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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2008年08月20日
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カテゴリ:第三章 301 ~ 363 話
.
 [青龍]の身体は、ダークグレーに変色し、ほとばしる閃光と共に、チリチリに崩れ始め、粉
 のように下半身から地面の藻屑となっていった。

 その姿を見て、そして青龍の[気]を確かめた後、強大なエネルギーを一度に使い過ぎたため
 なのか、片ヒザ姿勢のまま広げていた両手をそのまま地面について、肩で息をするこういち。

こういち
  ( はぁ、はぁ、はぁ、・・・ )

 だが、そこへっ!

三獣神_白虎  『 GAOOOOOっ! 』


白虎の目




 総本山からは青龍湖の右奥に見える山の中腹で、[白虎]がこういちをにらみ、大きく吼え
 たっ! すると、

キーーーーーン


 こういちの身体は、あっと言う間に分厚い氷に閉ざされてしまったっ!

ゆうすけ
  「こういちっ!」

 一瞬の喜びもつかの間、こういちが凍る姿を見て叫ぶゆうすけ。

館長
  「恐ろしいことじゃ・・・・。 あのような[力]をお持ちとは・・・。
   だが、[青龍]は倒せたようじゃが・・・・二匹同時に相手は厳しいと見える・・・。」



  ~
    ~


[神霊巫女]利江
  「やったわっ!」

[神霊巫女]マーシャ
  「[青龍]の・・・・[気]が完全に途絶えました・・・・。」
[竹林総元帥]黄龍道(おうりゅうどう)元帥
  「なんだとっ!
   あの小僧が、[青龍]を倒したというのかっ! バカを申すなっ!」

[神霊巫女]利江
  「悪いけど、完全に消し飛んだみたいよ。」

[近衛軍長 補佐]チーラン
  ( 。。。ぐー

 言葉無いガッツポーズのチーラン。

[近衛軍長 補佐]スウラン
  『 。。。 』

[近衛軍長]チュウラン
  「オヤジ殿、これが現実。 しっかりと受け止める。」
[竹林総元帥]黄龍道(おうりゅうどう)元帥
  「あ、あの小僧に・・・陳南家 南流 ごときに[三獣神]が倒されるはずがないっ!」
[神霊巫女]利江
  「なぜっ!」
[竹林総元帥]黄龍道(おうりゅうどう)元帥
  「[神霊巫女]に説明しても無駄なだけだ。
   それより、こうしてはおれん。

   おっ、[白虎]が小僧を捕獲するようだが、まずはこの空間におるヤカラ共を始末してくる
   とするか・・・。 あの小僧はその後だ。」

                    V ズバっ☆ V

[神霊巫女]利江
  「えっ !? 
                     テレポート・・・? な、なぜあの人が・・・


   あっ!」  その時、こういちが凍りつく姿が利江の目に飛び込んできた。


 Ryuichi の蹴りを紙一重で交わし、自らも相手の顔目掛けた蹴りをお見舞いする和恵。
 それが交わされ、続いて繰り出されたパンチを左手の甲で受け流し、再び右足のハイキックを
 お見舞いする和恵!

和恵姉さん
  『フン、ハイっ! ハイーーっ!』

 それを屈んで避けた Ryuichi であったが、右足ハイが吹き抜けた後、続けざまに左足の後ろ蹴
 りをドテッ腹に食らう Ryuichi っ!
       ガシっ  サッ   ズボっ★
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「ぐほっ・・・・」

 そのまま後ろに数回転げ、片ひざで構える Ryuichi。
 和恵もスリットの横から左足を横に真っ直ぐ伸ばし、右足のヒザを曲げて右足荷重にて左手を
 前に、右手は肘を曲げて上後方に位置させ構えていた。
 その時、

      V ズバっ☆ V

 皆のいる場所からは少し離れたところに姿を現した黄龍道元帥。
 いかつい体格をしており、体系はザウバーよりも一回りデカい。
 黒いマントのような鎧? にも見えるモノを身にまとい、肩口には尖った形の突起物がある。
 顔は鎧の兜を被っているように見え、素顔は伺い知れない。 こちらにも尖った突起物がいくつ
 も出ている、そんな出で立ちだ。


和恵姉さん
  「えっ !? 」
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「なんだとっ !? 」

 突然姿を現した黄龍道元帥に目線だけを向ける二人。

ゾルダ
  「ほぅ、やつの方から来たか。」
スンチャ
  「なんだってっ!
   と、突然現れやがった・・・・・あいつは先程の・・・・。」

[竹林総元帥]黄龍道(おうりゅうどう)元帥
  「あっはっはっはっ!
   わしを出向かせるとは、面白いやつらだ。」

ゾルダ
  「やっと到着かい、待ちくたびれてたところだぜ。」

[竹林総元帥]黄龍道(おうりゅうどう)元帥
  「[水軍長]、下がっておれ。」
[水軍長](とう すいじゅ)
  「はは。」  ( 一瞬、リツコと目線を合わせた。 )
                          \ / ザブーン雫

 湖面からその姿を消した[水軍長]
 その姿を確認した後、辺りをゆっくりと見渡した黄龍道元帥。

[竹林総元帥]黄龍道(おうりゅうどう)元帥
  「さきほどよりも少し人数が減っているようだが・・・・。」
ゾルダ
  「人数は関係ねぇ。このおれが貴様を始末するんだからな。」

和恵姉さん
  ( あの元帥、瞬間移動が出来る
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  ( あのやろう、あんな能力も持っていやがるのか・・・ )

[竹林総元帥]黄龍道(おうりゅうどう)元帥
  「ほざけ。
   貴様ごとき肩慣らしにもならぬわ。」

ゾルダ
  「面白い、試してみるか?」
                     V ズバっ☆ V
     V ズバっ☆ V

 突然、黄龍道元帥の横に現れて強烈なパンチを見舞うゾルダっ!

    うりゃっ
           V ズバっ☆ V
                        V ズバっ☆ V
 だが、ゾルダが現れた瞬間に別の場所に移動した黄龍道元帥!
 見事にゾルダのパンチが空を切るっ。
                     V ズバっ☆ V
 直ぐに移動したゾルダ、今度は黄龍道元帥の後ろに現れ、鋭い蹴りを見舞うっ!
                            V ズバっ☆ V
                         V ズバっ☆ V
 だが、これも同じく移動して避ける黄龍道元帥!
             V ズバっ☆ V
                  V ズバっ☆ V
 ところが、ゾルダの直ぐ後ろに移動した黄龍道元帥だったが、ゾルダはそれを読みきり、さらに
 そのまた後ろに移動し、先程の蹴りの動きで蹴り抜いたっ!

ゾルダ
  「 うりゃゃゃゃっ!





第314話 [獣神]の力 -14 へ
(もしかしたらね)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月04日 16時05分33秒
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