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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2008年09月11日
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カテゴリ:第三章 301 ~ 363 話
.
 大竹林寺内では、

[神霊巫女]マーシャ
  「[白虎]は一端引き下がりました。」
[近衛軍長 補佐]チーラン
  「まさかあのザウバー、こういち助けるなんて・・・」

[神霊巫女]利江
  「彼は、自分でこういち君を倒したいの。 世界一になりたいのよ、実力で。
   その思いがとても強い人。 世界征服とか討伐そのものが目的ではない人だから・・・。
   ねぇチュウランさん、ところで私はどうすればいいの?
   このままあなたの捕虜ってこと?」
[近衛軍長]チュウラン
  「違う。 捕虜ではない。」
[神霊巫女]利江
  「私は・・・私はこの[能力]をここの人達のために使いたくない・・・。
   この[能力]は、こういち君の為に。
   だから私・・・、私はここに居ても役にたたないの。」
[近衛軍副長]トンコウ
  「ですから利江殿、そうは行かないのです。
   どうか心を開いて、素直に掟に従ってください。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「 ・・・・ 」
[神霊巫女]利江
  「いくら心を開けと言っても無駄よっ!
   今のが心を開いて考えた末の答えなの。 人類を滅ぼす[三獣神]に味方するここの人達
   なんかに!」

[近衛軍長 補佐]チーラン
  「利江、心を静める。
   チュウランとて世界を討伐するというオヤジ殿、黄龍道元帥の考えに反対!
   今しがたのやり取りを見ての通り。」

[近衛軍長]チュウラン
  「スウラン、利江 奥で休ませる。
   チュウラン、オヤジ殿にやることある、ここにいる。」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「はい。
      さ、利江、行こう。」
[神霊巫女]利江
  「え、えぇ。」

 この時チュウランはトンコウに見えないように立ち、スウランに自らの胸に手を押し当て、
 強く目で訴えるように合図したのだった。
                  それに応えて深くうなずくスウラン。
 そして二人がその場から出て行った。

[近衛軍長]チュウラン
  「トンコウ、ここの警備をもっと厳重にしろ。
   戦闘員の生き残りがまだおる。 再びここに忍び込むやもしれん。」
[近衛軍副長]トンコウ
  「はっ!」

 指示を受け、トンコウもこの場から出て行った。

[近衛軍長]チュウラン
  「マーシャ、オヤジ殿の戦いぶりをここに写せるか?」
[神霊巫女]マーシャ
  「どうでしょうか・・・、やってみます。」

 マーシャは、[探神霊石:源石球]に歩み寄り、念じるように手をかざし始めた。
 すると、[白虎]が去り、透明なガラス玉のような姿になっていた[探神霊石:源石球]が、
 ふわっと白くなり、その中から黄龍道元帥の姿が浮かび上がってきたのであった。

[近衛軍長]チュウラン
  「いいぞ、マーシャ。」
[近衛軍長 補佐]チーラン
  「見えてきた。」


 キリっと黄龍道元帥をにらんだゾルダ。

ゾルダ
  「まっ、これくらいやってもらわねぇと面白くねぇわな。」

 すくっと立ち上がり、衣服に付いたほこりを掃う。
                    ポン、ポン
ゾルダ
  「黄龍道元帥とやら、逃げるだけかと思えばちったぁ攻めもできるじゃないか。」
[竹林総元帥]黄龍道(おうりゅうどう)元帥
  「まだ肩慣らし程度で何を感心しておる。 くだらん。」
ゾルダ
  「肩慣らしか。 ふん、そうこなくっちゃな。」
[竹林総元帥]黄龍道(おうりゅうどう)元帥
  「強がるな。所詮お主らにはこのわしを倒すなど到底無理なこと。
   この大竹林寺創設以来最強のこのわしにはな。」

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「思い上がるな黄龍道元帥っ!」
[竹林総元帥]黄龍道(おうりゅうどう)元帥
  「ん? まだおったのか。」
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「何が最強だ。[三獣神]を復活まで見守る役目の貴様らに、強いも何もねぇんだよ。
   戦うのはこの陳南家の得意分野、何、高を括っていやがる。」
[竹林総元帥]黄龍道(おうりゅうどう)元帥
  「何も知らん小僧がほざくな。
   だが、先程[青龍]があの小僧に倒されてしまった・・・・。」

