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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2008年11月19日
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カテゴリ:第三章 301 ~ 363 話
.
└└└ドッコォォォォォン┘┘┘

   ムカッズバンっ!



 猛烈な嵐の中にいるような強風を受け、皆が一斉に目を開けた。
 そして飛び込んできたのは、巨大なオーラに身を包み黄龍道元帥が放った最後の[気砲]
 を片ひざ姿勢で空に向かって弾き飛ばしたこういちの姿であった。

       ヒュン、ヒュン、ヒュン…

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「ま、まったく・・・・なんてやろうだ・・・・」

 本堂で[探神霊石:源石球]を通して見ていた利江達も、

[神霊巫女]利江
  「こういち君♪」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「やるぅ~♪」
[近衛軍長]チュウラン
  「凄い・・・、さすがだ・・・・」

  \|/ズボーン!
           ズボーン\|/

 なんと、天に向かった[気砲]以外は、大地の地形を大きく変えながら音を立てて炸裂っ!
 立ち並ぶ山々がものの見事に吹き飛ばされ、逆に大地には大きくえぐれた谷間が通過した軌道
 全てに造られていた。
 辺りの凍っていた氷も、吹き飛ばされて地面が顔を見せていた。

 顔を両手で覆っていた二人も、

ゾルダ
  「うぐ・・・・」  言葉を飲み込むゾルダ。
ザウバー
  「くっ・・・。」

 目を細めてこういちと、変わり果てた大地を見渡すザウバー。

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「疲れていたとは言え、オ、オレでは弾けなかった[気砲]を・・・・
   それも特大のを・・・・。
                だが・・・・」

 そう、Ryuichi の心配することがこういちの身に起きていた。
 片ひざ姿勢から[気]が止み、そのまま前に崩れ落ちるこういち。

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「こういちは[三獣神]との戦いの後、あれだけの[気]の放出はきついだろう・・・。
   ここまでやれたのが不思議なくらいだ。 まったく・・・」

 Ryuichi は寝そべったまま、左の片肘だけで身体を起こしてその様子を伺っていた。

[神霊巫女]利江
  「ちょっと、こういち君! どうしたの !? 」
[近衛軍長 補佐]スウラン
  「こういちが・・・倒れた・・・」
[近衛軍長]チュウラン
  「 ・・・・ 」

タロ
  『 Coo・・・・ 』



ゾルダ
  「やられたっ!」
ザウバー
  「違う、疲労で力が入らねぇんだよ・・・。
   このままぢゃ皆殺しになる。 やるしかねぇかよ・・・・」

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「こんな休憩程度では回復もあったもんじゃねぇが、このままではやられる・・・
   くそ、やってやるか・・・」

 もっそりと立ち上がり、目を細めて黄龍道元帥をにらむ Ryuichi。
 そして同様に腹を据えたザウバーとゾルダも背筋がシャキっと伸びた。

[竹林総元帥]黄龍道元帥
  「弾きおった・・・・。 なんという小僧だ。
   にしてもこの力、いいぞ。

   ほぅ? くたばり損ないどもが・・・いい目付きに変わったではないか。
   なら息の根を止めてくれるわっ!
   まずはじゃまなこの小僧からだっ!!  それっ!」
             <==ズゴーン  

 手元から、倒れて動けないこういちに向かって、先程の[気砲]を放つ!
 その時、
        V ズバっ☆ V 
                        V ズバっ☆ V 
 ザウバーがこういちの横に現れ、こういちを抱きかかえて再び瞬間移動で連れ去った!
          \|/ズボーン!
 そして、

ゾルダ
  「ふんっ!」  拳を下に向けて強く付き下げたゾルダ。
[竹林総元帥]黄龍道元帥
  「うおっ・・・・」
               ZZ ズズンっ

 黄龍道元帥の動きが止まった!

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「今だっ! くらえっ!

 立ち上がっていたRyuichi、眉間にシワを寄せ、両手の拳を強く握ると、

ぶぉっ


 突然 激しくオーラが放出されたっ!
 地を這うような巨大な爆風が波紋の様に見る見ると広がるっ!
       ゴゴォォォ
 大地広がる密林の木々が根こそぎに次々とふっ飛んでいくっ!
             メリメリ・・・ ズボズボ

 両手を大きくグルッと回し指先を広げた右手を脇に置き、下から左手で支える形から掛け声と
 共にその腕を強く前に突き出したっ!


  殺流 衝撃波っ! 」

   <<ズボーーーン!≡≡≡≡≡


ズボーーン緑




ザウバー
  「容赦せん、食らえっ!
    ワイド・ギガ・ファイヤーーっ! 」

ワイド・ギガ・ファイヤー


      ぶぉぉぉぉっーーっ!


 2方向から同時に放たれた凄まじい[気砲]と[炎砲]が、ゾルダの念動力で動けなくなって
 いる黄龍道元帥めがけて一直線っ!

 そして、





ドッカーーン


 大音響と共に、爆発する火柱が上がるっ!




第328話 覚醒 黄龍道元帥 -7 へ
(タフなおじさんだこと)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月04日 16時44分46秒
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