283282 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

■ ドラマ 永久の彼方へ

■ ドラマ 永久の彼方へ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2008年09月03日
XML
カテゴリ:第三章 301 ~ 363 話
.
                       『 フンっ

 きばったザウバー、すると凍り付いているこういちの身体が浮き上がり、見る見るとこちらに
 近づいてきた。
         そして・・・   ゴト。

ザウバー
  「これでいいのか?」
ゆうすけ
  「ありがとう。。。」
広州明冥道 候流 侯 玉穂(こう ぎょくすい)
  「ど、どうやってここまで・・・?」
ゆうすけ
  「テレキネシス・・・・。
   物体浮遊術、念動力の物体移動です。
   こんな能力もこのザウバーは身に付けてしまいました。」
峨眉拳 棲 陽江(す ようこう)
  「す、すごいっ! 超能力ってやつあるか?」
ゆうすけ
  「まぁそんなところです。
   それよりザウバー、これを解かせるか?」
ザウバー
  「おれは何しに来たんだってんだ・・・・。
   溶かすのはお前らでやれ。 おれはあの[白虎]ってのと手合わせしてくるぜっ!」

 [白虎]をにらみ、今まさに出撃せんとしていたザウバー、

ゆうすけ
  「いいけどさ、けど、ザウバーが凍っちまったら、誰がお前を助けるんだ?
   凍ってる間にあの白虎に踏んづけられたら、あんたの身体は一環の終わりだぜ。」
ザウバー
  「縁起でもないこと抜かしやがって。」

 ザウバーの動きが止まった。 その時、


三獣神_白虎  『 GAOOOOOっ! 』

 突然吼えた[白虎]、すると背中から真っ白な翼が現れてそれが大きく広がり、そして羽ばた
 き始めた!

 『 彡バサン、彡バサン、彡バサン 』

峨眉拳 棲 陽江(す ようこう)
  「[白虎]、飛び立つっ!」

ゆうすけ
  「まっ、まずいっ! ザウバー、あれを停められるか?」
ザウバー
  「やってみらっ!」
               『 フンっ

 『 彡バサン、彡バサン、彡バサン 』

 大きく翼を広げ、崖から飛び降りるしぐさをする[白虎]であるが、今ひとつ飛び降りる決心
 がつかないように見える。

ゆうすけ
  「いいぞっ!」

 『 彡バサン、彡バサン、彡バサン 』

 そう、決心が付かなかった訳ではなく、ザウバーのテレキネシスが効いていて、飛ぶに飛べない
 状態だったのだ。

ザウバー
  「く、くそぉぉぉぉ、やろう・・・ち、力がありやがる・・・・」

 力んだ顔で踏ん張るザウバー。

ゆうすけ
  「がんばれザウバー、今あいつに飛び立たれてしまったら、被害が拡大してしまうっ!」

 『 彡バサン、彡バサン、彡バサン 』


三獣神_白虎  『 GAOOOOOっ! 』


 かなり嫌がるしぐさの[白虎]!

ゆうすけ
  「力比べだっ! スペック-3にガイザーの能力なんだぞっ!
   地面ごと持ち上げたガイザーに負けるなっ!」
ザウバー
  「簡単に・・・ ぬぉぉぉぉっ 言って・・・ くれやがってぇぇぇ!
   飛び立つ浮力を抑えるので精一杯だぜっ! 力が・・・ つ、強ぇぇぇぞあいつっ!」

 『 うぉぉぉぉぉぉぉっ 』

 きばるザウバー、[白虎]の周りの地面の氷もぐいぐいと沈み込む程だっ!
 その時、

         ピキピキピキ・・・・ パリーーン
 こういちを取り巻く氷にヒビが入り、そしてそれが勢いよく弾け散ったのだったっ!

