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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2009年02月25日
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カテゴリ:第三章 301 ~ 363 話
.
陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  ( な、なんだこの感覚は・・・。 )

ザウバー
  「むっ !? 」
ゾルダ
  「っん !?

 戦闘中のこの3人もその異様な空気の流れを察知し振り返って見ていた。








                    





 雷を伴いながら天を覆っていたドス黒い雲は、さらに激しい流動を起こしている。
 雷鳴をとどろかせていた天空から、以前のように太い2本の稲妻が、黄龍道元帥の広げた手の
 平をめがけて二筋の落雷を起こしたっ!

  ピカっ ドスーーーン!
      ピカっ ドスーーーン!

 地響きを伴うモノ凄い落雷っ!


峨眉拳 棲 陽江(す ようこう)
  「きゃーーーっ!」

クンナ
  「うわっ」
ゆうすけ
  「うっ」

 思わずしゃがみこむ者もっ!

少林拳 師範 秦 岱明(しん たいめい)
  「またもや落雷っ !?
広州明冥道 候流 候 玲訓(こう れいくん)
  「・・・・」
北方クンフー 李 チュンスク
  「気分が悪くなる・・・」
我流拳 樗 敬雲(ちょ けいうん)
  「どうなってしまう・・・」
外家形意拳 疎 云南(そ うんなむ)
  「なんと言う空気あるか・・・」

甲賀忍術 影鬼
  「世紀末・・・」






  電撃大 ピカっ ドスーーーン!



 黄龍道元帥の広げた手の平めがけて落雷した2本の稲妻は、そのまま消えることなく手の平に
 張り付いたまま天空の雲と、黄龍道元帥とを結ぶ架け橋にでもなっているかのようだ。

 電撃大 ジリジリ電撃大 と踊り狂う稲妻!


 そして、

    電撃大 ズドォーーーーンっ! 電撃大


 爆音と共に、黄龍道元帥の黄金の身体、筋肉隆々の肉体。これらが更に輝きを増し、身体の輪郭
 の二周り大きく身にまとったエネルギーのオーラ。 そのオーラが金色にメラメラと輝き、そし
 てその中から、瞳の無い二つの吊り上がった目だけがブラックホールの如く黒く辺りを見据えて
 いた。


和恵姉さん
  「 くっ・・・・ 」

 厳しい目線を、その覚醒した黄龍道元帥にぶつける和恵。


[竹林総元帥]黄龍道元帥
  「ふっふっふっふ。
             あぁっはっはっはっはっ
   見よ、我のこの姿、究極の黄龍道元帥を。
   そして、世紀末の覇者となり、この地球を支配するこの身体を!
   これが、貴様らをも虫けら同然とする絶対的な姿なのだ。」


和恵姉さん
  「やはり・・・やはりあの目の正体は覚醒後の・・・」

[竹林総元帥]黄龍道元帥
  「ほぅ、気が付いたか。」

ゆうすけ
  「あの目・・・・
                 !! 」

 突然、総本山第二門に向かって走り出すゆうすけ。 そしてたどり着くと、

ゆうすけ
  「この目、この目だっ!
   こいつは、あの覚醒した黄龍道元帥を示唆していたんだっ!」
館長
  「なんですとっ!」

 慌ててゆうすけの元に駆け寄る館長と師範。
 そして第二門の目の彫刻をまじまじと見るなり、

少林拳 師範 秦 岱明(しん たいめい)
  「た、確かに! この彫り物の目とそっくりだっ!」

ゆうすけ
  「ここに彫られているということは・・・・」

[竹林総元帥]黄龍道元帥
  「 あぁっはっはっはっはっ
   教えてやろう。
           覚醒した我が身体、またの名を・・・


       [四獣神]四獣神_玄武 という。」


ゆうすけ
  「つまり4匹目、「玄武]ってことだ・・・。」

館長
  「[四獣神]玄武とな !!! 」
少林拳 師範 秦 岱明(しん たいめい)
  「三獣神・・・ではなく、[四獣神]だとっ !? 」

館長
  「ここ総本山の建設当時のことは 館長録 にも記されておらん。
   だが、ここに来山しこの門を見て誰でも分るのは、三獣神。そしてこの目の存在。

   さらに[三獣神]を祭ってある青龍湖・白氷山の鍾乳洞・赤炎山、これらには[三獣神]の
   [青龍]、[白虎]、[朱雀]を祭る神社があるのは良く知られておる。
   そしてその中心にそびえているのが竹林山じゃ。

   なぜ、その竹林山を囲むように祭られておるのかは不明じゃが・・・。」

ゆうすけ
  「そしてそこに居た大竹林寺の部隊は、[三獣神]と[探神霊石:源石球]を守るために生存
   していたと分ったのは極最近・・・。

   まさか、守る・・・のではなく、[四獣神]という枠組みの中では、共に仲間であった・・・
   ということなのか・・・。」


四獣神_玄武[竹林総元帥]黄龍道元帥
  「この玄武にまつわる話は、外部には漏らしておらん。
   したがって、噂も伝説も何も存在すらしておらぬ。 今日まではな。」





第341話 絶望、そして -10 へ
 (勝手なことを)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月07日 11時01分13秒
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