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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2008年07月30日
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カテゴリ:第三章 301 ~ 363 話
.
[近衛軍副長]トンコウ
  「黄龍道元帥様、こ、この陳南家 南流伝承者、こんなに力があろうとはっ!」
[竹林総元帥]黄龍道(おうりゅうどう)元帥
  「うむ・・・先程ぶつけた先代の陳南家 南流の男をも粉砕しおったようじゃし・・・。」

[神霊巫女]マーシャ
   ( ・・・・ )

[近衛軍長 補佐]チーラン
  「当たり前だ! 彼、こういち!」
[竹林総元帥]黄龍道(おうりゅうどう)元帥
  「おぃおぃ、チーランまでこの小僧の応援かい・・・。
    (映像を見ながら、)
   ほれほれ、通じんではないか。 あの竜巻は敵の攻撃によってはその力を吸収し、自らの
   力として利用できるのじゃ。 いいぞ~♪」
[神霊巫女]利江
  「こういち君・・・・」
[近衛軍長 補佐]チーラン
  「くぅ・・・」

 だがその時だった、

[神霊巫女]利江
  「 !!  来るっ!

[神霊巫女]マーシャ
  ( なに !?  ) 驚いて利江を見るマーシャ!
[近衛軍副長]トンコウ
  「どうされた? 利江殿・・・」

 突然[探神霊石:源石球]の映し出す映像がかすんで消え始めた。 そしてっ!

[神霊巫女]マーシャ
  「うっ !! 」

 間があってから自分もそれを感じ取る。
 そして戦いに身を置くこういちもっ!

こういち
  「なんだとっ!」 左後方に振り向くこういちっ!

 そして[探神霊石:源石球]が強烈なアクア・ブルーに輝いたっ!




神霊探石青白く



              ピカーーーーーー☆




[神霊巫女]マーシャ
  「い・・・今・・・、白虎が・・・・白虎が蘇りましたぞっ!」


こういち
  「もう一つデカい[気]が現れやがったっ!」



雪山02





 水面から顔を出していた山々に、突然冷気が立ち込める。
 そして白虎山の七合目辺りに、巨大な獣の目のような模様が現れた!




 雪山の白虎

         白虎の目



 それが次第に実像となり浮き出てきた後、その眼光が鋭く輝いたっ!
 すると、なんと青龍湖の水が、一瞬で凍りついてしまったっ!



雪山02


キーーーーーン



 青龍の起こす竜巻から スパーーン と脱出したこういち、その凍り付いて変わり果てた
 景色に唖然とした。

こういち
  「凍っちまった・・・・」

 そこへ、
                      V ズバっ☆ V

ザウバー
  「あっと言う間だろ。」
ゆうすけ
  「ほ、ほんとうだ・・・
          うわーーーー、な、なんだこの景色はっ !! 」

 そう、一面が銀世界・・・雪景色というより、いたるところに氷に変わっている世界が広がっ
 ていた。

ザウバー
  「こ、凍っていやがる・・・。
   おぃ見ろ、もう一匹現れたようだ!!

 ザウバーの視線を追うようにして凍りついた山に視線を送るゆうすけ。

ゆうすけ
  「デ、デケっ! あれは白いトラだっ!  す、すると・・・二匹目は[白虎]・・・。
   こいつはきっと、世界を冷蔵庫にしちまうってやつだ。」
ザウバー
  「それでさっきのあふれ出してた水が凍りついているって訳か・・・。」
ゆうすけ
  「こういちはあそこだっ!」

 巨大な竜巻から離脱し、遠くで[気]をまといながら浮遊している。

こういち
  「もう一匹目も蘇ったのか・・・。
   早いとこどちらかを始末しちまわねぇと、被害がどんどんデカくなる・・・。
   もうちっと本気にならねぇと、やっぱダメみてぇだな。
          まずはあの竜巻と水の主、[青龍]とやらに集中するか。」

 こういちは目を瞑り、両腕をへその辺りで伸ばしてクロスさせた。
 すると[気]の輝きを増し始め、無数の分子の粒がそのクロスした部分から次々と放出され、
 眩しいばかりの輝きを放ち始めたっ!

こういち
  「 うおぉぉぉぉぉっ! 」


ぶぁっこういち



 既に発する[気]を遥かに凌ぐメガ級の[[気]]を発し始めたっ!

ザウバー
  「なにっ!
   勘弁しろよ、あいつまだあんなバケモノ級の[気]を発することが出来るのかっ!」
ゆうすけ
  「すげー、凄すぎるっ!」

 ザウバーも、そしてゆうすけも腕で顔を覆いでしのぐがその場に立っていられない。
 ザウバーにしがみついていたゆうすけも、その激しい[気]にザウバーもろとも飛ばされたっ!

ザウバー
  「ぬおぉぉぉぉぉっ!」
ゆうすけ
  「うわぁぁぁぁぁっ!」
                    V ズバっ☆ V

     V ズバっ☆ V
ザウバー
  「じょ、冗談じゃねぇ・・・・」
ゆうすけ
  「移動したのか・・・・、でもこれじゃちっちゃくて良く見えないよ・・・。」
ザウバー
  「バカ言え、これ以上近づけるかってんだ・・・・。」

ゆうすけ
  「こういち・・・・」
ザウバー
  「まったく・・・、なんてやろうだ・・・・。」

 崖っぷちに立ち、遠くを見ていた二人の後ろから、


クンナ
  「ゆうすけっ !? 」

 ザウバーが慌てて回避した地面のあるところ、なんとそこは対極試合を行う会場、そう、
 [月光軍長]を捕らえていた大少林寺 総本山の第一門のすぐ横であった。




第312話 [獣神]の力 -12 へ
(おまえ、どこかで見たやつだな)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月04日 16時02分21秒
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