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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2008年09月24日
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カテゴリ:第三章 301 ~ 363 話
.
   V ズバっ☆ V

 表に出たゾルダ。

ゾルダ
  「こっちは夜が明けてきたばかりか。 時間がちがうのかよ、時差ぼけになりそうだ。」

 辺りをキョロキョロとして、他の二人の姿を探している。
 朝焼けの清清しい柔らかい日の光に照らされ、辺りがにぎやかにキラキラと反射し始めてきた。

ゾルダ
  「な、なんだおい・・・一面が氷の世界じゃないか・・・・」

 そう、[青龍]が水浸しにしていた部分を、[白虎]の[力]により、一面が氷の世界へと変化
 しており、朝焼けと共にキラキラとした幻想的な景色をかもし出していたのであった。

ゾルダ
  「一体どうなっちまったんだ・・・?」

 その景色に不思議がりながらも見とれていたゾルダ。

ゾルダ
  「なんだあの大波の凍りつく姿は・・・・
   そうか、動く水が一瞬で凍りついた証ってことか・・・ どうやったらこうなるんだよ・・・。」

 その時、
          ドォーーン  ズカズカズカ

 遠くから争って起きている音が飛び込んできた。
 クルっと振り向き、

ゾルダ
  「おっ、やってるな。 あっちか・・・・」
                         V ズバっ☆ V



陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「くっ、やるな・・・」

 黄龍道元帥の気砲で飛ばされ、凍りつく木々を次々となぎ倒して止まった Ryuichi。
 立ち上がり、黄龍道元帥に向かって走り出そうとした瞬間、
                             ツルっ彡

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「うっ」

 凍りついた足元で急加速しようとした時に、足元が滑ってしまう。
 そこへ、
                 V ズバっ☆ V

[竹林総元帥]黄龍道元帥
  「ふんっ!」  ドォーーン

 突然後方に現れて、Ryuichi に再び気砲を見舞う黄龍道元帥。

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「ぐぉっ」  彡ズガズガズガズガ

 先程と同様に、放たれた気泡で凍りついた木々に全身を強打しながら飛ばされてしまう!

[竹林総元帥]黄龍道元帥
  「どおした、口ほどでもないな Ryuichi。 貴様の自慢のスピードもこの氷着いた世界では
   死んだも同然。 楽しませてくれるのではなかったのか?」

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「く・・・、言わせておけば・・・」

 と、その時!
              V ズバっ☆ V

ゾルダ
  「あらよっと。」
            ズコーーーン★
[竹林総元帥]黄龍道元帥
  「ぬぉっ」
          彡ひゅ~~

 突然現れたゾルダの飛び蹴りを食らい、宙を舞う黄龍道元帥の身体!
 隆起して凍って出来た波間に激しく激突し、破壊したのちに止まった。

                \|/ ズバーーン

[竹林総元帥]黄龍道元帥
  「くそ、ややっこしい戦場だ・・・。」
ゾルダ
  「お前ら二人だけで楽しませてやるものか。 ゾルダ様、只今参上だぜ♪」

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「きたか・・・」

 だがその時、 Ryuichi の膝がガクンと抜け、氷の上に四つんばいの姿で倒れこんだっ!

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「うぉっ  ・・・・こ、こんな時に・・・・」

 Ryuichi もまたこういち同様に力の使い過ぎによる疲労で、突然の脱力感に見舞われたのだった。

[竹林総元帥]黄龍道元帥
  「ふん、まだ小童のぶんざいで大きな力を使うからだ。
   そこのデカいの、いい気になるなよ。 所詮貴様など、虫けら同然なのだからな。」

 倒れていた姿勢からもっそりと立ち上がる黄龍道元帥。

[竹林総元帥]黄龍道元帥
  「今に目にモノを見せてやる・・・・」



  ~
    ~

 そのころ、大竹林寺本堂の黄龍道の間では、[近衛軍長]チュウランが上座奥にある神棚に向か
 ってなにやら祈りを捧げていた。
 その後方で利江とスウランに声を掛けに行って戻ってきていた[近衛軍長 補佐]チーランがそれ
 を見守っている。

[近衛軍長]チュウラン
  「□×%$△÷#・・・・」

 しゃがみこんだ姿勢で片腕を顔の前にかざし、手の平を自分に向け、そして親指以外の指を揃え
 て小声でブツブツと何かを唱えている。

 時折その手の平を、神棚の両サイドにある剣山のようにトゲトゲしい水晶らしき幾本もの柱に向
 かって差し向ける。 こんな動作を幾度も繰り返していた。

 そのとき、

[近衛軍副長]トンコウ
  「チ、チーラン近衛長補佐、大変でございます。」

 小声でチーランの耳元で伝えるトンコウ。

[近衛軍長 補佐]チーラン
  「どうした。 今は大切な儀式の真っ只中だ・・・。」
[近衛軍副長]トンコウ
  「すいません、それが例の連中が再び本堂に忍び込み、暴れている様子。
   我ら近衛兵では刃が立ちません。」
[近衛軍長 補佐]チーラン
  「やつらがここへ?
   そうか分った。お前達では彼らの相手は無理だ。 チュウラン今動けん。
   チーラン行く。案内しろ。
                シャーク、俊、付いてまいれ。」
[近衛軍副長]トンコウ
  「はっ!」
[水軍長](とう すいじゅ)
  「承知っ!」
[土軍長]杜 土俊(と どしゅん)
  「了解っ♪」




第319話 スーパースペック vs 黄龍道元帥 vs 殺流伝承者 -4 へ
(お前達、さがれ)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月04日 16時15分47秒
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