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2008年10月22日
カテゴリ：第三章 301 ～ 363 話
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi （ な、なにをおっぱじめやがったんだ・・・。 竹林総元帥、やつは［三獣神］の監視役じゃなかったのか・・・？ 何だこの異様な［気］は・・・ ）
雷を伴いながら天を覆っていたドス黒い雲は、さらにその厚みを増し辺りを暗闇へと誘って いる。 やがて太い２本の稲妻が、黄龍道元帥の広げた手の平めがけて落雷したっ！  ピカっ ドスーーーン！地響きを伴うモノ凄い落雷っ！ 峨眉拳 棲 陽江（す ようこう） 「きゃーーーっ！」 クンナ 「うわっ」 ゆうすけ 「うっ」 思わずしゃがみこむ者もっ！ 少林拳 師範 秦 岱明（しん たいめい） 「落雷っ !?」 広州明冥道 候流 侯 玉穂（こう ぎょくすい) 「突然のこの天候・・・。」 広州明冥道 候流 候 玲訓（こう れいくん） 「うむ、物凄い稲光と轟音だ。 こいつが避雷針となればいいのだが・・・・」 シャキーーン  シャキーーン『ハっ！』 両端を出し、第二門に向かって走り出して屋根にジャンプ一番飛び上がった。 そしてその屋根に剣先側を突き刺したのであった。 タッタッタ ピョ～ん グサっ！ ゆうすけ 「みなさん、この観客席の裏側に避難してください。 こういちが・・・、こういちが安全な場所に避難したした方がいいと・・・。」 少林拳 師範 秦 岱明（しん たいめい） 「陳南家 南流伝承者 殿が避難しろと !? 只事ではないな・・・・。 みんな、急いでゆうすけ君の言う場所に避難してくれーーっ！」 北方クンフー 李 チュンスク 「分りました。」 我流拳 樗 敬雲（ちょ けいうん） 「あい分かった。」 外家形意拳 疎 云南（そ うんなむ） 「わかったある。」 甲賀忍術 影鬼 「ほれ、お主もこっちゃに来るでござる。」 ［月光軍長］曹 富夜（そう フウヤ） 「くっ、おれに指図するなっ！ そのくらい自分で歩けるっ！」 （ こ、これは・・・・気象による変化ではない。 だとすると黄龍道元帥様が？ しかしなんなんだ、この荒れ狂った雷は・・・・ ） ピカっ ドスーーーン！黄龍道元帥の広げた手の平めがけて落雷した２本の稲妻は、そのまま消えることなく手の平に 張り付いたまま黄龍道元帥と天空の雲とを、結ぶ架け橋にでもなっているかのようだ。 ジリジリ と踊り狂う稲妻！陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「なにを・・・何をおっ始める気でいやがる・・・・」 バチバチと音を立てて、黄龍道元帥の身体中に電気がほどば散る。 そして一瞬の閃光と共にっ！ ズドォーーーーンっ！ 爆音と共に、黄龍道元帥の身にまとっていた鎧らしき着ぐるみが木っ端微塵に破裂したっ！ 破裂音と共に、稲妻が消え去る。 すると、黄龍道元帥の身体が3倍近く巨大化しており、稲妻から［力］を充電したかのように、 時折 ビリっ ビリっ とあちらこちらから放電する姿が。身体は黄金に変化し、筋肉隆々の肉体。 時代を感じる、そうギリシャ神話に出て来る神々が身にまとっていた衣を身に付けて・・・。 ゾルダ 「なんだありゃ・・・・」 唖然とするゾルダ。 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「き、聞いてねぇぞ・・・・黄龍道元帥が覚醒するなんて・・・・」 ［竹林総元帥］黄龍道元帥 「ふっふっふっふ。 この方がずっと楽だな。 どれ、」 ゆっくりと左手の平を Ryuichi に向けて、 『フンっ！』 ＜≡≡≡ズボォォォーーンっ！ 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「なにっ！」 ぶぉっ 先程 Ryuichi が食らった［気砲］を放った黄龍道元帥だが、その巨大な［気］に対して動物的 な感で［気］を目一杯上げ、両腕を顔の前で伸ばして防御する Ryuichi。 だが・・・・ 彡彡彡＝＝＝＝＝＝＝＝＝『うぉぉぉぉぉぉっ！』 身体は守れたようだが、その圧倒的な力強い［気］に、身体ごと吹き飛ばされたっ！ 枯れ葉が風に舞うように氷上を転げ、力を振り絞った［気］も疲労のため続かずに止んでいた。 黄龍道元帥の放った［気砲］の通過した軌道には、氷もものの見事に吹き飛んで、奥深くの地面 が露出していた。 なんという威力・・・・。 ［竹林総元帥］黄龍道元帥 「ほんの と息 ほどの［気砲］であるが、中々のモノだな。」 ゾルダ 「お、おい・・・・ あれが加減した［気砲］だとっ !! 」 Ｖ ズバっ☆ Ｖ ゾルダ 「ア、アニキ！」 ザウバー 「中々のバケモノらしいな・・・・。」 ［竹林総元帥］黄龍道元帥 「おい、Ryuichi。 わしのこの姿を見て［覚醒］と思うたか。 あまいのぉ～。 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「 ・・・・ 」 うつ伏せに倒れたまま動けない Ryuichi。 ［竹林総元帥］黄龍道元帥 「そしてそこのゴチャゴチャとほざいていた貴様。」 ゾルダをギロっとにらむ。。 ゾルダ 「ぬっ・・・」 ［竹林総元帥］黄龍道元帥 「わしの今の姿に驚くのはまだ早い。 ほんの準備段階に過ぎんのだ。 貴様らが先程説明していたスペック－２だかと似たものと だけ話をしておこう。 わしが着ていた鎧、あれはわしのこの力を封印するための密閉容器よ。 それが解き解かれた今、ようやく普段のわしでいられるということだ。 締め付けが無く、楽チンで快適よの。 アっハハハハ。」 今ここに、封印を解き放ち本来の姿に変化した黄龍道元帥が仁王立ち。 不適な笑みを浮かべた高笑いが辺りにこだました。 （準備中でも休業中でも構わねぇがよ） ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2020年12月15日 16時27分06秒
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