館長
  「おぉっ。」
北方クンフー 李 チュンスク
  「な、なんとっ!」
峨眉拳 棲 陽江(す ようこう)
  「うそっ!」

ゆうすけ
  「こういち!」

こういち
  「く、くそ、油断したようだ・・・・」

 片ひざ姿勢のまま、動かずにしゃべるこういち。

ゆうすけ
  「ザウバーが、ここに運んでくれたんだ。」
こういち
  「あぁ、意識ははっきりとしていたから分っているよ。
   ザウバー、礼を言う。」
ザウバー
  「い、今はそれどころじゃねぇ・・・・ぬぅぅぅぅっ!
ゆうすけ
  「こういち、なんとかなんねぇのか?」
こういち
  「十分に休んだばかりなのに・・・・[力]が入らない・・・。」
館長
  「あれだけの[気]を一度に使ったんじゃ、無理も無かろうて。
   まだ動かん方がいい・・・。」
クンナ
  「こういち、肩を貸すよ。
   こんな時じゃないと助けることなんて、中々できないから。」
こういち
  「クンナか、ありがとう・・・助かる・・・。
   確かに、あれだけの[気]をぶちまけてまだ意識があるのが不思議なのかもしれない…。」
館長
  「気を失う睡眠のたびに体力を、[気]を蓄える器が大きくなっておるようじゃ。
   和恵殿も驚いておったぐらいじゃて。
   まぁ今は休まれよ。」
ザウバー
  「おぃ、こ、今度はこっちが持たないぞっ! このままなんて無理だっ!
   まだ上手く力を使いこなせんっ!」

 『 彡バサン、彡バサン、彡バサン 』


三獣神_白虎  『 GAOOOOOっ! 』


 [白虎]が大きく吼えたとたん、スパっとその姿が見えなくなったっ!

 \\\\ ズボッ! ////

ザウバー
  「おっと・・・・」

 [白虎]が居た地点が、ザウバーの[力]で、突然半径500mくらいが大きく陥没したのだ
 ったっ!
 力みを止めて、その場にしゃがみこむザウバー。

ザウバー
  「ふぅ・・・、とんでもねぇ力だ・・・・」

ゆうすけ
  「さすが闘将ザウバーだ、助かったよ。」
ザウバー
  「あの[白虎]は?」
ゆうすけ
  「姿を消したよ。
   恐らく[青龍]の時と同じ・・・。 様子見だったのかもしれない・・・。」
ザウバー
  「そ、そうか・・・・。 で、こういちは?」
館長
  「奥で休んでおられます。」
ザウバー
  「ならおれもここで少し休むわ。」

 両手両足を大の字に広げて地面に寝転ぶザウバー。
 そこへ峨眉拳 棲 陽江(す ようこう)が歩み寄り、自分のマントをひらりと脱ぎ去り、ザウ
 バーの身体にそっと掛けてあげていた。


 その横のゆうすけはというと、第二門に視線が釘付けになっていた。

ゆうすけ
  ( 第一門には青い龍、翼の生えた白いトラ、そして第二門の火の鳥。
    これらは[青龍]、[白虎]、[朱雀]、つまり[三獣神]を表わしているってことだ。
    するとこの第二門の目だけのって・・・・ )
館長
  「この第二門の目の彫り物は謎なんじゃよ。
   他のはすぐに[三獣神]と分るのじゃが・・・。

   ここの彫刻のことは、大少林寺館長録 には記されておらんのじゃ。」

ゆうすけ
  「[三獣神]以外のこいつはいったい・・・・。」





スーパースペック vs 黄龍道元帥 vs 殺流伝承者 へ
(やんだろ、おまえら)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2020年09月04日 16時09分26秒
コメント(0) | コメントを書く
[第三章 301 ~ 363 話] カテゴリの最新記事


PR

カレンダー

フリーページ

カテゴリ

日記/記事の投稿

コメント新着

謎のドラマ作者@ Re:第242話 番号+1 番号振りがダブリました・・・ (^^|||
★ 謎のドラマ作者 ★@ Re:第4-490話 番号+1 番号振りがダブリました・・・ (^^|||
★ 謎のドラマ作者 ★@ 和恵よ。 和恵姉さん 「こういち! なんか言った?…

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月

お気に入りブログ

もうひとつのBMW E4… non☆☆★さん

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X