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「なんだとっ!」

和恵姉さん
  ( そう、こういちは倒したのね。。。 )
スンチャ
  「こ、こういちがあの[青龍]を倒しただって !! 」

[竹林総元帥]黄龍道(おうりゅうどう)元帥
  「それは思いもしなかったこと。
   少し[陳南家]の実力を甘く見すぎていたようだ。」
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「く・・・くそぉ・・・」
[竹林総元帥]黄龍道(おうりゅうどう)元帥
  「[青龍]が倒されて悔しがるのはこのわしとお主ぐらいだろう・・・。
   だがまだ他の[三獣神]は健在だ。
   その一体だけでも世界を全滅に陥れることのできる実力、案ずることはない。

   しかし、この地では[三獣神]始まって以来の出来事、そしてお前ら(ゾルダを指差す)や
   小僧共も想像を超えた能力を持っておるようだ。
   この時代、乱世と呼ぶにふさわしい。

   なれば、[三獣神]が蘇るのもうなずける。 この時代に、このわしもじっとはしておられ
   んわい。 この手で天下を掴み取る決心をした今、貴様らを放置する訳にもいかん。
   ひとあばれさせてもらうことにする。」


和恵姉さん
  「スンチャ、利江ちゃんは?
   確か先程誰かに連れて行かれてたわね。」
スンチャ
  「そ、それが・・・・」
和恵姉さん
  「どうしたの?」
スンチャ
  「チュウランが・・・・チュウランが・・・・」
和恵姉さん
  「チュウランって、あの大少林寺女性武僧第一号にしてあげた娘のこと?」
スンチャ
  「は、はい。
   その姉妹も大少林寺の武僧として入門してて、彼女たちと利江ちゃんを追って
   ここに来たのですが・・・・彼女達・・・・、
                     ここの大将の娘さんだったんです。」

和恵姉さん
  「なんですって!」

スンチャ
  「その三人が・・・利江ちゃんを連れて行ってしまいました。
   そのときゆうすけが・・・・あの三人の側なら大丈夫だよって・・・。」
和恵姉さん
  「ちょっと予期してなかった展開ね・・・。 そう・・・。
   いいわ、私は利江ちゃんを連れ戻しに行く。
                  あの三人はあのまま戦わせておきましょう。」
   スンチャ、あなたはリツコと一緒に行動して頂戴。
   リツコ、お願いね。」
リツコ
  「はい。」
スンチャ
  「は、はい。」



ゾルダ
  「なにごちゃごちゃ言ってる。 やんだろ、おまえら・・・・」

 黄龍道元帥、ゾルダ、そして Ryuichi の三人がそれぞれきつい眼差しで相手を見つめた。
 そして、
 開口一番、ゾルダが動いたっ!

ゾルダ
  「ならっ!」 
                      V ズバっ☆ V
                               ガシっ★

 突然横に現れたゾルダの蹴りを両腕でガッチリと受け止めた Ryuichiっ!

ゾルダ
  「ゴングは鳴ったぜっ!」
   V ズバっ☆ V
                      V ズバっ☆ V

 続けて素早く黄龍道元帥の元に瞬間移動したゾルダ。 黄龍道元帥も同時に瞬間移動をするっ!

  ガシっ★
            バシっ!


 黄龍道元帥は Ryuichi の背後に現れ、強烈なパンチをブチ込む!
 だが斜に身体を向け、肘で受け止めた Ryuichiはその肘から上をそのまま続けて黄龍道元帥の
 顔面に拳を叩き込んだっ!

   V ズバっ☆ V  『うりゃっ!』 彡ズゴっ★

 その瞬間になんとゾルダの蹴りが Ryuichi の背後から襲い、Ryuichi の身体を蹴り飛ばした!

[竹林総元帥]黄龍道(おうりゅうどう)元帥
  「うおっ」
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「くっ!」




スーパースペック vs 黄龍道元帥 vs 殺流伝承者 -2 へ
(出る・・・といっても)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月04日 16時11分56秒
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