズカズカズカ ズゴズゴズゴズゴっ ズカズカズカズカズカ ズゴズゴズゴズゴっ バシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシっ バシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシっ バシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシっ バシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシっ バシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシっ ≡≡≡≡≡≡★ズゴォーーン! なんと、苦痛の表情を見せているのは[気]を高めている父 南 一樹の方だっ! 腕で、足で、手の甲でと、見事にこういちの繰り出す打撃を受け流しているというものの、攻 撃のスキを作らない見事な連携で攻めるこういちに、焦りと苦悩の表情を隠せないでいた。 南 一樹 「[気]を高めているのは・・・・わ、私なのに・・・・」 和恵姉さん 「初めて・・・・初めて思いっきりやっているのね・・・・。 今なら・・・今ならそれが出来るから・・・・」 そう、こういちは和恵の言う通り、初めて・・・初めて真っ向相手に対して遠慮せずに攻撃を 繰り出していた。 その手応えを確かめながら、そして父のその胸を借りるように・・・・。 だが、この男はきつく握った拳をピクピクと震わせながら、 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「あ、あいつ・・・こういちのやろう・・・・ 一段戦闘力をアップした陳南家に対して、そのままで押していやがる・・・・ うそだ・・・・ 嘘だぁぁぁっ! ぶぉっ 彡彡彡ドッコォーーーン彡彡彡 もの凄い爆風が辺りを襲う! そんなことが、あってたまるかぁーーーっ! 」 ズバっ ≡≡≡≡≡≡≡>> 突然、気を増大させて、こういち目掛けて襲い掛かる Ryuichi っ! その時っ! ぶぉっ 彡彡彡ドッコォーーーン彡彡彡 続けてもう一つ爆風が巻き上がり、 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「ぐわっ!」 ズコン、ズコン、ズコン、 ドーーーン! こういちに向かった Ryuichi をピンクの塊がそれを阻止したっ! 木々をなぎ倒し、奥の山に突き刺さる Ryuichiっ! 和恵姉さん 「邪魔はさせないわっ!」 そこには、バカデカイ[気]を発しピンクのオーラに包まれ、チャイナのスリットからは脚、 そして腕組みをして立つ、和恵の姿があった! 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「く、くそ・・・・・」 和恵姉さん 「言ったでしょ。 これは我々陳南家の宿命。 あなただってそれを知らない訳ではないでしょっ!」 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「う、うるさいっ! 黙ってみていられる状況じゃねぇーーだろっ!」 和恵姉さん 「気持ちは分るわ。 やるなとは言わないわよ。 でも、こういちとは、この結果が出てからでも遅くはないと思うけど。」 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「うむぅぅぅぅぅ・・・・・」 大人しく[気]を戻した Ryuichi。それを見た和恵も発していた[気]を戻し Ryuichi を見 つめた。 その時、この様子を見つめる利江達の背後に一人の影が・・・・ その主を見ると、革バンドに鉄のトゲをグルッと取り付け、それを首、腕、足にも取り付けた 一人の戦士らしき出で立ち。 その者が利江のそばにいるチーラン、スウランと目が合い、二人に向かって顎(アゴ) で合図をした。 するとチーランとスウランはしっかりとうなづいて目付きが変わり、 利江を両側から挟み上げ、その戦士の下へと運び始めた。 スンチャ 「おぃ、どうしたんだ・・・?」 利江 「あ、あの・・・チーランさん。 スウランさん・・・・」 ゆうすけ 「お、おい、チーラン、スウラン・・・・」 だが無言で連れ出す二人。 ゆうすけのその目線の先には・・・・ ゆうすけ 「 !? チュ、チュウランっ!」 チュウラン 「利江殿、大竹林寺本堂へ参りましょうぞ。」 そう、その武装した謎の戦士とは、あのチュウランであった! ゆうすけ 「ど、どうしたんだ・・・その格好は・・・」 チュウランは、少し先に落ちている[探神霊石:源石球]を拾い上げ、利江達の元に戻ると ゆうすけを見て止まった。 チュウラン 「我は・・・・ 大竹林寺[近衛軍長]チュウラン なり。」 そしてこの二人も振り向き、 チーラン 「同じく [近衛軍長 補佐] チーラン。」 スウラン 「同じく [近衛軍長 補佐] スウラン。」 利江 「えっ !? 」 ゆうすけ 「な、な、・・・なんだってっ !! 」 スンチャ 「は、はぁ・・・?」 な、なんとっ! この三姉妹は、大竹林寺の幹部軍兵だったのだっ! 油断も隙もあったものではない。 不意をつかれ、そしてまさかと思う気持ちと、何を 言ってんの? という気持ちが錯乱し、平静な気持ちでなかったゆうすけとスンチャ。 [近衛軍長]チュウラン 「子供のとき[竹林総元帥]黄龍道元帥様の命を受け、大少林寺に忍び込んでいた。 だが、それももう無用。 その正体を明かしても問題なくなった。 [神霊巫女]と[探神霊石:源石球]を取り戻させてもらう。」 言い終わると、クルっと背を向けてそのまま歩き出したのであった。 ゆうすけ 「ス、スウラン・・・・そんな・・・・」 チョウ・ギョッキ 「お、おい、あの[石]がやつらに持ち去られてしまうぞっ!」 グ・リョクコウ 「しかし、あの話を聞いた今となっては・・・・」 チョウ・ギョッキ 「じゃぁ、おれたちはなんの為にここに潜り込み、同志は死んでいったんだ。 それに、ここの大将が、『私には必要なもの』と言っていた。 ならばこちらで頂く理由ができただろ! だから、奪い返すっ!」 テイ・チョンミン 「あたいは賛成! ハァっ!」 チーランとスウラン、そして[近衛軍長]チュウランに立ち向かっていく戦闘員のギョッキ、 リョクコウ、そしてチョンミンっ! ゆうすけ 「こういちにも、そして姉さんにも助けを求められる状況にない。 こういちはお父さんに、そして姉さんは Ryuichi の監視で精一杯・・・・。」 スンチャ 「利江ちゃんを助けるっ!」 走り出すスンチャ! だがっ、 ↑↑↑ズボッ↑↑↑ [土軍長]杜 土俊(と どしゅん) 「へへ、そうはさせないぜっ!」 ガスっ (そしてこれ、さっきのお返し) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年08月18日 14時25分22秒
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